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更新日:2025年04月19日 公開日:2020年09月25日
婚活パーティーで多くの男性に巡り合いたい!
50代女性の婚活パーティーでの体験談を紹介します。多くの婚活パーティーに参加した女性は理想の相手に巡り合えたのでしょうか?
50代からの婚活には、さまざまな方法がある。友人や知人に紹介を頼む人もいれば、「それよりむしろドライに婚活業者にアクセスした方がいい」と言う人もいる。結婚相談所で1対1のマッチングをするのではなく、あちこちの婚活パーティーに出掛けて多くの男性に会ってきた女性に話を聞いてみた。
自身も働いているので、経済的に相手に頼りたいわけではない。むしろ、老後を楽しく、手を携えて一緒に歩む人を見つけたい。そんな思いで結婚相談所に登録したことがあるというのは、カズエさん(54歳)だ。
「古いけど親が遺してくれた家もあるし、まだまだ働けますから、経済的に困っているわけではないんです。むしろ寂しさを埋めたい。親の介護で結婚できなかったので、これからは自由に恋愛して結婚したい。そう思っていました」
男友達はいるが、みんな既婚者で結婚対象ではない。自分も夫と一緒に、男友達の夫婦とどこかへ出掛けたり食事をしたりしたい。カズエさんにはそんな希望があった。
ところが、結婚相談所で出会った男性たちは、女性はみんな経済的に困っているのだろうという前提で話をしてくるのだという。
「私はそうではないと結婚相談所側には伝えていたんですが……。数人と会いましたが、生活の面倒は見るから、そちらは料理をはじめとした家事がどのくらいできますか、という感じでした。私の方が家事をしてくれる人を求めたいくらいなのに(笑)。
女性を軽く見ていたり救ってやるよと言わんばかりの人もいました。こっちも不愉快だから一度会うと断ってしまう。すると担当者が、『男性はどうしてもプライドが高いので、それを壊さないようにした方がいい』なんて言うわけですよ。男のプライドは守って、女のプライドはずたずたになってもいいのかしらと腹が立って。結局、誰かを紹介してくれる方法は私には合わないなと思いました。だったらむしろ婚活パーティー形式で、一度に何人もと会える方が効率がいいんじゃないかと」
昨年は毎週のように婚活パーティーに出掛けてみた彼女。最初のうちは楽しかったそうだ。
一度に10人前後の男性に会い、短い時間とはいえ1人ずつと話ができる。いろいろな人がいるものだと興味が尽きなかった。
「ただ話しているだけでも面白かった。そんなにいろいろな人と会うチャンスは普段ありませんから。3か月くらいたつと慣れてきて、自分に合う人はどんなタイプだろうと目をこらすようになりました」
同世代が集まる婚活パーティーに参加、何度かカップルになったこともある。ところがカップルになってから、どうやって付き合っていけばいいのかが、わからないのだ。
「私も恋愛慣れしていませんが、相手も慣れてないんですよね。気軽に女性を誘えるくらいなら、そういうパーティーには来てないんだと思う。シャイで緊張しやすくて、それでも一度は結婚したいと思っている男性がほとんど。せっかくカップルになって、私はがんばって連絡をとろうとしているのに、レスポンスが悪い人が多いんですよ」
何度かメッセージのやりとりをしても、「今度、食事にでも」とストレートに誘ってくれない。カズエさんの方から誘うと、承諾はするものの、なかなか日程が決まらない。嫌なら断ってくれればいいのに、断ることはしないのだ。
そのうちカズエさんはしびれを切らし、もういいやと気持ちも離れてしまう。その頃「〇日ならあいています」と連絡がくるが、そのときにはすでにカズエさんは彼に興味を失っている。そんなことの繰り返しだった。
「男女の関係って、タイミングが大事だと思うんです。私の数少ない恋愛経験でも、タイミングが合わずに関係が続かなかったり壊れたりしたことがほとんど。これからの結婚って、出産はないし、私の場合は親の介護も終わっているから、とても自由度が高いような気がしていたんですが、男性はそういうふうには考えていない人が多いですね」
一度は結婚しないと男として一人前に見られない、親戚が結婚もできない男が身内にいるのは恥ずかしいと言う。そんな理由から婚活パーティーに来ている男性もいると知った。
「老後を楽しく過ごすため。私の理由はただ一つなのに、なかなかそこが一致しない。老後を楽しくと言っても、初対面からお金の話をしてくる男性もいるし、いきなり得意料理は何ですかと尋ねる男性もいる。なんだか、従来の結婚のイメージから抜けられない人が多いんですよね」
だんだんそういうことにイライラが募っていったカズエさん、半年後に婚活パーティーに出るのをやめた。やめようと思ったきっかけは、最後に行ったパーティーで出会った2歳年下の男性のモラハラ発言だった。
「なんだかんだ言っても、女性はラクして生活の面倒を見てもらいたいんでしょ」
カズエさんが自分も働いていると言っても、その男性は譲ろうとしなかった。
「同じ年数働いていても、女性の方が給料安いから、そんなに貯金もできないでしょう。老後は不安ですよねって。それでいて、あなたは何のために来ているのかと聞いたら、素敵な女性に会うためってしれっと言うんです。収入を狙われるだけじゃないのと皮肉を言ったら、それに見合う女性がいれば、と。暗に目の前の私はそうじゃないと言ってるわけですよね。それで疲れ果ててしまったんです」
いくつになっても容姿を重視し、中身のない空疎な話を繰り返す男たち。もちろん、世の中はそんな男性ばかりではない。だが、サッカーやラグビーが好きで、なおかつ歌舞伎やオペラに造詣の深いカズエさんと話の合う男性には巡り会えなかった。
「一人で楽しめないわけではない。だったらまだ一人でもいいか、と。でもねえ、このまま60歳を過ぎたら、きっと寂しくなると思うんですよねえ」
孤独の中に埋没するのだけは避けたい、とカズエさんは真顔で言った。
※この記事は2020年9月の記事を再配信したものです
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