生粋のブルガリア人女性から学ぶ

本場の味!ブルガリアの伝統的家庭料理を体験!

公開日:2024.07.13

陶芸がご縁で出会ったブルガリア人の吉田先生。ブルガリアの伝統的な家庭料理なのに、日本のスーパーで手に入る食材で作れるんです。

本場の味!ブルガリアの伝統的家庭料理を体験!
この日学んだブルガリアの伝統家庭料理

車で10分!本場ブルガリアの伝統料理を学べる!

本日のお料理は、

  • ハーブティー
  • チーズのパイ
  • パプリカのマリネ
  • ピンクのサラダ
  • ポークのワイン煮込み
  • ヨーグルトのゼリー
  • レモンケーキ
  • コーヒー

車で10分!本場ブルガリアの伝統料理を学べる!

ブルガリアでは、お薬としての効果も高いハーブティーをよく飲まれるそうで、この日は菩提樹のハーブティーでした。

車で10分!本場ブルガリアの伝統料理を学べる!
渡されたレシピを見ながら先生と一緒にお料理 画像はチーズのパイ

伝統的なお料理と言っても「絶対にこの味」というわけではなく、それぞれ家庭の味があるそうです。例えばこの日のチーズパイに入れるチーズは、山羊や羊、牛など乳そのものでも違うし、ワイン煮込みの食材も豚、鶏、牛、羊とさまざま。

日本のお味噌汁や肉じゃが同様、なくてはならない味ということです。

初めての味覚

ヨーグルトをお料理に使うというのは、SNSなどでも見聞きしていますが、ブルガリアの方は本当に無糖のブルガリアヨーグルトをよく使うそうです。

初めての味覚
前夜から準備された、絞った無糖ブルガリアヨーグルト
赤ビーツの水煮と合わせてピンクのサラダに

チーズのパイにも、ピンクのサラダにも、ゼリーにもヨーグルト。

一晩濾してクリームチーズのように濃厚になったヨーグルトと真っ赤なビーツに、ニンニクと塩コショウ、マヨネーズで味を調え、クルミを乗せれば、鮮やかなピンクのサラダが完成です。

爽やかなのにパンチの効いた初めての味、おいしすぎて感動。個人的にはベーグルに塗りたいです。

初めての味覚
ポークのワイン煮込み用の食材

ブルガリアでは肉より魚より、野菜をふんだんに摂取して、油をあまり使わないそうです。とにかく彩り豊かな野菜が豊富なので、肉料理さえ軽い口当たりで、罪悪感なく食べられました。

和食器との融合

吉田先生は、食器のコレクター。ヨーロッパ各地の華やかな食器はもちろん、彩り豊かな九谷焼や有田焼がズラリ。

そんな美しいものや侘び寂びの効いた和食器を、見事にブルガリア料理と融合させてしまいます。

和食器との融合
パプリカマリネは渋めの和食器へ、ピンクサラダはブルガリア食器、スープは煌びやかな九谷焼へ盛り付け

この日特別に用意してくださった「さつまいもと人参の冷製スープ」を、九谷の八角小鉢に盛り付けてテーブルへ。凝り固まった私の頭ではこの発想はありません。

味も見た目も最高の食事を堪能できました。

異国の地でもハツラツと

日本人のご主人との出会いはモスクワの大学。大学時代から交際をスタートさせて、卒業後一度はブルガリアに戻ったそうですが、その後結婚して日本に暮らして15年だそうです。

地域の方にこうしてブルガリア料理を教えるだけでなく、日本を訪れた外国の方にガイドもしているそう。

異国の地でもハツラツと
ブルガリア人のLyudmila Kostova-Yoshida先生
お手製のブルガリア刺繍、お気に入りの食器コレクションの前で

「私はきっと前世は日本人」と言いながら笑う吉田先生は、煌びやかな器よりも鮮やかな料理よりも美しく輝いて見えました。

■もっと知りたい■

晴間千妣絽

はるまちひろ。老舗旅館を閉館して2023年より電子小説「大人だって友だちが欲しい」を配信中。女性の人生の悲喜交々を小説に綴り暮らしています。ハルトモ倶楽部を通して、日常のあれこれを楽しくほっこりとお伝えできればいいなと思っています。ブログ『普通の主婦のこだわり日記』『私の見ている世界

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