更年期の不調に!あてるだけカイロ健康法#3

イライラや不眠「なんとなく不調」にカイロが効く!症状別・簡単セルフケア

イライラや不眠「なんとなく不調」にカイロが効く!症状別・簡単セルフケア

更新日:2026年02月20日

公開日:2026年02月05日

イライラや不眠「なんとなく不調」にカイロが効く!症状別・簡単セルフケア

イライラ、不眠、片頭痛……。病院では「異常なし」と言われるのに、つらさが続く50代の“なんとなく不調”。原因を整理しながら、ツボや経絡のつながりに着目した1回1分でOK、あてるだけカイロの使い方を紹介。症状別に温め方の実践方法を紹介します。

教えてくれるのは、久保和也(くぼ・かずや)さん

鍼灸師「クボ鍼灸院」代表/世界中医薬学会アレルギー疾患専門委員理事。妻の産後の体調不良をきっかけに東洋医学の道へ進み、鍼灸治療「経絡治療」を習得。自律神経失調症をはじめ、病院で原因不明と言われた症状を中心に日々施術にあたっている。著書に『痛みと不調がみるみる改善 あてるだけカイロ健康法』(あさ出版)

【片頭痛・実践】目の奥・こめかみ…痛みタイプ別の温めポイント

【片頭痛・実践】目の奥・こめかみ…痛みタイプ別の温めポイント
mits / PIXTA

第1回では、カイロを“あてるだけ”で体を整える考え方を紹介。第2回は、カイロの種類や「あてる・貼る」の使い分けを整理し、肩こり・腰痛の実践へ。今回はイライラや不眠など“なんとなく不調”に注目し、症状別に実践方法を紹介します。

原因不明なところも多く、いまだ治療法が確立されていない片頭痛。東洋医学では気血津液のめぐりが悪くなることが原因だと捉え、経絡のめぐりを促して解消します。 

(1)目の奥の痛み

目の奥から頭頂にかけては肝経が流れています。太衝(たいしょう)を温めると肝経全体の気や血の滞りが改善され、痛みがやわらぎます。気の滞りはストレスによっても起こるので、カイロで温めながら、ホッと緩む時間を毎日つくることも大切です。

太衝/あてるだけ1回1分 ※貼る場合は15~60分

【片頭痛・実践】目の奥・こめかみ…痛みタイプ別の温めポイント

肝経のツボ。足の親指と人差し指の間の骨が交錯する部分。

POINT
左右ともに温めましょう。カイロを貼る場合は、靴下の上から貼りましょう。

(2)側頭部とこめかみの痛み

側頭部は胆経の通り道です。ここでは子午治療(ターゲットとなる経絡の対ついとなる経絡を使う)を用いて、症状が出ている側とは反対側の小腸経のツボ・支正(しせい)にアプローチし、つらい痛みをやわらげます。また、胆経を流れる陽陵泉(ようりょうせん)とセットで温めることで、さらに効果が出やすくなります。

【片頭痛・実践】目の奥・こめかみ…痛みタイプ別の温めポイント

支正/あてるだけ1回1分
小腸経のツボ。腕の側面(小指側)にある。手首とひじの中間。

陽陵泉/あてるだけ1回1分
胆経のツボ。外くるぶしから上に上がっていき、ひざ下のボコッとした骨で指が止まるところ。

POINT
右側が痛いときは左の支正&右の陽陵泉、左側が痛いときは右の支正&左の陽陵泉を温めましょう。

【睡眠障害・実践】眠りが浅いのは“交感神経”のせい?寝る前ケア

【睡眠障害・実践】眠りが浅いのは“交感神経”のせい?寝る前ケア
プラナ / PIXTA

自律神経が交感神経優位になっていて脳が興奮状態にあると、眠りが浅くなります。メンタル不調によって生じることもあるので、その場合は病院を受診しましょう。

(1)中途覚醒

東洋医学では午前1~3時に目が覚める人は肝、午前3~5時に目が覚める人は肺の働きが乱れていると考えます。また、手首は肺経をはじめ心包経、心経と精神安定に関わる経絡が流れる部位。ここを寝る前に温めると、全体的な気のめぐりが整い、眠りが深まります。

