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- 「命」の魔法!コウノトリは双子を運んできた(1)
コロナ禍で結婚式を挙げた娘夫婦は、双子を授かりました。私たち夫婦は、ともに家系に双子がいましたが、自分の娘に「双子」と聞いたときは驚きました。双子妊娠は、やはりリスクも高く心配な面もあり、喜びも不安も二倍という思いでした。
コロナ禍の管理入院
唯一、母となる娘がひとりで過ごせる時間だった、約8週間の管理入院。
双子といえども、フルタイムの仕事をこなしながら過ごした妊娠初期。しかしお腹の成長の仕方が早い! 28週あたりからは、安静にするよう指示があり、約30週で管理入院。
当初は地域の総合病院に入院していましたが、やはり早産等のトラブルへの対処と母児の安全が最優先とのことで、車で約1時間の総合周産期母子医療センターへ転院しました。
コロナ禍では、孤独に出産に挑むことが当たり前であることはわかっていましたが、入院したことで安心する一方、心配といとしさで胸が押しつぶされそうでした。
娘夫婦にとってはじめての妊娠、入院、帝王切開
いよいよ出産の日。管理入院から約1か月後でした。
当日は、娘の旦那さんは入室ができましたが、私と夫は外来ロビーの待合室で待機していました。無事2児とも摘出の知らせがあり、胸を撫でおろしたのもつかの間、出血が多く、その出血部位が不明瞭なため再度開腹が必要とのこと。
「え~、どういうことよぉ~」と口に出せない不安と頭がはちきれそうな中、無事終了の連絡。私と夫はジェットコースターのような精神状態の中、疲労困憊でしたが、何はともあれ娘と双子の無事を心から感謝しました。
双子は出生時二人とも2400g以上あり、重かっただろうな~。「よくがんばった! 娘よ。そしてかわいい1男1女」。新米パパもお疲れさま~ありがとう。
出産後の助産師さんからの指導は、愛あるスパルタ教育
帝王切開で出産し、大出血で輸血もしたけど、無事でよかったぁ~との安堵もつかの間の娘。新米ママの多忙な日々の幕開けです。
入院中は母乳、ミルク、搾乳や、抱っこの仕方、着替え、沐浴などの実践的な指導を受けます。母児同室はまさに、予行演習です。さらに医師や助産師さん、看護師さんの知識や経験からのアドバイスを受けたことで、母親としての責任や覚悟、新たな生活へのイメージができたのだと思います。
かわいい男女の双子に、振り回され翻弄する日々の幕開け
「助産師さんが双子は5倍大変ですって言ってたよ~」と娘が言ってた意味がすぐに理解できました。
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