大人になっても男性は女性に「かわいい」を求める

【体験談】50代女性は結婚相談所で出会えるか?

公開日:2020/09/18

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50代女性の結婚相談所での体験談を紹介します。大人になっても男性は女性に「かわいらしさ」を求める傾向があるようです。

大人になっても男性は女性に「かわいい」を求める

大人になっても男性は女性にかわいらしさを求めるのか?

大人になっても男性は女性にかわいらしさを求めるのか

結婚相談所では、希望条件や性格から、相性の良さそうな二人を引き合わせてくれるものだが、そこから相手とどういう関係を作るかが重要なポイント。ところが「大人」とはいえ、男性の心の中には何歳になっても、「女性はかわいいもの」というイメージがあるようだ。

 

50代で出会いたい!個人の結婚相談所に頼ってみた

個人の結婚相談所に頼ってみた

20代後半で結婚したものの、2年あまりで離婚。以来、一人で自由を満喫してきたマチコさん(55歳)だが、50代に入ってから、やはり気が置けないパートナーが欲しいと思い始めた。

「でも結婚相談所ってなんだか敷居が高くて……。そんなとき、人のいい女性が個人でやっている結婚相談所があると紹介してもらったんです。彼女Kさんは私より10歳ほど年上で、人を紹介して結婚させるのが趣味みたいな人。商売というより生きがいなんだって。私は早くに母を亡くしているので、まるで母親を頼る娘のように慕っていました」

会費もそれほど高くなく、時にはKさんが食事をごちそうしてくれることもあった。そんなKさんに全面的に頼ったところ、何人かの男性を紹介してもらった。

「ところがみんな、正式にお付き合いするまでに至らない。Kさんが言うには、私は怖すぎる、とのこと(笑)。私、お堅い職業なので、スーツを着ることが多いんです。カジュアルなファッションがむしろ苦手で。ふんわりした服とかパステルカラーとか苦手。だけどそれが私のパキパキした口調とあいまって、男性に恐怖感を抱かせると指摘されたんです」

 

アドバイスに従った結果……お付き合いすることに!

お付き合いすることに

マチコさんは、その意見にも一理あると考え、「この人は逃しちゃダメよ」とKさんに言われた男性と会うとき、ふんわりした柔らかい生地のワンピースを着て行った。Kさんのアドバイス通り、髪にも軽くカールをかけた。

「口調も、決めつけるような言い方はやめて、もっとやんわりと、と言われていたのですが、それだけはうまくいかなかったかも。それでも一度、お茶をご一緒した相手から、しばらく付き合ってみたいと言われたんです」

その相手は、7歳年上のある会社の役員。5年前に妻に先立たれ、子どもたちも独立したためパートナーを探しているのだという。仕事人間ではあるが、女性には優しいというKさんの言葉は本当だった。

「穏やかな方でした。私の仕事のことも理解していて、別に結婚したからといって、生活は今まで通りでかまわないと思っていると言っていました。つまり、家事をしてほしいとは思っていない、と。週に何度か家事をしてくれるプロを頼んでいると言ってました」

業界は違うが、仕事の話でも盛り上がった。

 

でも、いざ結婚となったとき……

いざ結婚となったとき

マチコさん自身、大学院を卒業して某大手企業に勤める才女である。「離婚してからは、仕事が恋人だった」というくらいの仕事好き。同期の中ではいちばんの出世頭だという。

「だからといって気が強いわけじゃないんですよ、本当は。気が強いふりをしたりはったりをかましたりしなければいけないこともあるけど、それは必死に仕事をしているだけで」

そんなことも彼はわかってくれたようだ。マチコさんはどんどん彼に惹かれていった。彼も子どもたちに会わせてくれた。二人姉妹の長女は教職につき、次女はマチコさんのようにキャリアの道を突き進んでいた。特に次女とは気が合い、仕事をしていく上での相談を持ち掛けられたこともある。