手首(手のひら側)/あてるだけ1回5分

【睡眠障害・実践】眠りが浅いのは“交感神経”のせい?寝る前ケア

心経、心包経、肺経の気が多く集まる場所。

POINT
寝る前に左右ともに温めます。冷えないよう、アームウォーマーをして寝るのもおすすめ。

(2)寝つきが悪い

「上熱下寒」といって気が上がって足が冷えると、頭が興奮状態になり、寝つきが悪くなります。照海(しょうかい)というツボは、温めると気が下に降りて「頭寒足熱」の状態、頭がスッと静まって鎮静した状態になります。寝る前に温めると寝つきがよくなります。

照海/あてるだけ1回5分

【睡眠障害・実践】眠りが浅いのは“交感神経”のせい?寝る前ケア

腎経のツボ。内くるぶしの真下。

POINT
左右ともに温めましょう。冷えないよう、レッグウォーマーをして寝るのもおすすめです。

【更年期に実践】ホットフラッシュ・疲れ…早めのケアが肝心!

【更年期に実践】ホットフラッシュ・疲れ…早めのケアが肝心!
タカス / PIXTA

(1)ホットフラッシュ

更年期の症状は男女ともに腎虚(じんきょ)といって腎が弱るために起こります。潤いが不足したり、自律神経が乱れたりすることで、ホットフラッシュや疲労感が表れます。

陰谷/あてるだけ1回1分 ※貼る場合は15~60分

【更年期に実践】ホットフラッシュ・疲れ…早めのケアが肝心!

腎経のツボ。ひざを曲げたときにできるしわの内側の端。

POINT
左右ともに温めましょう。

(2)疲労感・倦怠感

命門(めいもん)はその名のとおり、腎を養う生命エネルギーの源です。温めることで腎の弱りからきている疲労感や倦怠感を解消します。日常生活でも、階段を上り下りして足腰を鍛える、下半身を冷やさないといった心がけによって腎を整えることができます。

命門/あてるだけ1回5分 ※貼る場合は15~60分

【更年期に実践】ホットフラッシュ・疲れ…早めのケアが肝心!

督脈のツボ。おへその真裏、ウエストラインの高さ。

POINT
40代からプレ更年期といわれる時期に入るため、腎が弱りやすくなります。更年期に入って急激に心身の調子を崩さないためにも、早めにケアしておくとよいでしょう。

イラスト/さのふうか

※本記事は、書籍『痛みと不調がみるみる改善 あてるだけカイロ健康法』より一部抜粋して構成しています。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。


■「更年期の不調に!あてるだけカイロ健康法」をもっと読む■

#1: 1日1分、とにかく簡単!「カイロをあてるだけ」健康法
#2: 肩こり・腰痛…カイロを貼るのは患部だけではない理由
#3: イライラや不眠「50代のなんとなく不調」症状別ケア

もっと詳しく知りたい人は、久保さんの書籍をチェック!

もっと詳しく知りたい人は、久保さんの書籍をチェック!
『痛みと不調がみるみる改善 あてるだけカイロ健康法』(あさ出版)

肩こりや腰痛、睡眠の悩み、不安感などの不調に向けて、カイロをツボにあてるだけのセルフケアを紹介した一冊。東洋医学の視点から、不調が起こる理由や体のめぐりをひも解き、「痛い場所=温める場所とは限らない」という考え方をわかりやすく解説。1回1~5分、火を使わず自宅でできるため、忙しい毎日の中でも無理なく取り入れやすい内容です。

Amazonで購入!>>

楽天ブックスで購入!>>

HALMEK up編集部
HALMEK up編集部

「今日も明日も、楽しみになる」大人女性がそんな毎日を過ごせるように、役立つ情報を記事・動画・イベントでお届けします。