5月の立山黒部アルペンルートを行く

標高2450mの白銀の世界で、カッコだけ山ガール♪

公開日:2022.05.22

富山県のシンボル、信仰の山「立山」の5月は、残雪まぶしく、同年代スキーヤーの雄姿まぶしい極楽浄土の世界。なんちゃって雪山登山で、山ガール気分♪

標高2450mの白銀の世界で、カッコだけ山ガール♪
立山黒部アルペンルート 

5月、立山黒部アルペンルートで、白銀の世界へ

5月といえど、標高2450mの立山(室堂)は、白銀の世界。朝晩は余裕で氷点下。

米俵のようなザックを背負い、手にはピッケル、ごつい登山靴にごついアイゼンを付けた山ガールや、スキー板を担ぎ、重いスキー靴でスタスタ歩く同年代と思しきオジさんなど、雪山のプロフェッショナルの独壇場です。

おばちゃんも列に続き、山屋(やまや/登山愛好家)気分! かっこいいふり!

5月、立山黒部アルペンルートで、白銀の世界へ

3、4時間かけて山頂まで登り、5分足らずで滑り下りるを1日に3~4回繰り返すそうで、もう尊敬!!

昨年(2021年)、絶対安全な快晴の秋の日を選んで縦走した時ですら、コースタイムをオーバーする8時間を要し、最後は平坦な木道でつまづくほど、足が上がらなかったおばちゃんには、信じられない体力と登山技術です。

5月、立山黒部アルペンルートで、白銀の世界へ

山は上りより下りが難しい。調子にのって登ってはいけないのは重々承知だけれど、中高年の同輩が、目を輝かせて先を急ぐのを見ると、自分も行ってみたくなる。

すぐそこの鞍部(あんぶ)まで登れば、白山が見えるよ、とサングラスのスキーヤーに励まされ、おばちゃんはそこまでがんばることに。

写真内の矢印が白山。白山も信仰の山。ありがたい。

5月、立山黒部アルペンルートで、白銀の世界へ

登山ウエアを着れば、即効アンチエイジング

ピークらしきポイントで、グレートトラバーズ田中陽希さんっぽい一枚!

遠目で見ると年齢不詳。山ガールに見えなくもない。

登山ウエアを着れば、即効アンチエイジング

空は、澄んだそら色。写真よりずっと澄んだそら色。剣岳や雄山はもちろん、浄土山、大日岳などありがたい名前の山々がくっきり見えます。まさに立山信仰、極楽浄土。

5月の日没は遅く、午後7時前。夏山に比べて春は日が長い分、夕方遅くまで行動できるので、日帰り登山でも遠くまで足を伸ばすことができて、お得です。

登山ウエアを着れば、即効アンチエイジング

霊峰立山のありがたい湧き水でいれる水出しコーヒーで一服

室堂で、ぜひ味わってほしいのが、水出しコーヒー。霊峰立山のありがたい湧き水でいれる、すっきりと清冽な味わいです。

普段は体を冷やさないように、冷たい飲み物を敬遠している方も、ここはアイスコーヒーです。万一お腹が緩くなっても、アルペンルート各所にトイレが完備されているので安心。しかもそのほとんどが、快適なウオシュレットです~。

霊峰立山のありがたい湧き水でいれる水出しコーヒーで一服

旅のお土産は、ほろ苦い春の味覚。ゼロ円なり

扇沢の駐車場周辺には、ふきのとうがいっぱい。

今回の旅のお土産は、ふきのとうと、宿でペットボトルに入れた立山の湧き水。ゼロ円。

旅のお土産は、ほろ苦い春の味覚。ゼロ円なり

旅のお土産は、ほろ苦い春の味覚。ゼロ円なり

日本離れした山岳風景や、綿々と受け継がれる立山信仰の大らかさと比べて、玉ねぎが高い、老眼が進んだなど、不平不満を言っている自分のなんと小さなことか。視野を広く、大きな心を持とう。

そんな心構えもすぐ忘れて、またチマチマと悩むのは分かっています。だから、また山に行くなり旅に出るなりして、気持ちを立て直す。この繰り返し。もうそれはそれでいいのかも。

 

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みろく

信州との2拠点居住を始めて5年。住み慣れ(すぎた?)大阪を離れることで、関西の魅力を再発見!京都や奈良、神戸への遠足を楽しみつつ、全国を旅しています。元旅行会社勤務の経験を活かして、お得な切符やおもてなしのよい宿泊施設などを紹介していきたいと思います。

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