
巻き爪解消を目指せる「正しい歩き方」
間違った歩き方は足トラブルを招き、健康寿命に影響があることを知ってましたか?正しい歩き方と足トラブル対策を専門家が解説!
公開日:2025年04月30日
50代婚活奮闘記16・A子場合
恋愛・婚活ジャーナリストの清葉アキコが出会った婚活女子の第17話。次々とお見合いが決まり、毎週末、お見合いで予定が入っていくA子。果たして、A子がお見合いした男性たちはどんな人たちだったのか?
A子のプロフィールはこちらから!
婚活を始めて3か月のA子。「ほんと世の中って広いのね。いろんな男性と付き合ってきたと思っていたけれど、今まで出会ったことないタイプの男性がこんなにもいたとは……」。A子はこれまでお見合いで会った“ちょっと不思議”な男性たちの話を始めた。
「初対面の相手とは何を話したらよいのか悩む人は多いと思うけれど、お見合いに来てまったく話をしない人って何なの? たしかにプロフィールに“人見知り”と書いてあったけれど、お見合い場所のカフェで人数を聞かれたときに答えたのも、最初に口火を切ったのも私。
質問したらポツリと答える程度で、目を合わせないってどういうこと⁉ 50歳を過ぎても“人見知り”を免罪符にしているって、もう、『人とコミ ュニケーションをとる気はありません』って言っているようなものじゃない? 正直、あのレベルだと、仕事に支障をきたすのでは? あんな感じだったら、仮交際したところで短い期間で仲よくなれる気がしないしね。
お見合いの結果は『楽しかったです。ぜひ仮交際に……』って言われるけど、女性側が話を盛り上げてあげたのだから、そりゃ楽しいでしょうよ。女性付き合いに慣れていないから、私が好意を持ってあれこれ質問をしていると勘違いしたのかもしれないわね」
「お見合いの席に着いたら、いきなり自己紹介を始めたのよ。まるで就活の自己PRのように!しかも、プロフィール文をそのまま暗記してきたみたいで、全部知っている情報(笑)。言い切ったら沈黙で、こちらの質問を待っている状態。しょうがないから質問をしたんだけど、短く一言に答えるだけでそこから会話が広がるようなこともない。会話というより質疑応答。もはや、お見合いじゃなくて婚活面接(笑)
結局、面接官の私には質問一つしてこなかったのよ!それなのに『仮交際したいです』って返事が来て……。『いや、面接官はこっちだから!!』って脳内で突っ込み入れたわよ。あのお見合いで私の何を知って仮交際をしたいと思ったのか、謎すぎるわ~」
「まったく話をしないというわけではないの。話題がないの!なんで今の仕事をしているのかと聞いても特に理由がないし、学生時代のバイトの話をしていてもエピソード一つない。中高時代の部活もしていないし、興味があるものや趣味もない。ただただ何にも考えずに生きているって感じ。
こっちの話には、『うんうん、わかります』『それ、いいですね』と相槌を打っているから会話として成立しているように思えたんだけど……。ふと、私気付いちゃったの、話題はすべて私が振っていて、彼はただ笑ってうなずいているだけで自分の話をしていないってことに……。
人との交流も人生経験も少ないから話題が少ないし、広げることもできないのよね。正直、コミュ力以前に、人畜無害って感じなの。ただただ話を聞いてほしい人には最高な相手だと思うけれど、会話のキャッチボールをしたい私にはもの足りなくて……」
「たぶん会社ではそれなりの地位なんだと思うの。周りがいろいろお膳立てをしてくれていたり、何かを言ったら誰かが細かい作業をやってくれたり……。なんか最初から、そういう上司と部下のような雰囲気ができ上がってしまってね。お見合い場所の席がウエイティングになっていたら『どうすんの?』とこっちに委ねてきたり(結局、私が違う店を探して案内したの)、カフェのオーダーも『俺はホットのコーヒー』って私にスタッフを呼ばせてオーダーをさせたり……。こっちは部下じゃないっつーの!
質問の仕方もまるで上司。答えると、否定や批判がほとんどで、ろくに話も聞いてくれない。話は広げてはいるのだけど、それはまるで上司のお説教……。さらに椅子にもドカッと座っている姿は、“選ぶのは自分”で“選ばれる”という選択肢はないかのようにも見えたのよね。包容力があったりリードしてくれたりするわけでもなく、単に偉ぶっている上司風の亭主関白夫が家にいると思ったら、結婚したくなくなったわー」
「偉そうな態度の上司風とはちょっと違うタイプで、より面倒なのが俺様タイプの男性。会話をしていても、全部自分の話になっていき、最終的には『俺ってすごい』アピールをし続ける。一応、気持ちよく会話をしようと“さしすせそ”をフルに使うんだけど(さ=「さすが!」、し=「知りませんでした!」、す=「すごい!」、せ=「センスいいですね!」、そ=「そうなんですか!?」)……。
どんどん俺さま話がエスカレートしていくんだよね。たぶん本人はコミュ力が高くて面白い話ができると思っているのかもだけど、ほぼ全部どうでもいいような話で、こっちが盛り上げているだけなのよね。
ほら、マウンティングしてくる人に限って、本当は自分に自信がなかったり実力がなかったりするでしょ?自分から“自分すごい”って言わないと、好かれないって思っているのかもね。ところどころで『俺たち、感性合うし、会話もこんなに楽しいし、うまくいくと思うんだよねー』と洗脳するように言ってくるんだけど、気持ちよく話しているのはそちらだけで、こちらは全然面白くないですから!って言ってやりたくなっちゃった(笑)
途中で飽き飽きして真顔になっている私にも気付かなかったくらいだから、空気読むとか相手の様子をうかがうとかは一切できなそう……。『俺、A子と一緒ならもっと成長できるって気がするんだよね』って……。私は一生あなた専属の喜び組になるつもりはありませんから!」
A子はここまでの話を一気に語った。そして彼女のお見合いエピソードはまだまだ続く。
三島さんからのひと言
『結婚相談所には真面目な男性が多くいます。コミュニケーションが上手ではないからこそ、今、独身でいるという方も少なくありません。そのぶん、仕事を一生懸命されていたり、貯金をしっかりされていたり、人の話を聞くのが上手だったり……。恋愛というより「結婚向きの男性」も少なくないので、まずは会ってみて!』
婚活業界歴19年。20代・30代向けの結婚相談所「ganmi(眼深)」と50歳以上の結婚相談所「とわ婚」(https://towakon.net/)を展開する株式会社ヒカルヨの代表をつとめる。メディア出演多数。著書に『「普通」の結婚がなぜできないの?』(WAVE出版)、『婚活は「がんばらないほうが」うまくいく』(秀和システム)がある。
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