観光列車レールキッチン チクゴに乗って食べてみた!
2019.04.192022年12月25日
JR東日本4日間乗り放題パスで気軽に遠出!
大人の休日倶楽部パスをフル活用!青森~山形~伊豆
「大人の休日倶楽部パス」は、JR東日本全線を4日間乗り放題で1万5270円。パスを利用するのは今年度だけで、3回。もうベテランです。今回は、青森→仙台→山形→新潟→伊豆の、欲張りコースです。
弘前で「奇跡のりんごフルコース」
1日目は弘前からスタート。
弘前城は、東北で唯一の現存天守。目下、石垣の修理で移動して、岩木山とツーショットが撮れるポジションです。
弘前はフレンチの街。ランチは「レストラン山崎」の「奇跡のりんごフルコース」。映画にもなった、完全無農薬・無肥料栽培のリンゴを使ったフレンチです。
ずんだ餅でなく、づんだ餅。仙台「村上屋餅店」
2日目。仙台駅で、ずんだ餅を食べるためだけに下車。
暖簾の前で、映えファッションの女子が順番に撮影中。SNSで人気のお店です。
左から黒ゴマ、づんだ、くるみ。
づんだは、甘いというより、すっきり爽やか。
お茶をつぎながら、「どちらから?」とおかあさん。
「神奈川です」の女子に続いて、私。「大阪から? まぁ遠くから!」
外は行列。でもおかあさんはマイペース。
かみのやま温泉「名月荘」で読書三昧
宿泊は、かみのやま温泉(山形県)「名月荘」。
全客室がダイニングルーム付きで、夕食も朝食もここで頂けるのでラクチンです。
図書室には、美術館や博物館の企画展でしか買えないような書籍がずらり。
翌日チェックアウトまで図書室で粘る私に、「また来てください」と仲居さん。
「海里」で「アル・ケッチャーノ」の庄内イタリアン
3日目。山形駅で、フルーツパフェ。洋ナシ、柿、シャインマスカット、イチゴetc. 果物王国山形ならでは多彩な旬の味!
山形駅→酒田駅は、途中代替バスをまじえて移動。バスは最上川に沿って走ります。
酒田駅で「新潟・庄内の食と景観を楽しむ列車」『海里』に乗車(パスとは別料金)。
田んぼのあちこちに越冬する白鳥の群れが見えます。お! 飛んだ!
ランチは、「アル・ケッチャーノ」の庄内イタリアンとドルチェ。その土地のものを食べられるのが旅の楽しみです。車窓には、日本海に沈む夕日。
「海里」では、長停車の駅で改札の外に出ることができます。
「桑川」駅で、海岸へ。白波が荒々しく押し寄せて、打ち返す音がお腹に響く。
このあたりは、「笹川流れ」という、日本屈指の透明度を誇る海と奇岩の観光名所だそう。なんも見えん^^;
「黒船ミュージアム」で開国のホントの事情を知る
最終日は、JR東日本の南端の伊豆下田。日米和親条約締結後、下田にて調印された付帯協定、下田条約が締結された「了仙寺」へ。
隣接する「黒船ミュージアム」では、開国までの歩みとアメリカ人と地元の人の交流を、映像や当時の風刺画などから知ることができます。
貿易をすれば豊かな国になれる、と開国を迫るペリーに対して、幕府は、日本は潤っていて平和だから、開国の必要はないと、毅然と応じたとか。
下田公園の展望台から、下田港が一望できます。
こじんまりした穏やかな入江。アメリカの大きな蒸気船が船団を組んで現れた時、そらもう大騒ぎだったでしょう。
開国の功罪を考えながら、「きんめ屋」で、遅い昼食。金目鯛のフライや刺身が食べられて、お得な1640円。
「大阪から? わざわざ? 楽しんで行ってね」
いえいえ、もういい加減帰らないと。
「大人の休日倶楽部パス」があれば、ちょっと見てみたいな、一度食べてみたいな、そんなゆるい動機で気軽にお出かけできます。
次の利用期間は、1月12日(木)~24日(火)です。
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