【PR】足の爪が切りづらい方必見!医師監修「正しい爪の切り方」

【PR】足の爪が切りづらい方必見!医師監修「正しい爪の切り方」

公開日:2025年07月16日

年齢とともに爪の形が変化し、「足の爪が切りづらい」「爪が巻いてきてどう切ればいいか分からない」と悩んでいませんか。実は多くの方が足トラブルを招きかねない間違った爪の切り方をしていると済生会川口総合病院の皮膚科主任部長の高山かおるさんは言います。そこで、トラブルを防ぐための正しい爪のケア方法を伺いました。

 


教えてくれた人:高山かおる(たかやま・かおる)さん
済生会川口総合病院皮膚科主任部長。一般社団法人「足育研究会」代表。医学博士。1995年、山形大学医学部卒業。足トラブルの治療法、セルフケア法を多くのメディアで発信。近著に『外反母趾、巻き爪、たこ・うおの目を自力で治す』(扶桑社刊)などがある。

その足トラブル、普段の爪切りが原因かも!?

「足のトラブル」と「爪の切り方」には深い関係があります。
次のチェックリストに一つでも当てはまる方は、普段の爪切りが足トラブルの原因のひとつになっているかもしれません! 


☑ 爪の両端または片方が内側に巻いている
☑ 爪の端が皮膚に当たって違和感がある
☑ 爪を切った後に赤みや腫れが出たことがある
☑ 歩くときに足先に違和感や痛みがある
☑ 爪の一部が変色したり分厚くなったりしている


上記のような違和感や足トラブルを今以上に悪化させないためにも、爪の切り方を見直すことが大切です。

多くの人がやりがち!こんな爪切りはNG

子どもの頃に覚えた「爪の切り方」。
自己流のまま続けている方がほとんどではないでしょうか。

【NG】爪先の白い部分をすべて切ると「深爪」

「爪の先端の白い部分をすべて切っている方が多いと思います。けれど実は、それが深爪なのです」と高山さんは話します。
「他にも、爪の端を斜めに切り込む“バイアスカット”と呼ばれる切り方にも要注意。これらの切り方は、爪の角に残ったトゲが周囲の皮膚に刺さって炎症を起こす「陥入爪(かんにゅうそう)」の原因になるほか、爪が短すぎる状態が続くと、巻き爪や厚い爪などの変形を引き起こす可能性もあります。反対に、爪をほとんど切らずに伸ばしすぎる“長すぎる爪”も注意が必要です。靴の中で圧迫を受けやすくなり、痛みや変形の原因となることがあります」(高山さん)

「理想的な爪の形は、上の図にある“スクエアオフカット”と呼ばれる形です。足の爪の長さは指先と同じくらいにそろえ、全体的な形は角に少し丸みのある四角形に整えるのが理想的。また、爪先の白い部分をすべて切らないといけないと思い込んでいる方も多いのですが、白い部分は残っていて問題ありません。むしろ深爪の方がよくありません」(高山さん)

足トラブルを予防する!正しい爪の切り方

「快適な生活を続けるための健康な足を維持するには、正しい爪の切り方を身に着けることが重要です」と高山さん。

そこで、正しい爪の切り方を教えていただきました。

用意する道具

爪切り:刃の形状が直線状のものが理想的。


爪やすり:耐久性を考慮して金属やすりがおすすめ。

正しい爪の切り方

1.スクエアオフカット(=爪の角をわずかに丸めた四角い形)になるようイメージします。

爪の長さは指先と同じか1ミリ程度長く残すこと。
下の写真のように、爪に線を書きこむとわかりやすい。

2. 爪切りを持つときは、下の刃を爪に軽く当て、上の刃を動かすように意識して切ると、力を入れすぎずに切れます。

3.端から端へと4~5回に分けてなるべく小刻みに切り進みます。

正しい爪の仕上げの仕方

1.親指・人差し指・中指で軽くやすりをつまみます。

2.爪の上部の白い部分を削りなめらかに
両角は丸く整えます。
ヤスリは左右からこすらず、一定方向で爪を削ること。

3.巻き爪など足トラブルになりにくい「スクエアオフカット」の完成です。

「爪の端を切りすぎないスクエアオフカットにすることで、爪が皮膚に食い込みにくくなり、巻き爪の予防になります。また、足の爪は月1回を目安に、1〜2ミリ伸びたら切るのが理想的です。爪切りでのケアが難しい方は、やすりだけで整えるのもおすすめです。ぜひ正しい爪切りをマスターしてくださいね」(高山さん)

セルフケアと巻き爪の矯正治療で「痛くない足」に

足トラブルを予防するためには、正しい爪切りとともにセルフケアも大切です。

「きちんと足を洗って清潔に保つことは、足トラブルを防ぐ第一歩です。特に爪の周りには古い角質がたまりやすく、爪と皮膚の境目が分かりにくくなってしまうこともあります。だからこそ、爪周りの細かい部分まで丁寧に洗うことが重要です。足用ブラシ(なければ歯ブラシでも代用可)を使い、足指や爪周りまで念入りに洗いましょう。しっかり洗浄することで、爪切りもしやすくなりますよ」(高山さん)

「爪や爪の周りの皮膚が乾燥すると、割れ爪やささくれの原因になります。お風呂上がりにはネイル用オイルや手持ちのハンドクリームで、爪を含めて足全体を保湿しましょう」(高山さん)

また、「爪が内側に巻き込んでいる」「歩くと足の爪に違和感がある」という方は、巻き爪の可能性があるので、治療を検討することが大切です。

巻き爪とは、爪の両側あるいは片側の端が内側に強く巻き込んだ状態のこと。

「爪が少し巻いているだけで、病院に行くほどではないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、「実は巻き爪は、自然に治ることはほとんどありません。時間が経つにつれて爪の変形が進み、痛みも強くなることもあります。たとえ痛みがなくても爪が切りにくい、見た目が悪くてサンダルが履けない、色が変わった、爪に厚みが出てきたといった場合は、ためらわず皮膚科を受診してください。巻き爪の場合は、矯正具などを装着する矯正治療という選択肢がありますし、近年は、外用薬を併用することで爪を軟らかくして短期間で治療をする方法もあります」(高山さん)

ただし、巻き爪の矯正治療は自費診療であるため、治療を提供している医療機関を予め調べておくことが大切とも。

興味のある方は、以下お近くの医療機関を検索できるサイトをぜひ活用ください。

\巻き爪の相談ができる医療機関はここからチェック/ 

*マルホ株式会社のWEBページに移動します。


正しい爪切りやセルフケアを実践し、正常な爪をキープしていきましょう!

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正しい爪切りやセルフケアを日々実践することが、足の健康を守る第一歩です。ぜひこの機会に、ご自身の足の爪と向き合ってみてください。

提供/マルホ株式会社

HALMEK up編集部
HALMEK up編集部

「今日も明日も、楽しみになる」大人女性がそんな毎日を過ごせるように、役立つ情報を記事・動画・イベントでお届けします。