半年ほど付き合ったところで、お互いに結婚の意志が固まった。娘さんたちも喜んでくれたという。

「彼が婚約祝いだと言って、食事をしてからきれいな夜景の見えるホテルで一泊しよう、と計画を立ててくれたんです。時間をかけて食事をして、部屋に行ったらスイートルームでした。バラの花が届いていて。彼が手配してくれたんですね。花束の中に、指輪のケースが入っていました」

ルームサービスでシャンパンを頼み、再度、乾杯。ゆっくりと夜が更けていった。実は彼女も彼にプレゼントを用意していた。部屋に着いたとき、彼女はお手洗いに行くふりをしてそれを洗面所に隠しておいた。

「いざそれを取りに行ったら、なんと洗面所が水漏れらしくて床が濡れている。焦りましたよ、だって私にすればものすごく高いシャツを買ったんですから」

すぐにフロントに連絡したが、深夜だったためか、やってきたのがちょっと気の利かない担当者だったようだ。

「すぐには直せないから部屋を移ってほしいということになって。でもその間、ろくにお詫びもしないんですよ。客商売としては考えられない。思わず、『部屋を移るのもいいけど、どうしてこういうことになったのか、現状でわかっていることを説明してください』と言ってしまって。『その前にホテルとして、何の謝罪の言葉もいただいてないんですが』とも言ってしまった。すぐに年配の責任者がやってきて平謝りしてくれましたけど、その間、彼はほとんど文句も言いませんでした」

雰囲気が良くないまま、別の部屋に移り、シャツをプレゼントしたが箱が濡れていたため彼女はいたたまれない気持ちだったという。

翌朝は土曜日。会社も休みのはずなのに、彼女が起きると彼はすでに居なかった。「緊急の仕事があって会社に行きます」というメモが残っていた。

「その日の夕方です、Kさんから連絡があって、彼から結婚の話はなかったことにしてほしいと。どういうことなのと聞かれて、前の晩の一件を話したんですよ。そうしたらKさんが彼に詳しく聞いてくれたみたい。私のホテルへの対応が怖かったみたいですね。私としては冷静に話をしたつもりだけどと言ったら、冷静に理詰めで相手を追い込んでいく感じが余計怖かった、と。そもそもああいうときは男性を頼って、『どうしよう』と戸惑う女性がかわいいと彼が言っていたそうです」

 

男性の根深い女性神話は、今の時代も消えていない

男性の根深い女性神話

仕事をしているいないに関わらず、半世紀も生きていればそれなりの知恵も経験もある。困ったことがあっても、「どうしよう」と男性を頼る大人の女性がどこにいるんだ、とマチコさんは思ったそうだ。自分でできることは自分で解決する。それが大人の女性の流儀である。

「結局、破談になりました。その後、彼の次女から連絡があって二人で会ったんですよ。そうしたら彼女がひたすら謝ってくれて、『父もなんだかんだ言って、自分の妻になる女性には妙に古くさい理想像があるんじゃないですか』と強い口調で言っていました。会社では男女平等なんて言いながら、『家では私たちに、女は嫁に行くのが一番だ』と言ったこともあるそうです。だから結婚しなくて良かったですよ、と次女が言うので、なんだかおかしくなって笑ってしまったんですが」

ただ、フラれたことはやはりショックではあった。男性の根深い女性神話は、今の時代も消えていないことを実感したとマチコさんは言う。

「お互いに、男はこうあるべき、女はこうあるべきという気持ちが強いと結婚までいけない。彼に偏見があったわけではないと思うんです。ただ、女性はこういうものだという刷り込みから逃れられなかった。目の前の私自身を見てくれなかったということですね」

それが2019年末のこと。あれからコロナ禍で、2020年になってから婚活はしていないのだが、マチコさんはまだ諦めていない。これからオンライン婚活などを始めてみるつもりだと笑顔を見せた。

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亀山早苗

東京生まれ。明治大学卒業後、フリーランスのライターとして雑誌記事、書籍の執筆を手がける。おもな著書に『不倫の恋で苦しむ男たち』『復活不倫』『人はなぜ不倫をするのか』など。最新刊は小説『人生の秋に恋に落ちたら』。歌舞伎や落語が大好き、くまモンの熱烈ファンでもある。

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