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更新日:2024年10月06日 公開日:2023年09月11日
女性に多い「変形性膝関節症」に注意!痛みを治す運動
膝痛の症状改善・予防には、正しい方法で行う無理のない運動が効果的です。医師監修のもと、膝の痛みを治すスクワットなどの筋トレ・ストレッチ・体操をご紹介!女性に多い変形性膝関節症は悪化すると歩行困難になることも。健康なうちからの対策がカギです!
膝痛(ひざつう、しっつう)とは、膝関節に起こる痛みのことです。膝痛の原因は、いくつか考えられます。ここでは、主な膝痛の原因をご紹介します。
膝関節の新陳代謝が鈍化し、膝関節が硬くなると、周囲の組織に痛みが起こることがあります。
膝関節が硬いと脚をしっかり伸ばせないため、歩くときにふくらはぎに余計な負担がかかり、股関節を痛めてしまう可能性もあるため注意が必要です。
膝関節の柔軟性が低下していると運動時にも負荷がかかり、膝に痛みが起こることがあります。
膝は「大腿骨(だいたいこつ)」「脛骨(けいこつ)」「膝蓋骨(しつがいこつ)」という3つの骨が組み合わさった構造になっています。
これらがぶつからないようにクッションの役割を果たしているのが「軟骨」で、関節を動かすために使われているのが「筋肉」です。
膝関節の曲げ伸ばしをする際には、ももにある「ハムストリングス」や「大腿四頭筋」、お尻にある「大臀筋」といった筋肉が働くことが必要です。しかし、筋力が低下すると、このきが悪くなり膝の正常な動きが損なわれてしまいます。すると軟骨の消耗が早くなり、膝痛につながります。
膝痛の痛みの原因として多いのが、膝の軟骨のすり減りや関節の変形が起こる「変形性膝関節症」です。
厚生労働省が過去に公表した『介護予防の推進に向けた運動器疾患対策について 報告書』によれば自覚症状のある変形性膝関節症の患者数は約1000万人、潜在的な患者数は約3000万人にものぼるといわれています。
変形性膝関節症は、以下のような理由から男性よりも女性に1.5倍~2倍ほど多くみられます。
変形性膝関節症の代表的な初期症状は、「歩き始めや動き始めに膝に違和感を感じる」というものです。また、「立ち上がるときに膝が痛い」「階段を下りるときに痛い」「長時間歩いたときに痛い」なども見られます。
進行するにつれて痛みが強くなり、「正座ができない」「膝に水がたまる」「膝が腫れる・熱を持つ」などの症状も現れます。
後期になると非常に強い痛みで普通に歩けなくなり、自分の身の回りのことをするのも困難になってしまうため、悪化する前に対策することが大切です。
「膝の音が鳴る」という症状は、変形性膝関節症など膝トラブルの予兆の一つです。特に、膝の音が変化したときは注意しましょう。
簡単なチェックリストで「病院受診の必要があるかどうか」をチェックできるので、調べてみるといいでしょう。
膝痛の改善や予防には、下半身の筋トレや体操、ストレッチ、有酸素運動などの運動療法が効果的です。
ただし、膝の痛みが強い場合や体調が悪い場合、運動を始めたら痛み始めた場合などは無理をせず運動をやめ、かかりつけ医に相談しましょう。
ここからは、膝痛予防におすすめの筋トレやエクササイズ、体操をご紹介します。
膝を支え筋肉を育てる長座の姿勢は、「きくち体操」の動きの一つです。
普段から意識して膝裏を伸ばしていると、膝を支える太ももやお尻、お腹などに筋肉がついて、膝痛がよくなっていきます。「長座」の姿勢では両脚を前に出すため、膝を伸ばした状態を意識しやすいでしょう。
毎日続けることで、少しずつ膝が伸ばしやすくなっていきます。
太ももに力を入れる・お尻をぎゅっと寄せる・骨盤が倒れないようにする・お尻を引く・肩甲骨を1mm下げることがポイントです。簡単にできるのでぜひ実践してみましょう。
膝は、足の指から1本1本つながる筋肉で支えられていますが、これらの筋肉は一度足首に集まります。そのため、足首が凝り固まった状態だと、膝もガチガチになり動かしにくくなってしまいます。
足首を回し、しなやかにすると、膝の状態も良くなる効果が期待できます。ここでは、きくち体操の足首回しのやり方をご紹介します。
いすを使った簡単なストレッチで、膝痛や腰痛の対策ができます。いすに座ったままできるので、デスクワークの合間にちょっとした休憩を取って、ストレッチを行ってみましょう。
