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- 義母の「デイサービス」へのデビュー戦(1)
95歳で比較的元気な義母は、できることは自分でがんばり、足踏みしたり歩いたりしています。しかし、その他にすることがないので、時間を持て余し気味です。そんな義母に「デイサービス」デビューを果たしてもらうまで、一年近くかかりました。
私の人生の3分の2は、夫の親との同居生活です
義母は婿養子をもらっているので、この土地から離れたことがありません。また家のことや農業等も含め、かなり多くを背負って必死にがんばってこられたので、自分にも他人にも厳しい人です。
また、暮らし方や住み方がかなり自由になった現在とは違って「長男は同居」「家に入る」という考えが主だったため、今日までの約40年間同居をしています。
私のように「適当」を絵に書いたような嫁には、なかなかつらいこともありました。義父が20年前に亡くなり、さらに義母は元気になり、95歳の現在も年齢的な衰えはあるものの、なんのなんの厳しいお義母さまです。
このハルトモ倶楽部でよく、義母とのすごく良い関係を記しておられる記事をみると、驚きしかありませんでした。
高齢者は時間を持て余しています
その義母も95歳。綺麗好きと厳しさはそのままで、食事の支度以外、なんとか自分のことは自分でできています。時間がある限り行っていた農業や畑仕事はできなくなりました。
週に1~2回の地域の健康体操等がありますが、1~2時間で終了します。起床し朝食を摂ると午前中は横になりウトウト。昼ご飯を食べた後、家の廊下を歩いて回り、TVを見たり新聞を読んだりし、その後また横になります。夕食を食べて一番風呂に入ったら19時です。
それから朝まで……。寝られますか? 体調が悪いとかではなく元気なので、そりゃぁ時間があり過ぎます。
とにかく「介護認定」を受けておくことが大事!
しかし昨年(2021年)「被害妄想」「幻覚」が入るタイプの認知症状が出て、家族、特に私のことは「信じられない」「疫病神」と言われ続けた数か月間は本当にしんどい毎日でした。
義母は、この年齢まで元気でセルフケア能力があるので、介護認定などを受けるタイミングがなく、このままではすぐにサービスを受けることもできません。
認知症状発症をきっかけに年齢的にも介護認定を受け、いつでもサービスを依頼できる体制をとっておきたいと思い、昔の同僚のケアマネージャー(以下:ケアマネ)に相談し、無事認定を受けることができました。
本人は「そんなことは必要ない」と申しておりましたが……。
家族は行ってほしいけど、本人は行きたくないのがデイサービス
義母は家での空いた時間に自分で体操をされてますが、ほんの数分。おまけに家族の行動が気になるため居間を陣取り「どこに行くんだ」「何してきた」「誰と」「聞いてない」等々。精神的にも威圧的かつ疑心感が強くなり、家族もその対応に閉口してしまいました。
やはり、同年代の方々との楽しみや会話を増やし、ある程度の緊張と心地よい疲れを感じ、夜よく寝られるようにするため、デイサービスを利用してもらうようすすめていきました。
ケアマネさんは、嫁である私がデイサービスをすすめると「邪魔者扱いされた」といい印象を持たないので、実の子供(夫か夫の姉)に口火をきってもらうほうがよいとアドバイスを受け、義姉にも協力してもらいました。
しかし、義姉にも自分の生活があり、いっしょに生活しているわけではなく、やや他人事なのでしょう。認知症状も落ち着いてきていた頃を狙って、夫や私からもタイミングをみて話をしていきました。
「私はそんなところには、行きません!」と言い続けていた義母は、無事デイサービスデビューができるのでしょうか。
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