救える人が救うことでたくさんの犬・猫が幸せになる

浅田美代子さん語る「保護犬を迎えたいと思ったら…」

浅田美代子さん語る「保護犬を迎えたいと思ったら…」

公開日:2024年04月16日

浅田美代子さん語る「保護犬を迎えたいと思ったら…」

保護犬・保護猫への活動に情熱を注いでいる、女優の浅田美代子さん。ペットショップでの衝動買いは避け、終生飼育の覚悟を持って、犬や猫と暮らすことの大切さを訴えます。浅田さんに、保護犬・保護猫を迎えて幸せな家族になるための心得を教わります。

浅田美代子さんのプロフィール

浅田美代子さんのプロフィール

あさだ・みよこ 1956(昭和31)年、東京都生まれ。女優。73年、ドラマ「時間ですよ」でデビュー。2021年映画「朝が来る」で、第30回日本映画批評家大賞助演女優賞を受賞。最近では、舞台「最高のオバハン 中島ハルコ」、映画「キリエのうた」、NHK総合夜ドラ「ユーミンストーリーズ」などに出演。愛犬は左から、ネムちゃん(6歳)、COOちゃん(13歳)、与作ちゃん(10歳)。年齢はいずれも推定。

幸せな家族になるための心得

幸せな家族になるための心得
200頭もの多頭飼育崩壊現場から2023年1月に家族に加わったばかりのネムちゃん。まだ人が苦手

実際に保護犬・保護猫を迎えたいと思ったら「さまざまな保護団体があり、引き取るまで家庭訪問や審査が必要な場合もあるので、一つではなく、いくつも団体を調べてみてください。寄付金目的のような悪質な団体もあるので気を付けてほしいです」と浅田さん。

里親になるためには、何度も会って、相談して、気長に待つのが大事です。

一方、ペットショップでは、お金さえ出せば誰でも買えてしまうので不幸な犬や猫を増やす要因の一つになっているとも。

「目と目が合ったなどと、後先考えず、衝動的に飼うのはダメです。子犬のあのかわいさは半年だけです。犬の場合はしつけも必要ですし、すぐに大きくなって力が強くなると散歩も大変。それでもう飼えないと手放したり、逆に甘やかすだけ甘やかした飼い主さんが突然いなくなってしまったら、犬や猫のストレスは大き過ぎます」

保護犬・保護猫たちの未来のために

保護犬・保護猫たちの未来のために

不幸な犬や猫を減らすため、彼らがあと何年生きられるのか、自分の年齢を考慮して、もしもの準備もしてほしいと浅田さんは言います。

「私も一人暮らしで子どもはいませんが、愛犬たちを託せる人は決めてあります」

現在は、犬猫保護のイベントでの講演や、子どもたち向けに「いのちの教室」を開くなど、啓蒙活動も行っている浅田さん。

「たかが一頭されど一頭。一人がすべての犬や猫は救えなくても、救いたい人が増えれば、たくさんの犬や猫が幸せになると思います」

浅田さんが教える!保護犬・保護猫を迎える上での3ポイント

浅田さんが教える!保護犬・保護猫を迎える上での3ポイント
犬猫を救うため、子どもたちに向けた「いのちの教室」での講演会で

保護犬・猫を引き取ることは、犬、猫、人それぞれにとっていいことですが、それと同じくらい、保護される犬や猫を増やさないことも大事。衝動飼いせず、自分と動物の今後をよく考えて。

1:性格や健康状態を知り、気長に暮らして

新しい家や飼い主さんに慣れるには時間がかかります。自分には合わないと諦めないで。

2:幼犬・幼猫を衝動買いしないで

すぐに大きくなるし、飼い主さんより長く生きれば、新たな保護犬・保護猫を生む要因に。

3:犬・猫の一生を考えて大切にして

あとを託せる人を見つけてから飼うこと。“終生飼育”を心掛けて暮らしてください。

以上、浅田さんが語る「保護犬を迎えたいと思ったら…」をお伝えしました。浅田さんの愛犬たちへの思いが伝わってきますね。新しい家族を迎えることを考えているなら、ぜひ保護猫・保護犬を検討してみてください。

取材・文=原田浩二(ハルメク編集部)、野中ゆみ、撮影=中西裕人、イラストレーション=末続あけみ、ヘアメイク=新井克英

※この記事は雑誌「ハルメク」2023年9月号を再編集しています

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