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- 標高2450mの白銀の世界で、カッコだけ山ガール♪
富山県のシンボル、信仰の山「立山」の5月は、残雪まぶしく、同年代スキーヤーの雄姿まぶしい極楽浄土の世界。なんちゃって雪山登山で、山ガール気分♪
5月、立山黒部アルペンルートで、白銀の世界へ
5月といえど、標高2450mの立山(室堂)は、白銀の世界。朝晩は余裕で氷点下。
米俵のようなザックを背負い、手にはピッケル、ごつい登山靴にごついアイゼンを付けた山ガールや、スキー板を担ぎ、重いスキー靴でスタスタ歩く同年代と思しきオジさんなど、雪山のプロフェッショナルの独壇場です。
おばちゃんも列に続き、山屋(やまや/登山愛好家)気分! かっこいいふり!
3、4時間かけて山頂まで登り、5分足らずで滑り下りるを1日に3~4回繰り返すそうで、もう尊敬!!
昨年(2021年)、絶対安全な快晴の秋の日を選んで縦走した時ですら、コースタイムをオーバーする8時間を要し、最後は平坦な木道でつまづくほど、足が上がらなかったおばちゃんには、信じられない体力と登山技術です。
山は上りより下りが難しい。調子にのって登ってはいけないのは重々承知だけれど、中高年の同輩が、目を輝かせて先を急ぐのを見ると、自分も行ってみたくなる。
すぐそこの鞍部(あんぶ)まで登れば、白山が見えるよ、とサングラスのスキーヤーに励まされ、おばちゃんはそこまでがんばることに。
写真内の矢印が白山。白山も信仰の山。ありがたい。
登山ウエアを着れば、即効アンチエイジング
ピークらしきポイントで、グレートトラバーズ田中陽希さんっぽい一枚!
遠目で見ると年齢不詳。山ガールに見えなくもない。
空は、澄んだそら色。写真よりずっと澄んだそら色。剣岳や雄山はもちろん、浄土山、大日岳などありがたい名前の山々がくっきり見えます。まさに立山信仰、極楽浄土。
5月の日没は遅く、午後7時前。夏山に比べて春は日が長い分、夕方遅くまで行動できるので、日帰り登山でも遠くまで足を伸ばすことができて、お得です。
霊峰立山のありがたい湧き水でいれる水出しコーヒーで一服
室堂で、ぜひ味わってほしいのが、水出しコーヒー。霊峰立山のありがたい湧き水でいれる、すっきりと清冽な味わいです。
普段は体を冷やさないように、冷たい飲み物を敬遠している方も、ここはアイスコーヒーです。万一お腹が緩くなっても、アルペンルート各所にトイレが完備されているので安心。しかもそのほとんどが、快適なウオシュレットです~。
旅のお土産は、ほろ苦い春の味覚。ゼロ円なり
扇沢の駐車場周辺には、ふきのとうがいっぱい。
今回の旅のお土産は、ふきのとうと、宿でペットボトルに入れた立山の湧き水。ゼロ円。
日本離れした山岳風景や、綿々と受け継がれる立山信仰の大らかさと比べて、玉ねぎが高い、老眼が進んだなど、不平不満を言っている自分のなんと小さなことか。視野を広く、大きな心を持とう。
そんな心構えもすぐ忘れて、またチマチマと悩むのは分かっています。だから、また山に行くなり旅に出るなりして、気持ちを立て直す。この繰り返し。もうそれはそれでいいのかも。
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