
巻き爪解消を目指せる「正しい歩き方」
間違った歩き方は足トラブルを招き、健康寿命に影響があることを知ってましたか?正しい歩き方と足トラブル対策を専門家が解説!
公開日:2025年05月07日
50代婚活奮闘記17・A子場合
恋愛・婚活ジャーナリストの清葉アキコが出会った婚活女子の第17話。これまでお見合いで会った“ちょっと不思議”な男性たちの話を面白おかしく語るA子の、お見合いエピソードの続き。次から次へと出てくるエンドレスの話に、「そういう人、いるいる~!」と清葉のうなずきも止まらない!
前回の話はこちらから。婚活を始めて3か月のA子が、これまでお見合いで会った“ちょっと不思議”な男性たちの話の後編です
「離婚歴がある男性はコミュニケーションをとるのに困らない人が多いんだけど、たまに困った人がいて……。こちらとしては一応、離婚の理由を聞いておきたいじゃない? もちろん、男性側の話しか聞けないから本当かどうかはわからないところもあるとしても。でもね、元嫁のことをけちょんけちょんに言って、100%相手が悪いとののしる人がいるの。
『でも、一度は結婚したいと思ったんですよね』『そういう状況になったのにはなにかキッカケがあったのかも?』となんとなく落ち着かせようとしても、『最初からそんなに好きじゃなかった』みたいな感じで悪口を言いまくる。
よほどつらい思いをしたのか、離婚調停でもめたのか、はたまた、相手から離婚を切り出されたがまだまだ未練があるのか……。ここまでくると、もし元妻の方に理由があったとしても、相手をののしる人格に問題があるように思えてくるよねー。もしこの人と結婚したら、私のこともこうやって第三者に悪口を言う人なのかもなって……。人格に問題あるように感じちゃうし。
あるバツ2の男性が『離婚の理由はお話しできますし、ご納得いただけると思います』とプロフィールに書いてあったんだけど、聞いたら2回とも全然納得できない内容で(笑)。完全に相手が悪くて自分が正しいと思って生きているんだなーって思っちゃった。どうしても直接話をしている男性側の言い分に納得しがちだけど、さすがに男性の話を聞いたときは「こんな夫なら別れたいと思った元妻の気持ち、わかるわー」ってなったもの!
離婚の理由は他人がわかることではないけれど、たいていの良識ある人はどっちが悪いなんて言わないで『今思えば僕が悪かったところもあるのかな』『お互いに若かったから譲れなかったんだよね』とか言うのよ。だって、私に「小さい男!」「悪い男!」って思われたくないじゃない。そういう女性側の気持ちをおもんぱかる人って、どちらが悪かったかはさておき、離婚という苦い経験を経て同じ轍を2度踏まなそう。
でも、自分を正当化し続ける人は、相手が悪いと信じているから永遠に自分の考え方も行動も変えないんだろうな……って思っちゃったわ」
「お見合いって、スペックやプロフィール文っていう少ない情報しかない状態で相手に会うじゃない?よほどコミュ力が高くないと、会話をスムーズにできないと思うの。私はそこそこコミュ力ある方だと思っているけれど、それでも、お見合いの直前までその少ない情報を頭に叩き込んで、こういう話をしよう、こういう質問で話を広げよう、という事前準備をしていくのね。
でもね、まったく何も準備せず戦いに挑んで来る人が多いのよ(笑)。私の名前を覚えていないだけでなく、職業や趣味などもプロフィール文に書いているのに、ゼロベースで聞いてくるの。最初は忘れちゃったのかな?と思って笑顔で答えていたけれど、さすがにあれもこれも……となったので、途中からは話す気もなくし、『それもプロフィールに書いてあります』ってそっけなく答えてた(笑)。それでもまったく悪びれもしないんだよね。
ここまで丸腰だと、単に呼ばれたから戦場に来ましたっていうだけの戦闘意欲ゼロでしょ。まぁ、こういう人に限ってコミュ力は低いので、自分が知りたいことをひたすら質問するだけ。話を広げるとか、会話を楽しもうとするとかもできないから、完全に質問攻めの時間(笑)
目的意識が低いからこそ、お見合いで自分をよく見せようとか、相手に気に入られようとかがないのかもね。ティータイムのラウンジでのお見合いという場で、自分だけビールを頼むという……。そして、かなりわかりやすくそっけなくしたのに『会話が盛り上がったので、仮交際したい』って(笑)。本当に、無防備で戦場に来るだけあって、怖いもの知らずのハートの強さにびっくりよ!」
「結婚相談所は結婚相手を探す場所だから、結婚したい人しかいないって思っていたんだけど、たまに遭遇するのが『結婚したい』という気持ちがない人。『結婚したくない』ってわけじゃないのよ。なんていうのかな……。結婚に意欲がないっていうか、まるで義務教育で中学校に進学できるかのごとく、『大人になったら当然結婚はできるもの』『結婚はいつかできるもの』だという認識なのかしら?
