南紀熊野・奇岩をめぐる旅
2023.11.202021年12月17日
みなみ信州・観音様と道祖神
1人歩きは楽しい! 2人で散歩もうれしい!
自然の中にいるとリラックスするのはなぜでしょう。はじめての場所では、新しいことを発見したり、ウキウキとドキドキしたりの連続です。「あっ、あそこに石仏が!」今回は、長野県下伊那郡阿智村・清内路で、観音様に会いました。
ひとり楽しくウキウキと、清内路【観音山公園】をめざす
三十三観音が、長野県下伊那郡阿智村・清内路の【観音山公園】にあると知ったのは、最近です。「遠くはないし、おもしろそう!」と誰にも言わず、1人出かけました。
昔、清内路と飯田市・山本を結ぶ街道(梨野峠)の安全を守っていましたが、今は、観音山公園に集められているといいます。
地図を見て、このあたりに違いないと、わき道に入りました。だんだん道幅が狭く、よけ合いは難しいと思いながら進みます。対向車が来ない事を願いつつ。
後になれば、長くない道のりでしたが、知らない道は長く感じます。空き地に車を置いて、看板を見ると、『登山口』の文字が……。
あれれ、登山なんて今の私にはムリ、準備もない! ところが、よ~く見れば登山口ではなく、東登口 でした。
右へ行くとすぐに【観音山公園】につきました。思わず「わあ!スゴイ」と歓声をあげます。
お地蔵様、こんにちは。ところが……‼
「お地蔵様、こんにちは」と声をかけ、いくつかの観音様を拝みます。
ホッとしたのも、つかの間、何か音が聞こえます。誰もいないのに、おかしいな? 風かな?
スマホに替えて日も浅いですが、連絡くらいはできます。そうだ、連絡が必要になるかもしれないと、ウエストポーチを見てみると。
ガ~ン! “忘れんぼ大将” 健在。肝心のスマホを置いてきてしまいました。
ひとりぼっちの山の中、何か音がする、スマホはない、人家から離れている。ヒヤ~っとして、にわかに恐ろしくなってきました。
ひとりは、楽しい! 景色は独り占め
大丈夫、大勢の観音様が守ってくださる。その時はその時、と覚悟を決めます(大げさかな)。
仕方ない。とにかく、ケガをしないように気をつけよう。反対方向を見ると、下に集落が見えました。
ドウダンツツジが目に鮮やか。独り占めだ !
そうだ、観音様の花立に何か挿してあげよう。秋色に染まったススキや木の葉が美しい。
花といえば、鐘つき堂に美しい赤い実と、横にミツバツツジが咲いていて驚きました。ツツジは、来春咲けるの? と気にかかります。
野の観音様、とてもステキでした。
晩秋の【もみじ湖】 2人も良い!
別のある日、夫が【もみじ湖】へ行くと張り切っています。もう時期も遅いというのに。通称もみじ湖は長野県上伊那郡・箕輪ダムです(みのわダム)。
「ほらね、やっぱり時期が遅かったでしょう」といいつつ、初めての【もみじ湖】、少し歩きました。
すると、今度は【道祖神】を2組見つけました。
こちらは仲良く手をつないでいるようです。
文句を言わず、出かけた方が良いですね。もみじ湖は、今年(2021年)10万人以上も人出があったそうです。
そうそう、【もみじ湖】からの帰り道、大きな桜の下に、伝説の物語がある『お地蔵様』を偶然見つけました。
桜の咲く頃が楽しみです。今度はスマホも忘れずに! 1人でも、2人でも、満足しました。観光地でなくても、身近な自然の中に幸せを見つけられます。
観光地でないからこその、景色独り占め。お気に入りを見つけてみてはいかがですか?
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