一生歩ける体をつくる6つの大事な習慣とは?
2024.11.052024年05月04日
無理せず自分で腰痛をやわらげる
腰って筋肉⁈ 「きくち体操」で目からウロコ
いつもよりちょっと長く歩いたり、庭の草取りに精を出しすぎてしまった時など、必ず口をついて出るのは「あ~、腰が痛い」。それを改善すべく、ハルメク365にて「きくち体操・腰を守る!」を見てみました。
初めて知った体の構造
きくち体操、という言葉はよく耳にしていましたが、実は菊池和子先生のコンテンツを見るのは初めて。
軽快な音楽の後、まず画面に出てきたのが人体の骨格図と筋肉図だったのには驚いてしまいました。
はきはきと明るい声で、菊池先生が教えてくださったのは、「肋骨と骨盤の間には背骨が通っているだけで、他には何もない」こと。
体の中のこの大きな空間には大小さまざまな筋肉がしっかりとつき、それが腰、というものの正体だったのでした。
腰は体の要、とはよく言われることで、年齢を重ねるにつれ大切にしなくてはならないとわかってはいたのですが、体のつくりから腰の構造を考えたことなどなく、まったく目からウロコのスタートでした。
腰の痛みは体からの「声」
腰は筋肉、つまり、腰痛は筋肉の痛み。菊池先生によると痛みというのは、筋肉が弱ってきたことを自分自身に知らせてくれるための声なのだそうです。
便利な家電製品が普及している現代、掃除も洗濯も大きく体を動かす必要がなく、水道の蛇口すら手首を使ってひねる機会が少なくなっています。
それだけ自分の体を使わなくて済むということは、日常的に筋肉を使わなくなっているということ。
つまり、人の筋肉はとても弱りやすくなっており、痛みが発生してしまうのです。
使えば使うほど、強くなる筋肉
筋肉が弱り、痛みとして声を上げ始めたなら、無理なく少しずつ動かしていくことが大切です。
コンテンツで紹介されていた、腰痛のためのきくち体操は、
- 仰向けに横たわり膝を立てる
- 首から頭をぐっと持ち上げ自分のおへそを見る
というものでした。
首やお腹の筋肉だけではなく、お尻で床を押すように意識して、両足指にもグッと力をこめることで、体のあちらこちら複数の筋肉を呼び覚まします。
一日何回、と決める必要はなく、その代わりコツコツ毎日、無理のない範囲で続けることが大切だそうです。
自分自身で責任を持つ
菊池先生のコンテンツで心に残ったのは、折々に語りかけてくれる言葉でした。
「体と命と向き合って、自分でケア」「動かして体を育てる」「筋肉を使うと、腰や内臓に力がつく」等々、自分の体には自分で責任を持つ、という姿勢が伝わってきました。
他人に依存したり薬を頼ったりするのではなく、まずは自分自身でしっかり自分を支える、その気持ちが本当の健康につながってゆくのだと感じた時間でした。
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