受験生の息子に作り続けた朝食がきっかけで主婦兼ライター→50歳で「スープ作家」に
2024.12.202022年07月26日
夫が釣った50cmもの巨大コウイカ
コウイカリベンジ大成功でイカ尽くし
6月初旬に釣りのお供で富津公園へ行ったのですが、この時地元の人たちが釣っていたのはコウイカでした。夫が狙ったサヨリはさっぱり釣れず、ダメもとで、持ち合わせの竿でトライ。大きなアタリで喜んだのも束の間、やはり逃してしまったのです。
リベンジに燃える夫
イカは針にかかった時を見極めて、短めの竿の角度や糸の引きを調節しないとすぐに逃げられてしまうそう。それだけに、前回の長い竿ではイカの動きに合わせた調整がうまくできなくて、大きな獲物を逃してしまったのです。あの日の悔しさが悶々としていて、急きょ夫に付き合うことに……。
公園には22時過ぎに到着。着くなり夫は竿など必要な道具を一式揃え、ヘッドライトをつけると早々に釣り場へ直行。
1時間もたたない内に夫から電話があり、釣り場へ急ぐと……。
満面の笑みで、「ビニール袋の中を見てごらん」と夫。
隙間なく入っているイカは1杯の巨大な(50cm)コウイカだったのです。前回逃した獲物より大きかったらしく、来たかいがありました。
懐かしい思い出を呼び覚ます愛犬との散歩
翌朝5時過ぎに愛犬モカを連れて、公園内を散歩です。
園内には木々がたくさんあり、鶯と他の鳥が競い合うかのように鳴く声が絶妙なハーモニーとなり、耳に心地よさを感じながらミニ森林浴です。自然の恵みと、体いっぱいで喜ぶモカに癒やされます。
朝食を済ますと、夫は再び釣り場へ、そして私もモカとお散歩です。
釣り人のいない広い原っぱで遊ばせていると、クローバーを発見。懐かしくて、その場にしゃがみこみました。小さい頃はすぐに四葉のクローバーを見つけられたのに、なかなか見つかりません。探している内に茂みの中で動き回る昆虫に目が行くようになり……。
葉と同化した小さなバッタや跳ね回るコオロギの子どもなど、草むらの中には昆虫世界が広がっています。忘れかけていた小さな感動に胸キュンです。
イカ尽くし
結局収穫はコウイカ1杯だけでしたが、通常サイズ(20cm位)の2倍以上もあり、夫は十分満足でした。
コウイカは別名スミイカとも言い、体内には骨のような貝殻もあるので、YouTubeの動画を参考に、注意深くさばきます。
胴体は刺身に、エンペラやゲソはボイルしての調理。刺身は自宅にある一番大きな器に盛りつけたのですが、きれいに収まりきれず、またボイルした部分の量もかなりありました。お好みでわさび醤油や辛子酢味噌でいただきました。
翌日は初の試み、イカ墨パスタに夫がチャレンジ。イカ墨とハラワタにホールトマトや白ワインなどを加えて作った夫オリジナルイカ墨ソースは、上品で高級パスタ店のように美味でした。
贅沢な悩みですが、今回はイカの大きさに酔って、釣れたて刺身のありがたさがあまり感じられませんでした。釣り人にとっての喜びは獲物の大きさに比例しますが、食べる方はやはり適度な大きさの方がおいしくいただけるのかなと改めて実感しました。
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