「ゆるテーブルスクワット」は、膝や腰の筋肉を支える殿筋群や大腿四頭筋などを無理なく鍛えられるスクワットです。スキマ時間で簡単にできて、膝痛や腰痛の予防・改善効果が期待できます。
体力に自信がない人は、なるべくたくさんテーブルにもたれて行うといいでしょう。動きに慣れてきたら、いすを外してさらに深くしゃがんだり、回数を増やしたりするとさらに負荷をかけられます。
ゆるテーブルスクワットは体調に合わせて無理なく行える運動ですが、既に膝や腰などが痛むという人は、かかりつけ医に相談した上で、無理なく痛みのない範囲で動かしましょう。
デスクワークなどで長時間座りっぱなしになると、筋肉が使われずに凝り固まってしまいます。1時間に1回ほどは休憩を取って「リセット運動(足上げ運動)」を行うのがおすすめです。
ふくらはぎの後ろを伸ばすことで、膝まわりの筋肉をリセットできます。
ここでは、日常で取り入れたい膝痛予防習慣をご紹介します。
膝痛を予防するためには、筋トレや体操といったエクササイズだけでなく、「正しい歩き方」を習慣づけることが大切です。
毎日の「歩く」といった動作を正しいやり方で行うことで、膝痛予防に大切な大臀筋と内転筋を自然に鍛えられます。
上記は、正しい歩き方のポイントです。膝を曲げずに真っ直ぐ伸ばすことがポイントですが、膝に痛みがある人は無理に伸ばさないようにしましょう。
なお、ウォーキング時はクッション性の高い靴を選ぶと、膝への負担を減らせます。歩くコースも硬いコンクリートの道ではなく、芝生やゴム・ウレタンなどで舗装された道など地面が柔らかい場所で歩くようにするといいでしょう。
陸上ではなく、プールで行う水中ウォーキングもおすすめです。水の浮力によって膝への負担を軽減しながら運動できます。正しい歩き方での20〜30分ほどの有酸素運動は、膝痛に有効な運動の一つです。
普段あまり体を動かす機会がなく、運動不足になりがちという人は、なるべくエレベーターやエスカレーターを使わず、階段を使うようにするのがおすすめです。
ちょっとした運動を取り入れることで、忙しい人も時間や手間をかけずに運動量を増やせます。
ここでは、膝痛があるときの注意点についてご紹介します。
膝痛や変形性膝関節症の症状改善には、運動療法が効果的です。適切な方法での筋トレやストレッチ、体操は症状の改善や予防につながります。
しかし、間違った方法で行う運動や、膝に大きな負担をかける運動はNG。予防や緩和どころか、悪化のリスクがあるため注意しましょう。
具体的には、上記のような運動は避ける必要があります。運動の内容や頻度については、事前に医師と相談しておくといいでしょう。
膝に痛みがあるときの保存療法では、膝への負担を少なくして、なるべく軟骨を減らさないようにすることが大切です。
以下のように膝への負担が大きな動きは、変形性膝関節症や膝痛を悪化させてしまう可能性があるため、避けましょう。
変形性膝関節症の場合、あまりにも膝を動かさない状態を続けると、膝まわりの筋肉の柔軟性が失われ、痛みが強くなってしまうことがあります。
また、体を動かさないと筋肉量が減り、かえって膝関節への負担が大きくなってしまう可能性があるため、医師の指導のもと無理のない範囲で体を動かすといいでしょう。
肥満気味の人は、体重を減らして膝にかかる負担を減らすことも大切です。
膝痛は、中高年の悩みの中でも特に多いといわれています。膝に痛みがあると、外出して運動することが億劫になるなど、運動不足になってしまいがちです。
しかし、運動をしないと筋肉が減ってさらに膝に負担がかかるなど悪循環に陥ってしまいます。医師の指導のもと無理のない範囲で運動を続け、筋力を維持することが大切です。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
日本整形外科学会認定整形外科専門医。関西医科大学卒業後、京都大学整形外科に入局。脊椎、上肢疾患の臨床研究をおこない、脊椎、手関節、肘、肩関節に精通する。その後米国トーマスジェファーソン大学で人工肩関節の臨床研究を主な目的に留学。京都下鴨病院で肩関節外来を担当し、脊椎機能の重要性を唱えている。
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