- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 人生の転機
- これから どうする(2)封印を解く
【20歳の自分に出会う旅】を書く中で、これからのために封印を解いた方がいいと思うようになりました。満蒙開拓平和記念館に行くためには、心の準備が必要でした。
封印していた過去
私たちはいわゆる「もらい合わせ」という形で、親戚筋の(夫方)家に入りました。子がない再婚同士の老夫婦の将来を、心配した親戚が私たちをすすめました。
何ということか、望まれて行ったはずの新生活は苦難の始まりでした。
生活費は私たち2人で働いた収入で賄い、金銭はもらえません。毎日毎日続く暴言。
子が生まれ家にいるようになると、暴言はさらにひどくなりました。親兄弟との行き来は難しく、友人との交流は途絶えました。夫に相談しても、解決になりません。夜遅くまで働き、休日もままならない生活でしたから。
ちょうどその頃、中国大陸に残されてしまった人たちについての報道が多くなってきました。生き別れになってしまった家族や、泣く泣く子どもを中国人に預けた人などの情報を見聞きするようになっていました。
苦しみから逃れようと、生まれたばかりの子を抱いて、良からぬことも考えました。とうとう、限界がきて……夫と子どもと家を出ました(早く判断をすれば良かった)。
それからは、いろいろな出来事を思い出さないようにして、暮らしてきました。楽しい新婚生活の経験はありません。
本当の事を知りたかった
養父は満豪(まんもう)開拓で、満州へ行き、戦争のため家族と別れ別れになっていたのです。
当初、養父は『家族は死んでしまったと思う。開拓? 中国人を追い出した場所だから、開拓なんてしていない』と語っていました。
私は想像しました。「元の家族が見つかった? 亡くなったと思っていた実の子どもたちが、生きているのが分かったのではないかしら? だから私たちが邪魔になったのかもしれない」と。
実際、昭和60年(1985年)頃には、実の息子さんが家族を連れて帰国しました。別れてから長い年月を経て。
血のつながりだけの親子。一緒に生活するのは、なかなか難しかったらしく、トラブルも聞こえてきました。誰も悪くないのに気の毒なことでした。
そして皮肉なことに、その中の子ども1人が、我が子のクラスに入りました。当時、ものすごいショックを受けました。ドラマのような出来事です。
先日、人生相談を聞いていたら『攻撃は優しい方に向かう』と言っていました。ぶつけようがない怒りを、私に向けていたのでしょう。
自分の体験とは別に、当時本当にあったことを知った方が良いと思いました。
中国残留孤児を助けた、山本 慈昭さん。国や政治家は何をしていたのですか。
大陸の月は、赤く燃えるようだと聞きました。
■もっと知りたい■
- これから どうする(1)
- 1億年前の岩!大断層【中央構造線】を見る
- 先人の知恵と技と心意気
- すべては出会いから~人形に魅せられた人
- 電車に乗ってみまいか!飯田線には秘境駅もあるに
- 7年に一度の「飯田・お練りまつり」にみる
- できた!きもので、ダボッとパンツ
- 1人歩きは楽しい! 2人で散歩もうれしい!
- 日本のチロル<下栗の里>を訪ねて
- 悩んだ時は気にしない♪一休さんで行こう!
-
スマホで医師に健康相談
24時間365日OK!30秒以内に医師・看護師・薬剤師などの医療チームがあなたの「健康相談」に応答してくれる♪ -
最高のワイナリーツアー♥
家族・友だちと!雰囲気バツグンの熟成庫見学・高価な貴腐ワインのテイスティングはいかが?お得なクーポンも! -
やばっ、冬の尿モレ
寒い冬、なぜ尿モレが増える…?3つの原因&4つの「効果的な尿モレ対策」を専門医に教えてもらいました! -
人生で1度は訪れたい場所
ミネラル豊富な美人の湯、最高のオーシャンビューなど、心もカラダも癒やされる魅力が盛りだくさん!人生で1度は訪れたい名所をcheck -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
体験談:50代やって正解
銀行は断然「紙の通帳」派!そんな「デジタル嫌い」の私が 銀行アプリを使ってみたら想像よりもはるかに便利すぎて… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
認知症リスクに40%も差
最近、驚きの研究結果が…!「犬を飼っている人」は「飼っていない人」に比べて認知症リスクが… -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます!