セルフケアのサポートグッズで骨盤底筋の意識付け!

トイレが近いのはなぜ?原因&自分でできる対策法!

公開日:2024.04.03

更新日:2024.04.08

50代以降は、トイレが近くなる「頻尿」に要注意!原因は加齢やストレス、生活習慣、病気などさまざまですが、女性は更年期によって起こることも。病気以外であれば自分で改善できる可能性もあるため、サポートグッズを活用して効率的に対策しましょう。

トイレが近いのはなぜ?原因は?

トイレが近いのはなぜ?原因は?

「頻尿」とは、トイレが近い、回数が多い状態のことです。

一般的に、日中のおしっこの回数が8回以上、もしくは就寝後に2回以上トイレに行く(夜間頻尿)場合に、頻尿だとみなされます。

頻尿の原因は数多くあり、人によってさまざま。

トイレが近いと、外出がおっくうになったり仕事に集中できなかったりなど、日常生活に支障が出ることもあるため、まずは考えられる主な原因を知り、早めに対処していきましょう。

加齢による膀胱の変化

年齢を重ねると、膀胱の筋肉が減って固く広がりにくくなり、膀胱内に尿をためられなくなります。

1日の尿の量に変化はなくても、膀胱の容量自体が小さくなると、必然的にトイレも近くなってしまうことに。

また、膀胱が収縮する力も弱まり残尿が多くなることに加え、膀胱周辺の神経も過敏になるため、すぐにトイレへ行きたいと感じるようになります。

他にも、加齢によって腎機能が低下している場合も注意が必要です。腎機能が低下すると、尿を濃縮する力も低下して、尿の量が増えて頻尿になることがあります。

女性ホルモンの減少

更年期になってトイレが近くなった場合は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少が関係している可能性があります。

一般的に、女性は45〜55歳くらいになると、閉経を迎えるにあたって女性ホルモンの分泌量が急激に減少します。

女性ホルモンには皮膚や粘膜、血管などをしなやかに保つ働きがあるため、更年期で女性ホルモンが減少すると、尿道の粘膜や周辺組織の弾力が失われて尿道や膀胱が萎縮してしまい、膀胱の容量が小さくなって尿意を感じやすくなるのです。

また、閉経によって女性ホルモンが減少すると、加齢による「骨盤底筋」のゆるみがさらに加速し、それによって頻尿になることがあります。

骨盤底筋とは骨盤の底にあり、子宮や膀胱、直腸などの下腹部の臓器を支え、排泄の調整をする筋肉のこと。加齢や出産、閉経に伴う女性ホルモンの減少などが原因でゆるんでしまうと、尿道を締める力が弱まってトイレが近くなります。

更年期以降は、「GSM(閉経関連尿路性器症候群)」によっても頻尿が起こりやすくなります。

GSMとは閉経に伴う女性ホルモンの減少によって会陰や膣の収縮が起こり、それによって不快な身体症状が起こることで、骨盤底筋の衰えも大きな原因の一つとなるため注意が必要です。

ストレス

ストレスや緊張を感じる場面が多いと、交感神経が刺激されて頻尿が起こりやすくなるといわれています。

緊張したときにトイレへ行きたくなったことがある人もいるかもしれませんが、これは緊張によってストレスを感じると、交感神経が優位になって排尿筋が収縮するためです。

排尿筋の収縮によって尿が十分にたまっていなくても尿意を感じるため、ストレスや緊張を感じるとトイレが近くなるといわれています。

また、頻尿になると外出先などでトイレに対して過剰に不安を感じてしまい、その緊張感から排尿筋が収縮しやすくなる可能性もあります。

生活習慣

過剰な水分の摂取や、体温の低下を招くような生活を送っている場合、頻尿が起こりやすくなります。

例えば、コーヒーや緑茶、豆乳、ビールなどの利尿作用のあるものはもちろん、その他の利尿作用のない飲み物でも飲み過ぎれば頻尿の原因となる可能性があります。

また、日常生活で体温の低下を招くような状況が多い場合も、膀胱が刺激されて尿意をもよおしやすくなるため注意が必要です。

他には、高血圧のときに服用する利尿薬や、糖尿病に処方される血糖降下薬などの中にも、利尿作用があるものもあります。

トイレが近いときに考えられる病気

トイレが近いときに考えられる病気

頻尿は加齢や生活習慣だけでなく、病気が原因となって起こる場合もあります。

ここでは、頻尿が症状の一つとして起こり得る病気をご紹介します。

過活動膀胱

過活動膀胱」とは、尿が膀胱に十分たまっていないにも関わらず、頻繁に尿意を感じる病気です。

原因はさまざまですが、脳血管障害やパーキンソン病、認知症、脊柱管狭窄症などの病気、加齢などが主な原因として考えられます。

突然トイレに行きたくなり、我慢できないほどの尿意切迫感があるため、日常生活に支障を来たす可能性があり、症状が進行するとトイレに間に合わず尿を漏らしてしまう「切迫性尿失禁」を引き起こすこともあります。

