ちょっと仕事辞めてみました……

「命」の魔法!コウノトリは双子を運んできた(2)

公開日:2022.09.26

娘夫婦が双子を授かったことで、私自身が我が子を育ててきたことを思い出したり、今は亡き私の両親を懐かしんだり、そして時代の流れを実感したり。奮闘する日々の中でも「ありがたい」気持ちを感じさせてもらいました。

孫との向き合い方は、気力と体力と愛情、そして責任

孫との向き合い方は、気力と体力と愛情、そして責任
お互いを見て同じようにしたいらしい……

生後2か月くらいまでは、泣いて、飲んで、寝て……とほぼそんな感じなのですが、単純なものではありません。これが2人交互に24時間続き、飲んだはずなのになんで泣いてるの? もう寝てもいいはずなのに、なんで寝ないの? の連続です。

しかし、成長とともに彼らは感情を表現できるようになり、喜びや不快などを伝えられるようになりました。私の疲れた体を癒やしてくれることで、パワーチャージされます。

そして忘れてはならないのが、責任。果てしない可能性と希望をもつ彼ら。責任を自覚して向き合うことが要です。

娘との向き合い方は、尊重と慈しみ

娘との向き合い方は、尊重と慈しみ
がんばっています!本当に……

一番大変なのは、母親である娘のはずです。

でもなぜかそんなに大変そうじゃなく、ゆったりと我が子を見つめて話しかけたりし、いいお母さんしているなぁと感心しました。

そんな娘の気持ちや思いを尊重し慈しむことが、傍にいる私の役割です。こういう光景を見ていると、私自身が娘たちを育ててきたことの意味づけができる気がします。

仕事三昧の日々で、自分の子供には寂しさやつらさを多く感じさせていただろうと思っているので、娘の姿に少し救われた気持ちです。

私自身との向き合い方は、日々無理せず楽しく

私自身との向き合い方は、日々無理せず楽しく
忙しいから、余計にいろいろ始めました

娘が双子とともに我が家で過ごすようになった約1か月後、同居する95歳の義母の被害妄想や幻覚等の認知症状が始まりました。

確かに娘たちに費やす時間が増え、義母とのかかわりが少なくなっていました。私自身これが精神的にダメージになり、本当にしんどい時期でした。

でもそれがきっかけで、義母は現在デイサービスに通ってくれているので、結果オーライということですね。私もおかげさまで成長させていただきました。

愛犬との向き合い方は、家族の輪に入れることと、何よりスキンシップ

愛犬との向き合い方は、家族の輪に入れることと、何よりスキンシップ
愛犬 華との時間

双子が我が家にやってきたことで、戸惑ったのは義母だけじゃありません。いつも静かな環境でわがもの顔で過ごしていた、愛犬 華。

家の中が急にあわただしくなり不穏に感じたことでしょう。犬の感覚器官が優れているのに、聞いたことのない泣き声や騒々しさが24時間絶え間なく続くのですから……。いろいろ環境を考えながら過ごしたのですが、食欲が落ちた時期もありました。

しかし、私たちが双子を大切にしている場面を見ているので、いつも傍に来てちょこんと座って見守ってくれていました。癒やしの華、本当にいつもありがとう。

自分のため…ではなくて相手のための言葉や行動

「この年齢になっても成長させてもらっているなぁ」と、つくづく感じています。娘の出産だけでなく、夫や義母そして愛犬にも。

相手のことを思って関わることで、自分のことも大切にできているのだと感じています。

 

■もっと知りたい■

たこりん

看護職として無我夢中で駆け抜け、気づけば定年。少しゆっくりできればと思う間もなく、いろんな課題が降ってきます。でも今の時間を無駄にするのも輝かせるのも自分次第。環境とともに「しあわせ」の尺度や考え方が変化していく様を、文字にお手伝いしてもらいながら可笑しく前向きにお伝えしていきます。
 

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