国宝三十三間堂で女神様に会い、そば茶寮で会席を
2022.11.132022年07月23日
夏の東北・山形で、ココロもカラダもすっきり浄化!
山寺「立石寺」と、若返りの寺「慈恩寺」を訪ねて
趣味の御朱印集め。夏は、涼しいはずの東北・山形へ。松尾芭蕉の『おくの細道』でも知られる山寺「立石寺」と、若返り・美人の寺「慈恩寺」を訪ねました。
閑さや岩にしみ入る蝉の声(松尾芭蕉)
山形県山形市にある立石寺は、山の斜面にお堂が点在し、頂上の奥之院まで千段以上の石段があります。
本堂の「根本中堂」は、登山口からすぐ。
ご本尊の薬師如来坐像は秘仏ですが、日光・月光菩薩、十二神将が至近に迫ります。神将の歯が見える! 衣の繊細な柄が見える! 運慶作の毘沙門天にも肉薄! 迫力倍増!
拝観料は200円。価値ある200円。
山門の先は、ひたすら石段(入山料300円)。暑い! 一段上るたびに汗が噴き出します。
セミが鳴きだした! これね! 岩にしみ入る蝉の声! しみてる! しみ入っている!
達成感と爽快感に煩悩が雲散霧消~
「五大堂」は、切り立った崖の上。山並みを見晴らし、風が吹き抜けます。
たどり着いたみんなの頬は紅潮して、額には玉の汗。口々に「涼しい~」「絶景~!」。
お腹ぺこぺこで、麓の「美登屋(みとや)」で「だしそば」。
「だし」は、山形の郷土料理。キュウリやオクラなど細かく切った夏野菜を味付けしたもの。だしそばは「だし」がたっぷりのった、濃い醤油味の冷たいそば。
このしょっぱさが、大量の汗の後だからか、おいしくて、おいしくて。心からごちそうさま!!
夜は、宿の「米沢牛」で、タンパク質をチャージ。
米沢牛は、米沢市など限定されたエリアで登録された、36月未満の出産していない雌牛です、と仲居さん。私は、若い女の子を食べたのか。お寺にお参りしながら、なんてことを。
アンチエイジングと美が叶う?!
山形県寒河江市にある本山 慈恩寺は、聖武天皇の勅命により開かれた古刹(こさつ・古い寺)。
京都や奈良で作られた仏像や、若返り信仰を集める鉢など、文化財の宝庫として知られています。
まっさきに向かったのが、本堂の「鋳鉄仏餉鉢」。頭を入れて拝むと、若返りにご利益があり、女性は美人になるとか。
「顔とちゃうで。頭を入れるんや!」と言われて、美人になりたいあまり、顔から入れてしまったことに気づく^^;
山形のグルメといえば「アル・ケッチャーノ」
「ヤマガタ0035 アル・ケッチァーノ コンチェルト」は、山形駅前に2020年12月にオープン。鶴岡本店や東京銀座のお店は予約が難しいのですが、ここはまだ余裕があります。
ホール係の男子が、感じよくて、かわいくて、
「おすすめのロゼはいかが?」→ぜひ!「アクアパッツアには白を」→はい、お願いします!「赤はメニュー表にはないおススメのものを」→それで結構です!
もう言いなり^^;
キンメダイにアプリコット塩など、オイル寿しは、ネタによって塩やオイルを使い分けています。
さくらんぼ「紅秀峰」とミニトマトとチーズのパスタは、甘くて、とろり。メインは、山形名産「だだちゃ豆」で育った羊のグリル。
私が家で作っていたイタリアン、あれはいったい何料理だったのか。
汗を流して、お参りして、すっきり浄化した体に、山形のおいしさが染みて、ここで一句。
はらぺこや 臓腑にしみ入る 山形グルメ(みろく)www。
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