間質性膀胱炎

頻尿の原因として考えられる病気の一つに、「間質性膀胱炎」があります。

「過活動膀胱」や細菌が膀胱内に侵入することで膀胱が炎症を起こす「細菌性膀胱炎」と症状がよく似ていますが、まったく別の病気です。

間質性膀胱炎は、膀胱の粘膜の防御機能が低下し、間質(粘膜と筋肉の間にある組織)に炎症が起こる病気で、はっきりとした原因はわかっていません。

頻尿の他に残尿感、排尿時や尿がたまったときの痛み、不快感などの症状が1か月以上続く場合は、間質性膀胱炎の可能性があります。

子宮筋腫

子宮筋腫」とは、子宮にできる良性の腫瘍のことです。

子宮にできた腫瘍によって、過多月経や便秘、腎臓の腫れ、不妊症などが起こります。

頻尿も子宮筋腫の症状の一つで、腫瘍が前方に発達することによって子宮の前にある膀胱が圧迫されてトイレが近くなったり、尿が出にくくなったりすることがあるでしょう。

子宮筋腫の発生には女性ホルモンである「エストラジオール」が関係しています。

女性ホルモンの分泌がなくなる閉経後には腫瘍が縮小していきますが、膀胱や尿道は加齢によって働きが弱まるため、大きな子宮筋腫によって起こった場合は頻尿が改善しない可能性もあります。

骨盤臓器脱

骨盤臓器脱」とは、骨盤内にある子宮や膀胱、直腸などが下がり、膣から体外に出てしまう病気です。

骨盤の底には、「骨盤底筋群」という骨盤内の臓器を支える筋肉や靭帯の集まりがあり、通常は臓器が骨盤の外に出ないよう腹圧で支えていますが、出産や加齢によってゆるんでしまうと、臓器が骨盤内から膣に下がってきます。

骨盤臓器脱によって膀胱が下がり、尿道括約筋が弱まってくると、頻尿の症状が引き起こされてしまうのです。

特に出産経験のある女性は、出産時に骨盤底筋が傷んでしまっている可能性があるため、骨盤臓器脱が起こりやすいといわれています。

糖尿病

「糖尿病」は、膵臓から出るインスリンというホルモンが十分に働かず、血液中を流れるブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気です。

ブドウ糖が血中に多いと、血液がドロドロになってしまうため、糖尿病になると体が水を求めてたくさん水分を取るようになり、その結果、尿の量が増えて頻繁にトイレに行きたくなってしまいます。

糖尿病は、50代前後の更年期の女性がなりやすい病気の一つです。

女性ホルモンであるエストロゲンは、血糖値を調整する役割を担っているため、エストロゲンの分泌量が急激に減少する更年期頃になると、糖尿病のリスクが高まります。

トイレが近いのを治したい!対策は?

トイレが近いのを治したい!対策は?

トイレが近くなる頻尿の原因は、加齢や生活習慣、病気などさまざま。病気以外で頻尿が起こっている場合は、日常生活の中で対策できる可能性があります。

ここでは、トイレの近さが気になるときに自分で簡単にできる対策法をご紹介します。

医療機関を受診する

自分でできる対策法を実践する前に、まずは医療機関で適切な検査を受け、病気が関係していないか確認する必要があります。

頻尿は泌尿器科が専門ですが、50代頃の女性は最初に婦人科を受診してもよいでしょう。

医療機関では、最初に問診を行います。それから尿沈査検査や腹部超音波検査、排尿日誌の記録、膀胱超音波検査などを行い、原因を突き止めて生活指導や薬物療法などの治療を行っていきます。

生活習慣を整える

頻尿改善には医師の判断に従って適切な治療を受けることが大切ですが、重大な病気の場合以外は以下のように生活習慣を整えることでも改善が期待できます。

  • 適度な食事と運動を心がけて体重をコントロールする
  • 水分の摂取量を見直す
  • 利尿作用のある飲み物を飲み過ぎないようにする

頻尿の改善には、まずは適正体重を守ることが重要です。年齢を重ねるとともに体重が増えてきた場合は、骨盤内の内臓脂肪が膀胱を圧迫して尿意を起こしやすくなるため、食事量の見直しや運動を行って、体重をコントロールしてください。

