50代女性の急激な体重増加は更年期?ストレス?

お腹周りが急に太った!体重変化の原因&女性の病気

三橋裕一
監修者
ひなたクリニック
三橋裕一

公開日:2024.03.06

更新日:2024.09.28

女性が「お腹周りや腰周りが急に太った」原因としては、更年期やストレス、婦人科疾患(子宮・卵巣)、甲状腺の病気などが考えられます。急激な体重増加の原因や隠れた病気、脂肪の落とし方、病院の受診の目安などについて詳しく解説します。

腰やお腹周りが急に太った│女性の急激な体重変化の原因

腰やお腹周りが急に太った│女性の急激な体重変化の原因

食べ過ぎやお酒の飲み過ぎが続くと、消費し切れなかったエネルギーが脂肪として体に蓄えられ、お腹周りが急激に太ってしまうことがあります。

しかし、お腹や腰周りが急に太る原因は、食べ過ぎや飲み過ぎだけではありません。女性の場合、更年期の影響や子宮・卵巣の病気などの可能性も考えられます。

ここでは、急に太るときに考えられる原因について解説します。

更年期による女性ホルモンの減少

更年期になって「ウエストが急に太ったように感じる」「ぽっこりお腹が気になるようになった」という場合は、女性ホルモンの影響が考えられます。

更年期とは閉経を挟んだ前後5年間のことで、年齢にすると40代半ば~50代半ば頃です。更年期になると、女性ホルモンのエストロゲン分泌量が大きく低下します。

エストロゲンには内臓脂肪を代謝する働きがあり、減少によって更年期以降の女性は内臓脂肪がつきやすい傾向に。内臓脂肪はその名の通り内臓の周囲につくため、増加するとお腹周りが太ります。

加齢に伴う基礎代謝・筋肉量の減少

人は年齢を重ねるごとに筋肉量が低下し、それに伴って基礎代謝量も減少します。

女性の場合、閉経後は女性ホルモンだけでなく...

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