だから、話をしていても「こういう人と結婚したい」「こういう人生を送るために結婚したい」みたいな結婚像のようなものが全然ないの!たぶん相談所に入会すれば、いつか義務教育みたいに進級して卒業(結婚)できるって思っていそう。
当然、待ち状態なので私自身にも興味がないのか、質問もされない。会話もすべて受け身で、好かれようという気持ちも、自分を知ってもらいたいという気持ちも、微塵も感じられない。どんな結婚生活になるのか全然イメージわかないので、『本当に結婚したいんですか?』って聞いたら、『普通するものでしょ』という返事が来て、やっぱりそういう感じよねって納得……。私、義務じゃなくてちゃんと自分自身を見てくれる相手と結婚したいわー(笑)」
「お見合いで会話をし始めた瞬間から『優良物件!』と思うほど、コミュ力が高く条件もそれなりのバツイチ男性がいたんだけど……。1時間ほど話したところで『結婚を前提に付き合っていくんだから』と口火を切ってきたので、結婚観などの深い話をし始めるのかと思っていたら、唐突に『相談所のルールがおかしい』という話を始めたのね。
急に何の話?と思ってとりあえず聞いて話を合わせていたんだけど……つまりは、『退会するまで体の関係を持ってはいけない』という相談所のルールは大人の付き合いとしてはあり得ないので、とりあえず仮交際に進んで体の相性を確かめてから結婚相手としてありかなしか決めたいけど、その方向でいいよね?という確約を、遠回しに私にしようとしていたのよ~(笑)。
結婚相手の条件として最も譲れないのが“体の相性”なのは個人の自由だけど、それがそんなに大事なら、結婚相談所に来るな!って思っちゃった(笑)
しかもね、お見合いの返事が期限を1日以上過ぎてもなくて……。たぶん、私が『仮交際したい』と答えたら『次回は体の相性を確かめるデートということで納得していますよ』って回答になるじゃない?だから自分から返事をせず、私の出方を待っていたんじゃないかな? まぁ、私のほうは断りましたけどね。
もし、仮交際や真剣交際まで進んで、お互いに結婚を意識できるようになってからそういう話を持ち掛けられていたら、私の反応も違ったかもしれないけれど……。正直、自分を正当化するために私を共犯にしようとしてきたのも小賢しい(笑)。なにより、自分の欲望のためならルールなど破っていい!って考え方は私には無理だわー」
「プロフィール文ってやっぱり重要よね。正直、これがちゃんと書けていない人とか短い人って、実際に会ってみると『やっぱりそうかー』って残念に思うことが多いって聞くけど、本当にそう! そういう人の場合、アドバイザーさんの推薦文が頼りなんだけど……ここに『優しい』『聞き上手』と書いてある人ほど要注意人物だって気付いたのよ。
このフォローワードがある人って、たいていが優柔不断で自分の意見がない人なの。当然、会話も弾まない。お見合いのラウンジで、『こちらかこちらの席、どちらが良いですか?』と聞かれてもおろおろ。飲みものをオーダーするにしてもこちらの頼むものを聞いてからしか判断できず、スタッフを呼ぶこともできない。何か質問しても答えがあいまいなの。
『慣れればなんとかなるかな?』と思って仮交際に進展しても、それはいつまでたっても変わらず、毎度毎度、デートの日程や場所を決めるのもひと苦労してしまう。決定することから逃げているのか、意見がなくて全部こちらにお任せするスタンスなのか……。
こちらが「こうしたい」と言うのを聞いてあげる“優しさ”を持ち合わせている、と思っていそうだけど、それって本当の“優しさ”じゃなくない!?
この人と結婚したら、一事が万事、ぜーんぶ私が提案して私が決めていかなくちゃいけないの?って思ったら、私は大きな子どもの世話係?って思っちゃって。もし、自分の思い通りに動いてくれる相手を望む女性なら、こういう優柔不断に“優しさ”という仮面をかぶせた男性が相性ピッタリなのかもしれないけどね」
A子の“謎”の男性の面白エピソードはまだまだ尽きない。こんなものではないらしい。
「たくさんの人と会えているからこそ、いろんな人と遭遇しているっていうのはあるわよね。中にはいいと思う人もいたんでしょ?」と聞くと、A子はこくりとうなずいた。A子は今、3人同時進行で仮交際中とのこと。たくさんの中からA子が選んだのはどんな男性なのか、気になる~!
三島さんからのひと言
『男女問わず、相談所にはいろいろな人がいます。だからこそ、どんな人たちにもピタッと来る人がいるはずなんです。初対面では『ん!?』と思うところもあるかもしれませんが、単にコミュ力の問題だったりもするので、何度か会ってみてから判断しても遅くないですよ!』
婚活業界歴19年。20代・30代向けの結婚相談所「ganmi(眼深)」と50歳以上の結婚相談所「とわ婚」(https://towakon.net/)を展開する株式会社ヒカルヨの代表をつとめる。メディア出演多数。著書に『「普通」の結婚がなぜできないの?』(WAVE出版)、『婚活は「がんばらないほうが」うまくいく』(秀和システム)がある
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