60代からの人間関係は、程よい距離感が重要です
2022.11.162022年08月05日
わが家の愛犬、モカ
愛しのお茶目なワンコ
トイプードルのモカがわが家に来てもう6年。家族が帰宅すると、モカは手にしている個々の小物を必ず取り上げます。取られそうになると上目遣いに白目をだして、ウーウーうなる悪ふざけが習慣化。今はその儀式が、かけがえのない癒やしになっています。
鼻ガブリに一目ぼれ
夫の家には代々大型犬(コリー、シェパード、グレートデン、ラブラドールなど)がいました。ラブラドールが亡くなった時には長男がペットロスになり、深刻な状態でした。
ある日、次男夫婦の飼う小型犬に長男が笑顔を見せているのを見て、夫は長男を連れ出したのです。
ペットショップの店員さんに「抱っこ」をすすめられ、子犬に顔を近づけるといきなり長男の鼻をガブリ。この悪戯があまりにも衝撃的で、もう他の子犬はまったく目に入らなくなっていたそうです。
初めての室内犬
アプリコットカラーがモカコーヒーの色に似ているところから、モカと長男が命名。
チャームポイントは、お茶目な上目遣いと小刻みに振るライオンカットの尻尾。運動神経は抜群で、走るのも泳ぐのも得意です。浴槽底に潜っている姿を初めて目にした時は、溺れているのかと慌てたことも……。それだけに、外出先での川には要注意なのです。
動物にも人との相性ってあるのでしょうか。なぜか寝るときは私の元へ来ることが多く、無警戒の寝姿に笑えます。私がいなくて、ただただ悲しげに遠吠えをする姿を傍で見ている家族はたまりません。
『お願いだから早く帰ってきて』と買い物先に電話をかけてくる気持ちがわかります。
九州から北海道までマーキング
小型犬は特に外での散歩は必要ないと言われたものの、誰かしらモカを外に連れ出しているので、かなり強運です。それどころか、キャンピングカーやバイクでの移動も、ほとんどモカは一緒です。
夫の実家家族との北海道旅行、私の実家のある九州、そしてピンポイントで行く関東近郊に、モカは散歩をしながらあちこちにマーキングをしています。
わが家で飼われた歴代の犬の中で、モカが最高に恵まれた犬と言えるでしょう。
初の外泊先でも大いばり
ある日、一度も犬を飼ったことがない長男のお嫁さんがモカを実家に連れ帰ったのですが、意外にも順応性があり驚いています。外泊先の家族とも打ち解けて、番犬までしたとか。
環境に慣れてくると、気に入らなければ、家の主にも遠慮なく吠える始末。あどけない悪戯は怒られることもなく、モカは益々威張るばかりです。モカには好き放題できる、散歩付きの外泊という楽しみが一つ増えました。
モカは幼い頃からいつも人間の会話を耳にしていただけに、言葉の理解力はもちろん、読心術もかなりのものです。心身共に疲れ切った時には、気が付くと傍にいます。物を言わずとも癒やされるこの不思議さ、飼い主への無償の愛を感じずにはいられません。
今後日本全国縦断の旅という私たち夫婦の夢にも、もちろんお供をするモカは、間違いなく悔いのない犬生になることでしょう。
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