パワースポット塩原八幡宮

樹齢1500年の逆杉に魅せられて

公開日:2021.09.25

9月の初旬、少し遅い夏休みで出かけることになったのですが、今回はずっと雨予報。行先も定まらないままの出発となりましたが、思い出深い記憶の一コマに刻まれそうです。

行き当たりばったりの行先決定

自宅から2時間半ほど離れた道の駅で、いつものように夫特製のホットサンドと挽きたてのコーヒーをいただいていると。夫が何やらスマートフォンで検索をして……。

「よし、決めた。福島方面へ行ってみよう」

移動中の車窓からは、雨に濡れた木々ばかりが過ぎ去っていきます。その途中で、夫が今まで見たこともない大きな杉を発見したというので、Uターン。

引き寄せられるように入ったパワースポット塩原八幡宮

訪れたのは、栃木県・塩原八幡宮。鳥居をくぐると、根元でつながった二株の大きな逆杉(さかさすぎ)、(雄杉:幹周り11.5m 樹高35m、雌杉:幹周り8m 樹高40m)が悠然とそびえ立っています。

2本の杉が寄り添うように立っている姿から夫婦杉とも呼ばれ、夫婦円満や縁結びに御利益があるといわれているそうです。

樹勢旺盛な杉の巨木代表として天然記念物に指定されているだけあって、迫力があります。木に抱きついて、『気』をいただきたかったのですが、柵があり無理でした。木の周りをゆっくり歩きながらいくども深呼吸をしました。

足を進めると透明度が高い湧水池があり、色鮮やかな錦鯉が優雅に泳いでいます。

神聖な雰囲気のこの場所を私たちだけが独占状態でした。すさまじい生命と夫婦円満のパワーをしっかりいただいたように思えます。

予定外の会津若松へ

幸いにも鶴ヶ城へ到着した3時頃は雨があがったので、城内を駆け足で散策です。この場所は市民公園になっていて、天守内と鱗閣(りんかく)以外は無料で見学ができます。

お堀や武道場、桜名所(1000本の桜が植樹されている)と見どころ満載。特に自然石を組み合わせて積み上げた傾斜が緩やかですそ野が広がった石垣は、400年前の大地震にも持ちこたえたというほど素晴らしいものでした。

もう少し足を延ばして大内宿へ

福島県・南会津にある人気の観光スポット、大内宿。会津と日光を結ぶ街道の両脇には、30軒以上の茅葺屋根の民家が立ち並んでいます。到着した4時過ぎには、残念ながらほとんどのお店が閉まっていました。

随分前にも一度この場所を訪れたことはありますが、一瞬で江戸時代にタイムスリップした気分になりますね。雨がひどくなってきたので、この地を後にしました。

無計画の旅行でしたが、行きには野生の猿を、帰りには鹿と初めての遭遇。そして新たなパワースポットの発見と素晴らしい内容となりました。

いつも私をいろいろな場所に連れて行ってくれる夫に感謝です。元気なうちに、二人で楽しい時間を共有したいと思っています。
 

■もっと知りたい■

蒲池 香寿代

大分県生まれ。小学校の時に恩師の先生との日記を機に何かしら記録することが習慣になっていました。結婚後は家計簿日記と運動不足解消の体操が日課になっています。元気なうちに念願のキャンピングカーで日本全国を横断するのが夢です。

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