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- 南紀熊野・奇岩をめぐる旅
2023年10月下旬、紀伊半島南部の奇岩を巡る旅をしました。「南紀熊野ジオパーク」としてユネスコにも認定されている一帯です。「神倉神社」のゴトビキ岩や「花の窟(いわや)」の巨大なご神体は、パワースポットとしても知られています。
「古座川の一枚岩」でジビエを味わう
まず訪れたのは、古座川沿いにそそり立つ「古座川の一枚岩」。のけぞって見上げなければならないほどの巨岩なのですが、「一枚」の名のとおり平坦な形をしています。
2022年にはこの一枚岩をスクリーンとした「大地を見上げる映画祭」が行われました。

よく見ればすぐ近くにもたくさんの魚たち
時がゆったりと流れる風景です
「道の駅 一枚岩 モノリス」ではジビエ料理を味わうことができます。クセがなく、でもジビエの風味は残っていて、とてもおいしくいただきました。
冒険者の気分「滝の拝(たきのはい)」
「一枚岩」の次に向かったのは、異界のような風景が広がる「滝の拝」。
大小さまざまなポットホール(岩穴)があり、橋の上から見下ろすだけではなく、実際に岩の間を歩くことができます。


古代の神域「神倉神社」
熊野速玉大社の末社、「神倉神社」。源頼朝が寄進したと伝わる、500段を越える石段を登った先にある「ゴトビキ岩」がご神体です。
お社を覆うように横たわる奇岩は、熊野大神が一番最初に降臨された聖地だと言われています。
パワースポットとして紹介されることも多い場所です。
石段はかなり急で、始めは手をつかなくては登れないほどですが、登り切った先の風景は素晴らしく、苦労した甲斐がありました。

大迫力!「那智の滝」

次に訪ねたのは、那智勝浦町にある「飛瀧神社」です。那智の滝がご神体となっており、滝近くの舞台に立つと、細かな飛沫が飛んでくるのがわかります。
しん、と冷えた大気の、清浄な空間です。


日本最古の神社「花の窟(いわや)神社」
紀伊半島をぐるりと北上、三重県に入ります。
「花の窟神社」は日本最古の神社。国産みの女神・伊弉冊尊(イザナミノミコト)が火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産んだため、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵です。


生まれたばかりの火神・軻遇突智尊は激高した父に切り殺されてしまいます。
辛い神話の伝わる地ではありますが、境内は穏やかで、ご神体の大岩からは、何もかも包み込むようなおおらかさを感じました。
伝説の「鬼ヶ城」
「花の窟神社」から海岸沿いを車で数分、熊野灘に面して壮大な奇岩の数々が現れました。
深い瑠璃色の海に秋の陽が反射して、気持ちがすうっと大きく広がるような風景です。

この場所には平安時代初期、ここを根城にしていた海賊・多娥丸(たがまる)を坂上田村麻呂が討伐した、という「鬼ヶ城伝説」が残っているそうです。
南紀の奇岩巡りでは、ここでしか見られない空の色、海の色も印象的でした。
自然と信仰の満ちる国、熊野。心をリフレッシュするために、再び訪ねたいと思える場所でした。
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