自然界での時間で、ゆっくりと五感をリセット

雨あがり新緑北関東 ヒーリングの旅

公開日:2022.06.25

ゴールデンウィーク中は外出を控えていたこともあり、今週末はどうしてもキャンピングカーで外出をしたかった夫。天気予報では南関東は大雨、北関東も決して良くはなかったものの、お天気の回復を願って、金曜日の夕方から日光目指していざ出発です。

道の駅みかも(群馬県)へ

私が仕事を終えて帰宅すると、夫は食料の買出しなどの準備をほぼ終えていて、出発は私次第でした。贅沢にも私は後部座席で夜景を横目にお弁当と愛ビールを口にしながらの出発となりました。道中ハヤブサと小町の連結された新幹線が通り過ぎる珍しいケースの遭遇はラッキーでした。

目的地に8時過ぎには到着したのですが、窓の外のうっとうしい風景は変わっていません。後部座席に移動して、窓を開けるとひんやりした空気が入ってきて、2人のおしゃべりは雨の音に溶け込んでいくばかり。特に用もなく、明日に備えて9時半過ぎにはベッドへ。

道の駅みかも(群馬県)へ

翌朝トイレに行って、ビックリ。鳥の鳴き声がすごくて、見上げてみると燕の巣がいくつかあり、その中には人が箱とプラスチック容器で作った巣もどきもありました。地元の人の優しさが伝わった何ともほほ笑ましい光景でした。

途中の山道でデザートタイム

朝食に夫手作りのホットサンドと挽きたてコーヒーを頂いて、日光を目指す頃には雨は小降りに変わり、次第に雲に切れ間ができて、日差しが顔を出していたのです。新緑が雨に洗われたせいか、太陽に照らされた木々は鮮やかです。

山道で窓を全開に開け、ゆっくり走行すると、川のせせらぎ、森林の香りと野鳥の響き渡る鳴き声が体に優しく、何と心地良いこと。

途中の山道でデザートタイム

「ちょっとここで休憩。気持ち良いなー。時間がゆっくりだ」と満足そうな夫。

車から取り出した折り畳み椅子に腰かけて、デザートタイム。毎回思うのですが、自然界で口にするとどうしてこんなにもおいしく感じるのでしょうか。

途中の山道でデザートタイム

山の頭頂部に残っている霧を切りながらの走行は実に幻想的でした。緑のトンネルを潜り、山の斜面には色鮮やかなオレンジ色の山つつじがひと際目立つ景観に魅了されている内に到着。まずは龍頭の滝へ。

湯元園地足湯「あんよのゆ」

湯元園地足湯「あんよのゆ」

何度も訪れた龍頭の滝は前日の雨で、水かさが増した勢いのある流れで、迫力満点でした。一通り見てから、前回夫が気になって、どうしても寄りたかった湯平湿原へ移動です。

湯元園地足湯「あんよのゆ」

湿地に長いくねったデッキ道を歩いて行くと硫黄の臭いがしてきて、湯小屋の隙間からフツフツ音がして、湯気が漏れています。近寄ってみると有毒ガスがでているので、顔を近づけないよう注意書きがされていました。

湯元園地足湯「あんよのゆ」

そこから5分程歩いた所に「あんよのゆ」がありました。泉質は硫黄泉で白濁した湯に足を入れてブラブラ。昼間でも少しひんやりする中で、足元から十分温まってその地を後にします。

勝手気ままな自然界での時間で、ゆっくりと五感がリセットされました。夫のセレクトは今回も大正解でした。

 

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蒲池 香寿代

大分県生まれ。小学校の時に恩師の先生との日記を機に何かしら記録することが習慣になっていました。結婚後は家計簿日記と運動不足解消の体操が日課になっています。元気なうちに念願のキャンピングカーで日本全国を横断するのが夢です。

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