大人の休日俱楽部パスで行く山形の旅
【山形】岩牡蠣に舞娘に最上川下り、即身仏を堪能!
【山形】岩牡蠣に舞娘に最上川下り、即身仏を堪能!
公開日:2023年08月05日
山形グルメ、岩牡蠣・庄内イタリアン・サクランボ
1:岩牡蠣 at「こい勢」(酒田市)
庄内地方の沿岸に生息する岩牡蠣。産卵を控えて身が太った初夏が旬です。

噛むと口の端から溢れそうだから、ふんわり噛む。すぐに飲み込んでしまったらもったいないから、ゆっくり噛む。

鮮度が命のスルメイカ、ガサエビなど、都会では食べられない&プチプラのネタを中心に握ってもらいます。回らないお寿司なんて、ン十年ぶり。
2:「アル・ケッチャーノ本店」(鶴岡市)
庄内の海・山・畑のおいしいものを、よりおいしく食べさせてくれる超有名イタリアン。
パスタには、お店のスタッフがその朝に絞った羊の乳で作ったリコッタチーズ、窓の外に見える月山を指さして、あの中腹で採れたものですと、月山筍のグリル。
「お料理の写真をたくさん載せてね」とのことだったけど、なんせお料理だけで9品。

しかも、「本日のドルチェ」は、好きなものを好きなだけのワゴンサービス。

稚鮎の苦みも、ノドグロの甘さも、庄内野菜も味わい尽くして、7700円!
「I'll be back」(アイル・ビー・バック)決定~!
3:サクランボ
山形といえば、サクランボ。袋入りで300円前後~、パックで800円前後~。
大阪のデパ地下で恭しく桐箱に収まっていた「月山錦」も、ここなら買えなくもない。超大粒の「山形紅王」は、6個で900円くらい。これは手も足も出ず。

北前船寄港地「酒田」で歴史探訪
酒田の観光スポットは狭域に点在しているので、レンタサイクルが便利です。

酒田は、江戸時代から明治時代にかけ北前船の寄港地として栄えました。

「山居倉庫」は、旧庄内藩主酒井家が米の保存・集積のために建てたもの。
北前船は、京都の文化も運んできました。「相馬楼」では、舞娘さん(京都は舞妓さん)の踊りが楽しめます。「相馬樓」は、江戸時代の料亭を修復したもので、木造の主屋は登録有形文化財に指定されています。

色鮮やかなお着物、おしろい、日本髪。三味線も歌も生。CDなんて使いません。
キレイだわぁ、かわいいわぁ、こりゃ旦那衆が喜ぶはずだわ(舞いの写真はNG)。

「海向寺」には即身仏が祀られています。海向寺でいただいたパンフレットによると、出羽三山を中心に即身仏信仰が盛んだったため、県内には8体の即身仏が伝承されている(即身仏は全国で16体)、とのことです。
死後、内臓を出すなど防腐処理をしたミイラと違って、即身仏は、修行として食を断ち最後は水を断って、死を迎えたその姿。なんという苦行。
なんの意味があるの? それって人を救うの? なんで? なんで? に、お寺さんは、「分からなくていいんですよ。密教ですから」。密やかな教え。密教。
最上川舟下り、巨人の森、大自然を体感!
「五月雨を 集めて涼し 最上川」と、芭蕉が下り、おしんが泣きながら下った最上川(芭蕉は最初「早し」ではなく「涼し」と詠んだそう)。

豪雨の合間の奇跡の晴天。濁流も問題なし。
ベテラン船頭曰く、船頭の条件は、泳げること、歌えること、そして顔がいいこと!
初めから終わりまで笑いっぱなし。舟下りの50分はあっという間。
下船後、船頭さんおススメの「幻想の森」へ。
舟番所のポスターには「耳を澄ましたら、巨人たちの話し声が聴こえた気がしました」のキャッチと、太い幹に耳をあてる吉永小百合さん。

「クマ危険」の看板が気になったけど、おしゃべりを止めて、樹齢千年超の杉の足元に。
続いて、宮城県との県境、蔵王山頂「御釜展望台」へ。
下界が30度を優に超える中、13度。強風に震えながら、雲の切れ間を待ちました。

見えん。

お!
御釜が見えたも奇跡、旅の最後に立ち寄った「亀岡文殊」が12年に1度の御開帳だったのも奇跡。ありがたや。

東日本や北海道のフリーエリアで自由に乗り降りできる、「特別設定 えきねっと限定 大人の休日パス スペシャル」。
次回のご利用期間は、2023年9月4日(月)~9月13日(水)。2023年8月4日(金)発売開始です。
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