国宝三十三間堂で女神様に会い、そば茶寮で会席を
2022.11.132022年05月10日
ホタルイカ目当ての富山の旅。立ち寄り先で思わぬ収穫
ミシュラン星付き寺院と北前船廻船問屋とホタルイカ
最高のホタルイカが食べたくて富山へ。立ち寄った那谷寺の胎内くぐりで生まれ変わって、「北前船廻船問屋 森家」で歴史の勉強。おいしい地酒も発見!
ホタルイカと、ミシュラン星付き寺院と「世界ふしぎ発見!」の廻船問屋
スーパーのホタルイカが例年より安くて喜んでいたら、今年(2022年)は豊漁だとニュースが伝えてきました。
地元ではさぞやおいしかろう、安かろうとゴールデンウイークは富山へ。
立ち寄りの「那谷寺」(石川県)で御朱印をいただき、「世界ふしぎ発見!」で紹介された「北前船廻船問屋 森家」(富山県)で廻船問屋の往時の繫盛ぶりを体感してきました。
那谷寺で、清らかに生まれ変わる~♪
「石山の石より白し秋の風」(松尾芭蕉・奥の細道)で知られる那谷寺は、紅葉の名所で、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの星付き寺院です。
巨岩と樹木が織りなすダイナミックな景観の奇岩遊仙境と、苔の庫裡庭園、重要文化財の伽藍の数々など見どころがいっぱいです。
朱塗りの楓月橋から見下ろせば、新緑の海。向こうに見えるのが白い奇岩。
本殿は岩山と一体化していて、胎内くぐりができます。罪が浄化され、清らかな自分に生まれ変われるとのことで、暗闇のなか足元に気を付けていざ!
「北前船廻船問屋 森家」は、大満足の観覧料100円
山形県鶴岡を旅して以来、「北前船」に興味しんしん。北前船とは、幕末から明治にかけて、北海道と大阪を日本海回りで航行した商船群のこと。寄港地は、商売で栄え、裕福な廻船問屋が生まれました。
鶴岡や富山も主な寄港地のひとつ。富山市内岩瀬大町通りには、森家、馬場家など廻船問屋として繁盛を極めた旧家が並んでいます。
森家では、100円の観覧料で、ガイドさんが10分以上案内してくれます。
「はい! ここでクエスチョン! なぜこのような畳の敷き方をしているのでしょう? 野々村真は的外れな解答で黒柳さんに叱られていましたよ~。みなさんは、分かりますか?」
写真の商談の間は「世界ふしぎ発見!」で、紹介されたそうです(正解は、半畳と繫盛をかけて、半畳の畳を採用)。
当時は、森家の背後に神通川が流れ、船着き場が設けられていました。神通川って、あのイタイイタイ病の!? 暗いイメージを、ガイドさんの「神様が通る川」の一言が払しょく。神通川、美しい名前です。
お昼は旅館「海老源」で、ホタルイカフルコース
いよいよホタルイカ。長い道のりでした。
富山県滑川市の旅館「海老源」、お昼のお食事処でいただく、ホタルイカフルコース。
ほのかに甘い刺身を生姜で。ぷりぷりの釜揚げは酸味控えめの酢味噌で。昆布じめやポンポン揚げ、黄金焼き、〆は富山の白米。
あ~これでスーパーのしなっとしたホタルイカにはもう戻れないかも~。
夜は、居酒屋でもうひとつの富山グルメの白エビを、地元の鋳金の酒器で地酒とともに。あまりのおいしさに、同じ地酒を廻船問屋群の並びにある雰囲気のある酒店で購入しました。
今回は、那谷寺のほかにパワースポット感溢れる白山比咩神社(しらやまひめ)の御朱印もいただいてきました。
御朱印を集めだすと、有名観光地とされる場所以外にも足を延ばすことが増え、旅の範囲が広がります。仏様のお利益があったり、神様に許された気持ちになったりできるのも、御朱印集めもとい寺社参詣の魅力です。
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