元気な60代、大いに楽しみましょう

『いつか』ではなく『今』の気持ちを大切に

公開日:2022.03.24

年を重ねると、体に不具合が出てきます。大病をしたことのない夫が、2022年は手術を伴う入院とオミクロンで、車での遠出はしばらくお預け状態でした。約1か月ぶりのドライブで気が付いたのは、見慣れたはずの風景でも新鮮に見えるということでした。

今日は元気でも明日はわからない

体を壊して初めてわかる健康の大切さ。

ただ病気だけではないのですよね。注意をしていれば交通事故なんて無縁だと思っていた私が、10年前に突然のバイク事故に遭遇。帰宅途中、自宅付近の道路を横断中、右から来たバイクに跳ねられてしまったのです。

気が付いたら病院のベッドの上でした。意識はすぐに戻り、心配してかけつけた家族とも会話をしていますが、記憶を司る海馬を損傷していて、今聞いたことが覚えられない悲惨な会話をしていたそうです。ですので、家族と会話したことも内容もまったく覚えていません。

鏡に映った自分の顔は「この人ダレ?」と思うほど紫色で腫れあがりましたが、幸運にも後遺症は奇跡的にまったくなく、今に至っています。

高齢になるにつれて、体の不調は多々出てきます。だからこそ今回は、元気に出かけられる時間の大切さを思い知ったのです。

1か月ぶりのドライブ

1か月ぶりのドライブ

2月の下旬に夫の体力が戻ったことと、コロナ患者が減少したこともあり、久しぶりにキャンピングカーでの外出をしました。

行先は富津岬公園。

もう何度も足を運び、見慣れた園内ですが、二人で歩いていると、穏やかな時間が妙に心地よく、何だか新鮮な景色に見えたのです。

特に変わらない眺めでも、自分たちが元気に動ける限りある時間の中で、思い出作りを意識したからです。きっとそれは何気ない会話も風景に溶け込んだ、二人だけの素敵な一コマになっていたのでしょう。

元気な60代、大いに楽しみましょう

元気な60代、大いに楽しみましょう

私の周りの70代の人たちが口を揃えて同じことを言います。「70代になると想像以上にガクッと体力が落ちるよ。動くのなら60代の内にね……」と。

お金・体力・時間がほどほどにある60代は思い出作りに最適世代のようです。

会いたい人にはいつか会えるではなく、会いたいと思った時に会う。そして、いつか行きたいではなく行きたいと思った時にすぐに実行するべきだと思います。

元気な60代、大いに楽しみましょう

私たち夫婦の夢であるキャンピングカーでの日本全国横断はいつになるか分かりませんが、まだ行っていない場所にピンポイントで行き、とっておきの思い出を作ろうと思いました。

 

■もっと知りたい■

蒲池 香寿代

大分県生まれ。小学校の時に恩師の先生との日記を機に何かしら記録することが習慣になっていました。結婚後は家計簿日記と運動不足解消の体操が日課になっています。元気なうちに念願のキャンピングカーで日本全国を横断するのが夢です。

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