私史、第三章が開幕。現在フルチャレンジ中
2024.10.202023年03月23日
喋って、笑って、編んで
57歳にして初めて編み物が楽しいと思えています
2023年、編み物という新たな趣味を見つけました。10代の頃、面倒だと思っていた編み物が、57歳の私に楽しみ方を教えてくれました。
友人が教えてくれた手編みのぬくもり
2023年幕開け早々に、10年に一度という大寒波が襲来しました。庭の水瓶は、太陽が当たっているのに溶けない氷に覆われています。
そんな中、2022年3月まで一緒に働いていた20年来の友人から一本の電話。
「ちょっと行ってもいい?」
毎日寒いからと、手編みのひざ掛けとマフラーを届けに来てくれたのです。テレビから流れる「寒波」というフレーズから、私のことを思い出し編み始めてくれたのだと。
うれしさと温かさとが混ざり合い、手編みってやっぱりいいなとしみじみ実感しました。実感したら即行動、さっそく私も始めてみようと。
30年ぶりの編み物に笑って四苦八苦
2月に入り、私は友人に教わりながら編み物を始めました。
高校生以来、30数年ぶりに毛糸を触っています。当時の私はとてもせっかちで、すぐに完成しない編み物が億劫になり、大した成果もないままに、編み棒と毛糸はゴミ箱へと消えていきました。
57歳、カチカチに固まった脳みそをちょっとずつほどいて柔らかくして、右手にかぎ針、左手に毛糸を持って。
ゆっくりと教わりながら編み始めた最初の作品は、斜め掛けショルダー。パッチワークのように四角いパーツをいくつも編んでつなぎます。
お喋りしながら手を動かして、お茶を飲んで笑う。口も手も良く動き、朝から夕方までのおよそ6時間があっという間でした。
誰かを思いながら編む楽しみ
毎年2月は誕生日ラッシュです。8日が長男、12日が兄と二女、17日が父、その間にバレンタインデーがあります。
入院している父が外へ出たがるため、車椅子で外を散歩するという情報をゲットしました。その瞬間、2023年の誕生日プレゼントは手編みのニット帽に決定。
毛糸選びから色で迷い、父の大好きな色を2色購入。編んでいると、父より5日早く誕生日を迎える二女が「私も欲しい」と。毎日ニット帽職人のように、編み物を楽しむ私がいます。
2023年、優しくて温かい友人によって、私はもう一つの新たな趣味を見つけました。
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