みなみ信州を巡る

電車に乗ってみまいか!飯田線には秘境駅もあるに

公開日:2022.06.17

更新日:2022.06.17

『電車に乗ってみましょう。秘境駅もありますよ』と、いう方言です。長野、静岡、愛知、3つの県を結ぶJR飯田線には、94の駅があります。三十三所観音があると聞き、30年ぶりのJR飯田線で、新緑の中、長野県最南端をめざしました。

電車に乗ってみまいか!飯田線には秘境駅もあるに
中井侍・三十三所観音

30年ぶり、JR飯田線に乗って

30年ぶり、JR飯田線に乗って
このトンネルを出たら中井侍駅でした

天龍川に沿って進む車窓から、景色を眺めているうちに、目的の駅に着きました。『天竜峡駅』から片道690円、往復割引で1180円です。意外と早く、1時間もかかりませんでした。

30年ぶり、JR飯田線に乗って
中井侍・駅から

ホームから、天龍川がすぐ近くに見えています。

30年ぶり、JR飯田線に乗って

30年ぶりに乗った飯田線。到着した長野県・最南端の駅は、『中井侍』(なかいさむらい)無人駅です。切符は回収箱に入れます。初めて来ました。

30年ぶり、JR飯田線に乗って

昔、中井という侍が多く住んでいたのが、名前の由来だそうです。次の駅はもう、静岡県・浜松市『小和田』(こわだ)です。

駅の名前、読めますか?

1.沢渡  2.駄科  3.門島  分かりやすい?
4.温田  5.為栗  6.  鶯巣  こちらはどうですか?  
(答えは後ほど)

縁起の良さそうな名前の駅もあります。

『千代』『金野』『鼎』カナエ……願いが叶うかもしれません。良いことがありそう! 人気の駅です。

坂道は続く・銘茶の産地

坂道は続く・銘茶の産地
歩いてきた道を振り返る・木漏れ日が美しい
坂道は続く・銘茶の産地
壁面のアート
坂道は続く・銘茶の産地
中井侍の茶畑・左上は天龍川

鮮やかな茶の緑が眼に飛び込んできました。上を見ても下を見ても茶畑。

坂道は続く・銘茶の産地

美しく積まれた石垣と段々畑、のどかな風景です。ゆっくりと、坂を歩きました。ウグイスの声が聞こえてきます。目を凝らしていたら、姿が見えたのですが、カメラの用意は間に合いません。何羽も来て、近くで励ますように、美しい声を聴かせてくれました。

坂道は続く・銘茶の産地

なんて良い気分なんだろう。騒音もないし、綺麗な空気、当たり前がうれしいと思いました。

坂道は続く・銘茶の産地
新緑が眼にうれしい

茶葉を摘む作業が始まっていました。中井侍は、銘茶の産地として良く知られています。

坂道は続く・銘茶の産地

三十三所観音(1757年~)

三十三所観音(1757年~)

こんな巨大な岩を削り、そこに観音様を並べるなんて、スゴイですね。岩を削る労力も。キチっとぴったりに並んでいます。

三十三所観音(1757年~)
大きな岩を削って
三十三所観音(1757年~)
観音様が祀られている
三十三所観音(1757年~)
天龍川にかかる鯉のぼりと桐の花

駅名の読み

1.沢渡 サワンド
2.駄科 ダシナ  
3.門島 カドシマ  
4.温田 ヌクタ    
5.為栗 シテグリ   
6.鶯巣 ウグス

30年ぶりにJR飯田線に乗って、春を満喫しました。

季節の花

桐の花が咲いていました。桐箪笥の桐です。面白い形ですね。

季節の花
桐の花・天竜峡駅近くで

 

■もっと知りたい■

 

渡来夢

美しいものに触れたいとの思いから美術館に行ったり、植物を育てたり、きものリフォームなどの手芸を楽しんでいます。元気でいられるように、ピアノの練習やパンを焼くことにも挑戦しています。『やってみよう!』の精神で。日常こそ大切、工夫して、お金をかけずに楽しむこころ豊かな暮らしを目指しています。

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