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公開日:2024年05月20日
QOLを下げる過活動膀胱の治療法&サポートグッズ!
「おしっこが我慢できない」「尿意を感じてからすぐに漏らしてしまう」など、過活動膀胱はQOLを低下させる要因にもなるため、症状セルフチェックや治療法などを知っておきましょう。尿道の締まりに関係する骨盤底筋の意識付けができるグッズもご紹介!
「おしっこをしたくなると我慢できない」「急に尿意を感じ、トイレに行くまでに漏らしてしまう」などの症状はありませんか?
このように、突然我慢できないほどの強い尿意が起こることを「尿意切迫感」といいます。
尿意切迫感は、「過活動膀胱」の主な症状です。まずは過活動膀胱とはどのような病気なのか、症状や原因などについて詳しく解説します。
「過活動膀胱(OAB:Overactive Bladder)」とは、尿意切迫感を主症状とする病気です。
頻尿(1日8回以上トイレに行く)や夜間頻尿(夜間に2回以上トイレに行く)の症状を伴うことが多く、切迫性尿失禁(我慢できずに尿を漏らしてしまう)を伴うこともあります。
通常、腎臓で作られた尿は膀胱にたまり、適量に達すると膀胱にあるセンサーが働いて脳に信号が送られ、脳からはトイレに腰を下ろすまで尿が出てしまわないように指令が出されます。
しかし膀胱の神経が過敏になっていると、尿が十分にたまる前に勝手に膀胱が収縮してしまい、突然強い尿意を感じるようになるのです。
ただし、膀胱炎や膀胱がん、尿路結石などによって過活動膀胱が生じている状態は含みません。それ以外で尿意切迫感がある場合のことを、過活動膀胱と呼びます。
過活動膀胱は、性別に関係なく若い世代から高齢者まで幅広い年代に起こりますが、特に40歳以上は注意が必要です。
日本排尿機能学会の「排尿に関する疫病的研究委員会」が実施した調査を基にした推計では、40歳以上の過活動膀胱有病者は810万人にのぼるという結果が出ています。
40歳台は女性の方が有病率が高く、50歳以上は男性の方が高いことや、尿意を我慢できずに漏らしてしまう尿失禁の症状を伴う人が430万人いることなどもわかっています。
また、受診率は男性と比べて女性が著しく低く、年齢にかかわらず10%前後もしくはそれ以下であることもわかっていますが、過活動膀胱はQOL(生活の質)を低下させたり、低活動膀胱(膀胱の収縮力が弱く、尿をうまく出せない)原因となるため、疑わしい症状があるときは一度受診しましょう。
過活動膀胱の原因は一つではありません。原因を特定できないケースもありますが、以下のような病気が原因となって起こることがあります。
過活動膀胱には、脳や脊髄の疾患などによる神経性のものや、骨盤臓器脱などの骨盤底筋障害や加齢による膀胱機能の低下で起こる非神経性のもの、明らかな原因のない突発性のものがあります。
女性の場合、加齢による女性ホルモンの低下も原因の一つです。
女性ホルモンのエストロゲンは、尿をためておく蓄尿機能に影響しているといわれているため、更年期以降の女性は特に注意しましょう。
過活動膀胱かどうかは、症状質問票をチェックするだけで調べられるため、まずは以下のセルフチェックをしてみることをおすすめします。
ただし、これはあくまでもセルフチェックです。チェックの結果、問題がなかった場合でも、気になる症状や不安なことがあれば、医師に相談しましょう。
7回以下:0点
8〜14回:1点
15回以上:2点
0回:0点
1回:1点
2回:2点
3回以上:3点
なし:0点
週に1回より少ない:1点
週に1回以上:2点
1日1回くらい:3点
1日2〜4回:4点
1日5回以上:5点
なし:0点
週に1回より少ない:1点
週に1回以上:2点
1日1回くらい:3点
1日2〜4回:4点
1日5回以上:5点
これらのチェック項目は、過活動膀胱症状スコア(OABSS)によって構成されています。
Q3が2点以上で全体の合計点数が3点以上の場合は、過活動膀胱の可能性があります。全体の合計点数が5点以下だと軽症、6〜11点だと中等症、12点以上は重症だと考えられるため、該当する場合は泌尿器科やウロギネ外来(婦人科と泌尿器科の中間の診療科)を受診しましょう。
なお、急に強い尿意を感じてトイレに駆け込んでも間に合わない、力を入れていないのに尿が漏れる場合、もしくはQ4の点数が2点以上の場合は切迫性尿失禁の可能性があります。
また、咳やくしゃみ、笑ったとき、重いものを持ち上げたときなど、お腹に力を入れると漏れてしまう場合は腹圧性尿失禁の可能性があるでしょう。
過活動膀胱は症状に基づく病気であるため、どのような自覚症状がどのくらいあるかが非常に大切です。
「おしっこが我慢できない」などの尿意切迫感の症状があれば、過活動膀胱である可能性が高く、頻尿や切迫性尿失禁の症状を併発していれば、より高い確率で過活動膀胱と診断されます。
過活動膀胱が疑われる場合、泌尿器科などの医療機関では他の病気と見分けるために、問診のほかにもさまざまな検査を行って診断を確定し、治療を始めます。では、具体的にどのような検査と治療を行うのでしょうか。
ここでは、過活動膀胱の検査と治療について詳しくご紹介します。
過活動膀胱は、問診のほかに以下の検査を行って診断を確定します。
