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昨年(2022年)5月、一人暮らしをしていた実家の母が亡くなり、弟と遺品の整理をしました。その時、一番難儀したのが、押入れの奥から出てきた段ボール箱いっぱいの写真です。
よみがえった懐かしの写真たち
表紙が変色したアルバムには、無数の白黒写真が貼られていました。
セーラー服姿ではにかむ母や、和服をきりりと着こなして庭に立つ祖母、体育教師をしていた祖父の笑顔もありました。
もう一冊は父のアルバムで、いがぐり頭のやんちゃ坊主がニッと歯を出してこちらを見ているかと思えば、成長した彼がサッカーボールを手にゴール前に立つ雄姿も。
他にも整理されていない写真が段ボール箱いっぱいに入っていて、若かりし頃の叔父や叔母、まだ赤ちゃんのいとこたち、幼い私や弟もいて、たくさんの時間がいきなりわっと押し寄せてきたような感じがしました。
処分するか否か
「姉ちゃん……これ、どうする?」
「う~ん……」
たくさんの写真を前に、弟も私もしばし呆然。片付けなくてはならない物は他にも山のようにあり、処分するのが一番だとわかってはいるのですが、箱の中からはたくさんの目が私たちを見ています。
とりあえず、「写真の中の人と目が合ったものだけ」をざっくり選び、最後には小さな紙袋一つ分だけを残すことにしました。
写真のゆくえ
せっかく持ち出した写真を、また押入れの奥にしまいこみたくはない。そう思った私は、古い写真を1枚ずつスマホで撮り、Googleフォトでアルバムにまとめることにしました。
白黒写真の風合いを活かすため、写真は濃い色の机に置きます。蛍光灯があたると反射して色が飛んでしまうので、部屋の片隅で撮影。くっきりと見えるよう、撮影時の光量は心持ち落とし気味に。
正直なところ、1枚ずつ写真に撮るのはとても根気の要る作業でした。私は一日5枚と決めて、こつこつ進めていきました。
動き始めた時間
Googleフォトにまとめたことで、懐かしい写真を弟と共有することができ、お互いにコメントを入れて楽しめるようになりました。
また、スマホで「家族 アルバム」と検索すればすぐに写真を呼び出せるため、親族で集まった時など、写真をよすがに思い出話に花を咲かすこともできます。
現代のデジタルの力を借りて、すっかり止まっていた古い写真の時間がまた再び動き始めました。亡き父と母も、より身近な存在として感じています。
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