よみがえった淡い思い出

40年前の胸キュンで脳のアンチエイジング

公開日:2021/11/20

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納戸の中を整理していたら、懐かしい思い出の品が……。その中の1通の手紙を開いたら、もう片付けどころではなくなって……。かつてのときめきが呼び覚まされました。

よみがえった40年前の胸キュンで脳のアンチエイジング

最悪のコンパ

学生時代、初のコンパ(5対5)に参加することになり、おしゃれをして、心躍らせながら待ち合わせ場所へ。ところが、期待はすぐに打ち砕かれ、私の隣にはボサボサ頭、黒縁メガネによれよれの白いTシャツ姿の男性が……。

「ゲー最悪!」

話をすれば、すべてに反論する見かけも性格も最低でした。門限時間を延長してまで楽しみにしていたのに、早々にお開きと言う残念な結末に。

突然の「おります」電話

突然の「おります」電話

寮生活では部屋ごとに夕方の電話当番がありました。男性からの電話は「かかっております」、女性からは「かかっています」と伝え、区別をしていました。

この私に男性からの電話など心当たりはなく、不安な気持ちで受話器を握ると、あの初コンパの相手でした。

驚いたことに再度コンパの申し込みでしたが、丁寧に断ると違うグループを紹介して欲しいとのこと。かねてから後輩にコンパを頼まれていたので、一応事情を話して納得の上で紹介をしたのです。

ですが、結局後輩たちからも「先輩、やっぱり最悪でした」と……。

その後またその男性から電話がかかってきて、今度は紹介してくれたお礼をしたいと言われ、複雑な心境のまま後日会うことに。

まったくの別人

待ち合わせ場所は、某有名デパート。時間になっても彼の姿は見当たらなく、もしかしてからかわれた? 自分の間抜けさに元気がなくなって、もう帰ろうと思っていた矢先……。

チノパンをおしゃれに着こなす素敵な男性が近寄ってきました。「ウソ!」眼鏡はコンタクトにして、まったくの別人です。 見かけだけでなく、話も普通で、構えていた分拍子抜けした感じでした。頭の中に疑問符が残る、不思議な時間を過ごしました。

淡い思い出

淡い思い出

その後会っている内にいつしか疑問符はなくなり、学生時代の淡い思い出となっていたのです。

当時まだ手紙は大切な連絡手段の一つ。整理をしていたら偶然見つけた、筆不精の彼が想いを綴った2枚の便箋の文字を読み終えた頃には久々に胸が熱くなりました。

先日ラジオで脳科学者の方が話されていましたが、アンチエイジングに何より大切なのは思春期の頃のようにときめいたり、揺れ動いたり、ドキドキ、ワクワクしたりすることだそうです。

今後は好きなドラマなどで手っ取り早く疑似恋愛をして(笑)、アンチエイジングを目指します。

 

■もっと知りたい■

蒲池 香寿代

大分県生まれ。小学校の時に恩師の先生との日記を機に何かしら記録することが習慣になっていました。結婚後は家計簿日記と運動不足解消の体操が日課になっています。元気なうちに念願のキャンピングカーで日本全国を横断するのが夢です。

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