過活動膀胱は、膀胱炎や膀胱がん、尿管結石、膀胱結石などではないと確認できて初めて診断される病気であるため、自己判断せずにきちんと受診して検査を受けましょう。
過活動膀胱には、主に薬物療法が行われます。それに併せて膀胱訓練や骨盤底筋体操などを行うとさらに効果的です。
ここでは、過活動膀胱の治療について詳しくご紹介します。
過活動膀胱の治療として一般的なのは薬物療法です。薬によって膀胱の神経が過敏になった状態を緩和させます。
過活動膀胱の治療薬として使用されるのは、膀胱の収縮を抑える「抗コリン薬」と、膀胱の広がりを促進しておしっこをためやすくする「β3受容体作動薬」などの内服薬です。漢方薬が使用されることもあります。
ただし、抗コリン薬やβ3受容体作動薬は、唾液の分泌量を減少させる可能性があるため、口のかわきがひどい場合は医師に相談しましょう。
一般的な薬物療法で効果がみられなかった場合は、膀胱の筋肉に直接ボツリヌストキシン製剤を注入する「ボツリヌス療法」が適応となります。
ボツリヌストキシン製剤、いわゆるボトックスは、美容外科や形成外科で眉間やおでこなどのシワを取る治療に使われることで知られている薬剤です。
それと同じものを使用して、膀胱の内側表面の筋肉にボツリヌストキシン製剤を直接注入することで、膀胱全体が過剰に収縮するのを抑え、過活動膀胱の症状を改善します。
症状の程度によってはボツリヌス療法が保険適用となるため、薬物療法で思うような効果を得られなかった場合は相談してみるとよいでしょう。
膀胱訓練とは、尿意を感じてもできるだけ我慢して、膀胱の容量を徐々に広げていく訓練のことです。尿を漏らさないように早めにトイレへ行くことも大切ですが、過剰にトイレを気にすると、膀胱がおしっこをためられなくなってしまう可能性もあります。
以下は、具体的な膀胱訓練の方法です。
膀胱訓練と並行して排尿日誌をつけると、尿トラブルが起こりやすい時間帯などがわかり、対策が立てやすくなります。
膀胱や子宮などの臓器を支えている「骨盤底筋」をトレーニングして尿道の締まる力を鍛えることで、過活動膀胱の症状を緩和できる場合があります。
特に出産を経験し、更年期を迎えて女性ホルモンの分泌量が低下し始めると、骨盤底筋の筋力も低下していくため、その対策として日頃から以下の方法で骨盤底筋を鍛えましょう。
上記は横になって行う方法ですが、骨盤底筋体操は立っていても座っていても、四つん這いでもできるため、日常の中で気付いたときに行いましょう。
過活動膀胱は薬物療法や膀胱訓練、骨盤底筋体操などで治療できます。
特に女性は出産や閉経の影響によって骨盤底筋がゆるみやすくなるため、骨盤底筋を鍛えることが重要となります。
上記では、簡単にできる骨盤底筋体操をご紹介しましたが、骨盤底筋体操を始めた人の中には間違った筋肉を使っている人も少なくありません。
骨盤底筋体操のポイントは膣周辺だけを締めるのではなく、骨盤底筋全体を引き上げるようにイメージすることですが、骨盤底筋がどこにあるのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そのような場合におすすめなのが「ハルメク 健康サポート・骨盤底筋サポートショーツ(通年用・パッド付き)」です。
股部分にはハンモック状の生地がついていて、下からやさしく圧をかけてくれるため、はくだけで骨盤底の位置を意識することができます。
さらに股部分に厚さ約5mmのパッドが付いているのも、「ハルメク 健康サポート・骨盤底筋サポートショーツ(通年用・パッド付き)」の特徴です。
「尿意を我慢できないから」とお出掛けがおっくうになっていた人も、ちょい漏れの不安を軽減できます。
今はまだ、トイレを我慢できないで漏らしてしまうという心配はないけれど、ちょっと気になる人や今後のために予防したい人には、「ハルメク 骨盤底筋&ヒップサポートショーツ」がおすすめです。
パッドは付いていませんが、「ハルメク 健康サポート・骨盤底筋サポートショーツ(通年用・パッド付き)」と同様、はくだけで骨盤底筋の意識付けができます。
ヒップサポートがあることによってお尻をソフトにもち上げてくれるため、パンツスタイルをすっきり見せたい人に向いています。
過活動膀胱はきちんと治療・予防してQOLを高めよう!
過活動膀胱は、40代以上になったら特に注意すべき病気です。尿意を感じてからトイレへ行くまでに漏らしてしまうようになると、著しくQOLが低下してしまうため、早めに病院へ相談してみましょう。
脳や脊髄の疾患によるものでなく、骨盤底筋や膀胱機能の低下が原因であれば、薬物療法だけでなく自宅でできるトレーニングもあるので、取り入れてみるのがおすすめです。
骨盤底筋をどう意識したらよいのかわからないという場合は、ぜひ骨盤底筋の意識付けをサポートしてくれるグッズも活用してみるとよいでしょう。
腎・泌尿器科おおねクリニック 院長。“世の光であれ!(来院することで元気になれる希望の光のように)”、”守侍医として(患者さんの側に侍り、病から守る)”、”地域の健康ステーション”を基本理念として、泌尿器科専門医としての専門性を生かし、地域のかかりつけ医として貢献したいと考えています。
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