生まれ変わりの旅、出羽三山~月山登山~
2024.08.242024年04月04日
丹後半島を1泊2日でぐるっと
伊根~天橋立~舞鶴。「海の京都」グルメと歴史
国東半島、下北半島、津軽半島、渡島半島……。あちこち旅して、半島という半島には、独自の文化や豊かな自然が残っていると知りました。今回は丹後半島「海の京都」を旅しました。
まずは腹ごしらえ!予約の取れないピザ屋へ
旅のきっかけは、「藤原鮮魚店 uRashiMa」(網野町)の予約が取れたこと。
「uRashiMa」は漁港近くにあるナポリピッツアの人気店。カウンター5席だけというのもあって、予約がとても取りにくいのです。
前菜のイカはパリッとしていて、タコは噛めば噛むほど味が染み出てくる。パリッとしたイカなんて初めて! なんて爽やかなのでしょう! 丸い揚げパンはタコの出汁入りで、海の味。
魚そのまんま載ってるやん! のピッツア。
丹後半島をぐるっと右回り
1泊2日のルートはコレ↓
国の名勝・天然記念物「琴引浜」は、小雨のため「今日は砂が鳴きません」の告知。ガーン! 私は鳴く(泣く)わ~。
国重要文化財「経ヶ岬灯台」も楽しみにしていたけれど、どよ~ん。次! 次、行こ!
THE 海の京都「伊根の舟屋」
伊根湾に面して約230軒の舟屋が並ぶ、重要伝統的建造物保存地区「伊根の舟屋」。
舟屋は、家の1階部分が舟のガレージになっています。思い立ったらすぐ舟釣りに出られるなんて! とうらやましがっていたら、もっとスゴイものを発見!
カゴにエサとなる魚のアラを入れて、海に沈めておけば、
自動的に魚が獲れるという。
小型遊覧船は約30分、1000円。船上からなら全体が一望できるうえに、漁師気分も味わえます。
船頭さんは、あれは寅さんの、あっちは浜ちゃんの、と映画のロケに使われた舟屋を指さします。浜ちゃんが2階の窓から釣り糸を垂れてるシーン、あれも伊根だったのかなぁ。
えびせんを空に向けて投げると、ウミネコが上手にキャッチ! 船上は大盛り上がり!
天橋立「料理旅館 鳥喜」のブリしゃぶ
ウミネコからの……ネコ。
「天橋山 知恩寺」は平安時代に起源をもつ文殊菩薩の霊場。このコは、文殊堂の軒下にふかふかの寝床を用意してもらっていました。福福しいフォルムと泰然とした佇まい。さすがです。
おみくじはミニ扇。映えます。
夕方5時にライトアップ。
その頃には観光客もまばらで、落ち着いてお参りできます。
宿泊は、境内のすぐ南にある「料理旅館 鳥喜」。
天然の寒ブリ(2月下旬なので)をしゃぶしゃぶで。
しかし、メインのしゃぶしゃぶまでに、ブリユッケ→お造り→ブリ大根→ふわふわのブリあら煮etc.と続き、すでに腹九分。
一切れが大きい! イオンのブリしゃぶ用切り身の2枚半くらい。10kg以上のブリを使っているとのこと。
全部食べられるかなぁ、と心配したものの、しゃぶしゃぶすると脂が落ちてあっさり。なんぼでもいける~!!
「元伊勢籠神社」満月の日スペシャル
完食の翌朝、約3kmの遊歩道を歩いて天橋立を渡ります。
松林の間に、与謝野晶子の歌碑や芭蕉の句碑、名水百選「磯清水」。砂浜は白くなめらか。
対岸の、元伊勢籠神社は、伊勢神宮とここにしかない「五色の座玉」や国重要文化財の阿吽の狛犬が有名です。満月と新月の日の参拝は「むすひ詣り」といい、特別なお守りが授与されます。
この日は満月の日。思い込みのせいだろうけれど、気が満ちてくる感じがして、元気勇気100倍!
そして、元伊勢籠神社は『Hanako特別編集 日本・開運の旅。』の表紙↓を飾っております。日々の運気の上げ方なども紹介されていて、早くも座右の書として重用中。
帰路は観光船で約15分。
船着き場近くの廻旋橋は、90度旋回して、船を通します。
最後に「天橋立ビューランド」で、お約束の股のぞき。
「天橋立が天に舞う龍のように見える」絶景ポイントでパワースポット! 運気ますますアップ!(大変! 私の体えらく歪んでない!?)。
ラーゲリからの帰還港、宮津
半島巡りの締めくくりは宮津。戦後、最後まで大陸からの引き揚げ船を迎え、「岸壁の母」で母が帰らぬ息子を待ち続けた、港のまち。展望台から復元された引揚桟橋が望めます。
「舞鶴引揚記念館」には、シベリア抑留の資料が展示されています。
『ラーゲリより愛を込めて』(二宮和也主演)の、ラーゲリ(強制収容所)を体感して、運搬した木材がどんなに重いかも体感。1mmも持ち上げられなかったし、マイナス30度だなんて、私なんかはひと冬で降参だ。
それを10年。そもそも中国(満州)を侵略しなかったらこの悲劇はなかった。前回の「毒ガスの島」に続き、戦争断固反対! の思いを強くしました。
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