食事には、頻尿によいとされる食べ物を取り入れるのもおすすめです。豚肉やごま、はちみつ、生姜やねぎなどを積極的に摂取しましょう。

コーヒーや緑茶、ビールなどのお酒の飲み過ぎによってトイレが近い場合は、摂取量を控えることで頻尿を治すことができる可能性があります。

成人の1日の水分摂取量の目安は、体重50kgの人で1000〜1250mL。1日3回の食事で取る以外の水分摂取量が、体重の2〜2.5%、24時間の尿量が体重1kgあたり20〜25mLになるのが理想です。

自分でできるトレーニングを行う

生活習慣の改善とともに重要なのが、自分でできるトレーニングを行うこと。頻尿の改善のために、「骨盤底筋体操(ケーゲル体操)」や「膀胱訓練」を習慣的に行いましょう。

骨盤底筋体操(ケーゲル体操)のやり方

  1. おしっこを我慢するときのように骨盤底筋に力を入れる
  2. 骨盤底筋を引き締めて10秒キープした後、10秒ゆるめる
  3. 1と2を20回1セットとして、1日に数セット行う

骨盤底筋体操(ケーゲル体操)は、正しく筋肉を使うことが重要です。

最初は仰向けで足を立てる姿勢で行ってみましょう。骨盤底筋の場所と締める感覚がつかめれば、立っていてもスムーズにできるようになります。

膀胱訓練のやり方

  1. 尿意を感じても5分程度トイレに行かずに我慢する
  2. 1週間ほど続けたら、10分、15分と徐々に時間を延ばしていく
  3. 排尿までの間隔が2〜3時間になるまで続ける

膀胱訓練は、尿意を感じてもすぐにトイレへ行かず、排尿から排尿までの間隔を徐々に長くしていく訓練です。

最初のうちは、トイレへ行きたくなるたびに我慢するのではなく、1日の中で回数や時間を決めるのもよいでしょう。


骨盤底筋の意識付けができるショーツもおすすめ

骨盤底筋体操は、女性の頻尿改善に効果的ですが、骨盤底筋を引き締める感覚をつかむのが難しい場合もあります。

そこでおすすめなのが、骨盤底筋の意識付けができる「ハルメク ヘルスプラス・骨盤底筋&ヒップサポートショーツ」です。

「骨盤底筋&ヒップサポートショーツ」なら履くだけ!

泌尿器科医監修の「ハルメク ヘルスプラス・骨盤底筋&ヒップサポートショーツ」は、履くだけで骨盤底筋の意識付けができるショーツ。

2重になったハンモック状のクロッチ部分が、骨盤底筋をもち上げるようにサポートし、適度な圧で骨盤底筋に自然と意識を向けやすくしてくれます。

骨盤底筋&ヒップサポートショーツ

また、独自設計の「ダイヤモンドカット」のパーツが骨盤まわりを左右から引き締めることで、骨盤底筋への負担を軽減します。

気になる体型カバーもできる!

ハルメク ヘルスプラス・骨盤底筋&ヒップサポートショーツ」は、骨盤底筋の意識付けとサポートに加え、体型カバーもできる便利なショーツです。

お腹サポートとヒップアップ機能がついてるので、気になるぽっこりお腹や垂れ尻をすっきりと見せてくれます。

尿漏れが気になる場合は、尿漏れパッド付きでちょいもれにも安心な「ハルメク 健康サポート・骨盤底筋サポートショーツ」も。

ハルメク ヘルスプラス・骨盤底筋&ヒップサポートショーツ」よりもやさしいサポート力です。

生活習慣の見直しとセルフトレーニングで頻尿を改善!

頻尿には、加齢以外にも生活習慣やストレスなどさまざまな原因が重なり合って起こるものや、過活動膀胱や膀胱炎などの病気が原因となって起こるものがあります。

原因によって正しい対処法が異なるため、まずは医療機関へ相談し、治療が必要かどうか確認してみるとよいでしょう。

セルフケアでの改善が見込める場合は、骨盤底筋の意識付けができるサポートショーツを活用するのもおすすめです。

特に更年期以降の女性は骨盤底筋が衰えやすくなっているため、サポートショーツを着用して日常生活の中で骨盤底筋を意識することから始めてみてはいかがでしょうか。

※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。

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