「おいこっと」と「ゆざわShuKura」で行く鉄旅

プラス530円で、北信・上越、観光列車の旅

公開日:2022.07.12

更新日:2022.07.15

気の置けない友達とのおしゃべりほど楽しいものはありません。場所を居酒屋から観光列車に移せば、楽しさ倍増。たっぷりおしゃべりして、ちょっと観光して、記念写真を撮って。お手頃価格の鉄旅プランをご紹介します。

プラス530円。コスパの良い観光列車

「瑞風」や「ななつ星」など、観光列車は数あれど、料金がセレブすぎて、手も足も出ません。

捨てる神あれば拾う神あり。庶民派女子鉄におススメのコスパの良い観光列車を見つけました!

プラス530円。コスパの良い観光列車

北信州の千曲川沿いを走る「おいこっと」と、新潟のお酒を楽しむ「越乃Shu*Kura」。どちらも乗車券に指定席券530円をプラスするだけで乗れます。急行券や特急券はいりません。

「おいこっと」で長野駅→十日町駅

「おいこっと」で長野駅→十日町駅

千回曲がりくねって流れているから、千曲川。「おいこっと」は、千曲川沿いの日本原風景の中を走ります。

ブラインドが障子風だったり、座席の柄が座布団風だったり、内装は田舎の実家風。

目立つ車体だから、行く先々で保育園の子どもたちが手を振ってくれます。手を振り返すともっと手を振ってくれます。ちょっといい気分です♪

「おいこっと」で長野駅→十日町駅

飯山駅では、改札を出て、からくり時計で人形による神楽の舞を見学します。その後、「おいこっとマルシェ」で、地元品のお買い物。

「おいこっと」で長野駅→十日町駅

戸狩野沢温泉駅でも長停車。ホームの夫婦道祖神を撮影するために一旦、下車。

車内では、地元観光協会によるトマトジュースのプレゼント(昨秋はリンゴとキノコだったらしい)や、アテンダントによる記念撮影サービスなども。

530円で、ちょっと観光ができて、ちょっとお土産がもらえて、ちょっとセレブ気分が味わえる。なんてお得なのでしょう!

大地の芸術祭 越後妻有2022!?

十日町は、「大地の芸術祭 越後妻有2022」のメインエリア。電車からみた↓も作品かも??

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十日町駅から越後湯沢駅の普通列車もアートなラッピング!

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越後湯沢「鮮肴屋べにちょう」の超太っ腹な「生ちらし寿司」

越後湯沢駅に到着するや「鮮肴屋べにちょう」へ。

山深い町なのに、なぜか海鮮。「生ちらし寿司」(先着30食1000円)が豪華すぎると口コミサイトで有名なのです。

中トロ、赤身、はまち(ヒラマサかもしれない)、サーモンなどなど、どれも切り身が大きく、丼に収まるように半分に畳んで詰め込まれています。薄い切り身を精いっぱい広げて、ようやくご飯を覆っているような海鮮丼と雲泥の差! 太っ腹! 

「ゆざわShu*Kura」で越後湯沢駅→上越妙高駅

復路は、「ゆざわShu*Kura」。「お酒を楽しむリゾート列車」です。

食事付きプランはセレブ価格の8700円。もちろん利用しません。これも乗車券+指定券530円で乗れます。

延々4時間をかけて、米どころ新潟の田んぼ、日本海沿岸、長野の山間を走り抜けます。

初めの2時間は、立ち飲みカウンターやソファ席で飲んで食べておしゃべりして、残りの2時間は熟睡。

女性グループの旅にぴったり! この日の乗客は、撮影に余ねんのない鉄ちゃんがほとんどだったけど。

「ゆざわShu*Kura」で越後湯沢駅→上越妙高駅

途中の「青海川」駅で長停車。日本で一番海に近い駅で、日本海に沈む夕日が美しい(らしい)。

終着の上越妙高駅に到着する頃には日はとっぷり暮れて、それぞれ寝起き、あるいは酔いで、ふらつきながら下車。

あ~楽しかった。

「ゆざわShu*Kura」で越後湯沢駅→上越妙高駅

ワンデーパス、ツーデーパスでさらにお得に

長野発着の行程なら、JR乗車券は、普通に買うより、信州ワンデーパス2680円、えちごツーデーパス2740円を利用した方がお得です。

ワンデーパス、ツーデーパスでさらにお得に

 

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みろく

信州との2拠点居住を始めて5年。住み慣れ(すぎた?)大阪を離れることで、関西の魅力を再発見!京都や奈良、神戸への遠足を楽しみつつ、全国を旅しています。元旅行会社勤務の経験を活かして、お得な切符やおもてなしのよい宿泊施設などを紹介していきたいと思います。

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