夫婦で楽しむキャンピングカー

悪天候の中でも恵まれた星空とプチ紅葉の旅

公開日:2021.12.25

今回はいつもより長めの5泊6日のキャンピングカー旅行に出かけました。行先はまだ足を踏み入れたことのない中部地方。残念ながら週の天気予報は雨で良くないのですが、私も夫も初めて訪れる地へのワクワク感でいっぱいでした。

長野県北安曇郡小谷村、道の駅小谷(おたり)で車中泊

車の渋滞を避けるため、平日(11月8日)の19時過ぎに小雨のパラつく中を出発。相模湖のインターまでは高速道路を使い、後は一般道で街の匂いを感じながら、塩尻峠まで進みました。自宅から196km離れた目的地には22時半頃に着いたでしょうか。

車を降りると雨どころか満天の星空が広がっていて……。30年以上前にスキーで長野を訪れた時の感動がよみがえってきました。星の大きさ、きらめきに思わず声を上げ、首が痛くなるほど見入ったことを……。寒さも忘れて、しばらく夜空にうっとりしてしまいました。

明るくなったら辺りは紅葉の木々に囲まれて

明るくなったら辺りは紅葉の木々に囲まれて

昨日は暗くて、まったく気が付きませんでしたが、翌朝外に出ると、どの方向を見ても真っ赤に染まった木々が……。

まるで万華鏡の中に車ごと迷い込んで、紅葉を鑑賞しているかのようでした。小雨のシャワーで木は喜んでいるようにも見え、神秘的な空間を十分に体感した後、車道から遠目の紅葉風景を楽しみながら先を急ぎます。

日本海側をめざして

日本海側をめざして

能登半島までの道路脇には、色味の暗い荒波の日本海が果てしなく広がっています。長い断崖絶壁のガード付き道路に入ると、夫は「オー」と終始興奮状態でした。

七福神巡りの中の一つ、白巖山(はくがくざん)青林寺に到着した頃には雨が上ったので、その間に急いで散策です。ここは山の斜面に仏像がいくつも安置された、西国三十三カ所巡りができる珍しいお寺でしたので、境内を歩けたのはとても幸運でした。

お腹が空いてきたので、富山県の海の駅「蜃気楼」まで足をのばし、地元の珍しいフグ天丼を食べてみました。フグの身のプリプリ感と量には満足でしたが、薄ダレの感想は話のタネに終わりました。

日本海側をめざして

静かな場所を求めて

人の多さに落ちつかず、車中泊先は蜃気楼から121km離れた石川県の道の駅「のとじま」へ移動することに……。

静けさを喜んだのも束の間、気が付くと暗闇の中に一台きりの寂しい空間になっていました。気持ち悪さが大きくなる中で、トイレのライトの暗さに一層怖さが増して、結局20km離れた石川県の「いおり」まで移動することになったのです。

次回は富山湾を巡る話をしたいと思います 。

 

■もっと知りたい■

蒲池 香寿代

大分県生まれ。小学校の時に恩師の先生との日記を機に何かしら記録することが習慣になっていました。結婚後は家計簿日記と運動不足解消の体操が日課になっています。元気なうちに念願のキャンピングカーで日本全国を横断するのが夢です。

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