国宝三十三間堂で女神様に会い、そば茶寮で会席を
2022.11.132024年08月24日
山形へ。月山登山とアルケッチャーノ
生まれ変わりの旅、出羽三山~月山登山~
出羽三山は、羽黒山・月山・湯殿山の総称。羽黒山は現世利益を叶える「現在の山」。月山は祖霊が鎮まる「過去の山」、湯殿山は新しい生命の誕生を表す「未来の山」。出羽三山を巡れば、生まれ変われるという。台風前日、月山に登ってきました。
羽黒山、湯殿山に続いて、月山へ
羽黒山は、「随神門」をくぐり、
国宝「羽黒山五重塔」を経て、山頂へ。
五重塔は、9月30日(月)まで屋根の改修工事で見ることができません。
これは3年前に湯殿山と併せてお参りした時のもの。その時に果たせなかった月山参拝が、今回の旅の目的です。
きゅうりのパスタってどんな味?
まずは腹ごしらえ。山形に来たら、やっぱり「アルケッチャーノ」。
地元庄内の食材を使った個性的なイタリアンが頂けます。
夏休み特別料金(8500円)で、前回ほど割安感はなかったけど、まだまだリーズナブル。
選べるパスタは「外内島きゅうり」と「おかひじき」で迷いに迷って、きゅうりとパスタの相性がどうにも気になって、きゅうりを選択。
外内島きゅうりはそのままだととても苦い。調理することで、苦みが旨みに変わるのだそう。そして、味の決め手は青唐辛子。その成分が実際にはない旨みを脳が勝手に補完しておいしく感じさせるという。
初級レベルの楽勝登山コース
月山山頂へは数ある登山コースのうち、最も楽な「姥沢」コースを利用。
宿泊は登山口近くの「月山リゾートイン」。
ここを選んだのは、
★チェックアウト後、下山するまで駐車させてもらえる(シーズン中は、八合目駐車場は満杯で駐車できないことが多い)。
★登山弁当が予約できる
そして、口コミの「従業員がみんなとても親切」に惹かれたから。
「クマは出ませんか?」に、「この辺のクマは人を怖がっているから、昼間は大丈夫。秋田のクマは、玄関から入ってきて、冷蔵庫を開けて漬物を食べるって聞いたよ」。
親切というか、面白い!(コレってジョークよね?!)
八合目駐車場から百名山「月山」山頂が見えます。
レベルは初級。危険箇所はなく、花の山ということで、植物観察も楽しみです。
もちろんリフトを利用。
あるものはなんでも使って、とにかく登頂すれば良し。
雲がかかっているのが気になるけれど、青空が優勢。
台風が足踏みしているうちに、行って帰れそう。
そんな期待は、ものの15分で砕け散る。
強風時々突風。足をとられ、まっすぐ前に進めない。
鳥海山を見晴らせるという尾根コースを諦め、地味な巻き道を選択。雨も降ってきた。
霧で足元しか見えない中、これぞ修験道! 修行だ、生まれ変わるための修行だと念じながら2時間経過。
唐突に、あっけなく、山頂に到着。
晴れていたら、この方角に鳥海山。真っ白……。
月山神社本宮でお祓いと御朱印
山頂には月山神社本宮があり、お祓いを受けることができます。
神職の前で頭を垂れ、祓詞を聞きながら、
「下山は雨が弱くなりますように。滑って転びませんように」と目先のことを願うので精一杯。
御朱印もゲット。
宿の人が作ってくれたお弁当は包み紙が濡れていたけど、中身は無事。
大きなおにぎり二つとウインナーに玉子焼き。
おいしいなぁ、ありがたいなぁ。
心身に余裕ができて、ようやく花に目がいく。
きれいやわぁ、ありがたいわぁ。
なんでもかんでもに感謝の心が湧いてくる。
三山を巡って、ようやく私も心を入れ替え、生まれ変わった?!
さっきパンフレットを読み返したら、出羽三山は、羽黒山→月山 →湯殿山の順番が正式な参拝コースとのこと。
知らなかった! そのうちやり直さなあかん。次は晴れてたらいいな。
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