犬との暮らしが“健康寿命”を延ばす!?50代からの心と体が整う幸せ習慣とは
犬との暮らしが“健康寿命”を延ばす!?50代からの心と体が整う幸せ習慣とは
公開日:2025年11月11日
老後がもっと幸せになる!犬と暮らす3つのメリット
「最近、体を動かすのが億劫で運動不足だ」「人と話す時間が少なくなった」「なんとなく孤独でさみしい」——。そんな50代の悩みを一度に解消してくれるのが、“犬との暮らし”です。
50〜70代400人を対象に行われた調査(※)では、犬を飼う人の55%が“毎日運動(散歩を含む)している”と回答。飼っていない人は32.5%にとどまり、その差は22.5ポイント。
さらに、「家族以外の人と毎日会って話す」割合も犬を飼う人が高く、約10ポイントの差が出ました。
犬と過ごす日常には、幸せな老後をつくる3つのメリットがあります。順に見ていきましょう。
メリット1:毎日の散歩で無理なく健康維持できる!
犬の散歩は、特別な運動ではなく“生活の一部”。朝夕15〜20分歩くだけで血流がよくなり、下半身の筋力維持にもつながります。
「この子が待っている」と思うことで、天気や気分に関係なく外に出られる。それが、犬と暮らす人の“続けられる理由”です。
続けやすい散歩のコツ
- 毎日同じ時間に出ると体のリズムが整う
- 無理せず「片道10分×往復」程度でOK
- 雨の日は短縮コースに切り替える
朝の光を浴びて体内時計を整え、夕方の散歩でリラックス。犬との時間が、知らず知らずのうちに“健康習慣”を支えています。
メリット2:散歩を“出会いの場”に!人とのつながりができる
犬を連れていると、初対面でも自然に会話が生まれ、「かわいいですね」「うちの子は人見知りで…」といったやり取りが日常になります。
調査では、「家族以外と話す機会が毎日ある」人が犬を飼っている人で40%。飼っていない人は30.5%。さらに「ほとんど話さない」人は、飼っている人が11.0%、飼っていない人が23.0%と、それぞれ大きな差が出ました。
人とのつながりを広げるコツ
- 同じ時間に散歩する人に軽く会釈から
- 犬の話題を共通テーマにする
- 無理せず挨拶だけでもOK
夕方の公園で「昨日は寒かったですね」と声をかけるだけでも、気持ちが軽くなる。そんな“ゆるいつなり”が、孤独を遠ざけてくれます。ちょっとした会話が脳の刺激にもなり、笑顔の時間が増えます。犬は、心の健康を守る“社交のパートナー”でもあるのです。
メリット3:心が満たされる!“犬のため”が“自分のため”に
犬との暮らしでは、朝の散歩、食事、ブラッシング……と一日の流れが決まります。そのペースが自然と生活リズムを整えてくれるのです。
飼い主の多くが気をつけているのは、
1位 健康管理(85.0%)
2位 清潔さ(62.0%)
3位 運動・遊び(57.5%)
「犬のために」と始めたことでも、一緒に自分の健康習慣にしてしまえば一石二鳥。朝の散歩前にコップ1杯の水を飲む、散歩後に軽くストレッチする、夜は早めに眠る——。犬と過ごすうちに、体も心も自然と整っていきます。
「ペットと生活して変化したこと」では、「日々の楽しさが増えた」「前向きな気持ちが増えた」という声が一番多く、「運動量が増えた」が続きます。「朝、顔をのぞきこんで起こしてくれる」「帰宅を喜んでくれる」——そんな瞬間が、何よりの癒しですよね。
犬を迎える前に知っておきたいこと…—命と暮らす“責任”も一緒に
一方で、犬と暮らすことには責任と覚悟も必要です。
毎日の世話、医療費、しつけ、旅行のときの預け先など、考えるべきことは少なくありません。
飼う前に確認したい3つのポイント
- 最後まで面倒をみられる環境・体力があるか
- 住まいで飼育が可能か(集合住宅は要確認)
- 万一のとき頼れる人や施設を決めておく
犬は10年以上を共に過ごす家族。“かわいい”だけではなく、命と向き合う覚悟を持つことが大切です。
飼わなくてもできる!犬との関わり方いろいろ
「今は飼えないけど、犬と関わりたい」人にも、方法はたくさんあります。
- 近所の犬仲間に声をかけて一緒に散歩する
- 動物保護団体のボランティアに参加する
- 保護犬カフェや譲渡会に足を運んでみる
- 家ではロボット犬(AIBOなど)と触れ合う
50代からドッグトレーナーに挑戦した主婦の体験談を読む!>>
犬と暮らす時間は、体を動かし、人とつながり、心が満たされる——まさに“幸せの習慣”です。その幸せは、犬を飼う人だけのものではありません。今日、散歩中の犬に「かわいいね」と声をかけることから、あなたの“セカンドワンライフ”が始まるかもしれません。





