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- 熱中症からの脳梗塞、誰にでも起こること
自分の過信が引き起こした重大な病気。熱中症の先にあったのは、とても痛くて苦しい日々。誰にもこんな思いはして欲しくないから話します。
2週間で3回の熱中症
2023年7月初旬、梅雨なのに毎日30度を超える暑さ。地域によっては、スコールのような集中豪雨があるからなのか、なかなか梅雨明け宣言は出ません。
そんな中、知人から誘われたバーベキュー、庭木の伐採、地元神社の祭礼による神輿の出迎えなど、屋外活動が立て続けにありました。
熱中症予防のドリンクと水を2リットル飲み、冷感グッズを活用して、帽子をかぶり、風通しの良い服を着る。
娘を応援するサッカー観戦で慣れている猛暑の屋外、対策は万全と自負していました。
ところがわずか14日間の間に、3度も熱中症に。
毎日続く頭痛を軽く見ていたら
頭がズキズキと痛い、吐き気がする、意識が朦朧としてくる。
屋外作業のたびにこんなことがありました。
よくよく考えると、サッカー観戦での屋外は長くても120分程度。しかし、この2週間の私は、毎度6時間以上涼むことなく屋外で作業していました。
私の屋外での活動限界は、おそらく120分。いつもの対策で大丈夫なわけがなかったのです。
完全に回復しないまま頭痛を軽視して、2週間のうち6時間の屋外作業を3回、合計18時間以上していたことになります。
常備していた頭痛薬を飲みながらやり過ごし、私の体はギブアップ。ついに救急車に乗ることになりました。
「大丈夫」は「大丈夫じゃない」
かかりつけ医で検査を受け、半年前に取ったMRIと見比べ、頸部の血管に新しい血栓と収縮が見つかりました。
通常120-60程度の血圧が、178-110という数値を示し、一時的に高血圧症状も現れています。
「脳梗塞ギリギリですよ。一歩手前。いや、この状態は脳梗塞と言えますね」と医師の言葉。
8種類の薬で投薬治療、毎日点滴の通院をしながら自宅療養です。
かつて、サッカーチームで受講した熱中症対策と処置方法。
分かっているから大丈夫と自分自身を過信した結果、私は軽度の脳梗塞に。熱中症よりはるかに苦しい日々を過ごすことになりました。
熱中症そのものも、もちろん怖い。でも、それを引き金に起こる病気の恐ろしさ。
「大丈夫は大丈夫じゃない」が自身を救うことを、多くの人に感じてもらえたらと思ってこの記事を書きました。
■もっと知りたい■
晴間千妣絽
はるまちひろ。老舗旅館を閉館して2023年より電子小説「大人だって友だちが欲しい」を配信中。女性の人生の悲喜交々を小説に綴り暮らしています。ハルトモ倶楽部を通して、日常のあれこれを楽しくほっこりとお伝えできればいいなと思っています。ブログ『普通の主婦のこだわり日記』『私の見ている世界』
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