内臓脂肪を落として、ぽっこりお腹スッキリSP特集
2023.03.242024年08月03日
1日4回30秒、おへそに力を入れるだけでOK!
ぽっこりお腹を解消する30秒ドローインのやり方
ぽっこりお腹を解消したいけれど、腹筋はつらくて続かない、食事も我慢したくないという人はたくさんいるはず。健康運動指導士の植森美緒(うえもり・みお)さんの「お腹凹ませメソッド」なら、基本は1日4回30秒間、おへそに力を入れるだけなんです。
植森美緒さんのプロフィール
うえもり・みお 健康運動指導士。指導歴33年。10年間ダイエットに失敗した経験を生かし、無理なく行えてリバウンドもしない「植森式ダイエットドローイン」を考案し、自ら実践。参加当日にサイズダウンするセミナーで高い人気を誇る。「1日1分で腹が凹む」(ダイヤモンド社) 他、著書多数。
ドローインがぽっこりお腹を解消する理由
「お腹を凹(へこ)ませる動きは『ドローイン』と呼ばれ、リハビリの現場で使われてきた理学療法の一つです。インナーマッスルと呼ばれる体幹部の深層筋を合理的かつ安全に刺激することで、腰痛を改善するのに有効であると国際的にも評価されています」という植森さん。今回紹介するのは、日常生活の中で効率よくお腹を凹ませることに特化して考案した「ドローイン」メソッドです。
お腹を凹ませて体幹部全体の筋肉を刺激することで、エネルギー消費量も大きくなり、お腹まわりを引き締める効果を短期間で得ることができます。
「腹筋を毎日やったとしても、なかなか効果は出ませんよね。この凹ませメソッドの最大の特長は、効果がすぐに目に見えて表れることです」と植森さんは言います。
「試しに、これ以上できないほどおへそに力を入れて凹ませた後、おへその真上のお腹まわりをひもでぴったり縛ってみてください。そこからさらに2、3回、より大きくへこませることを繰り返すと、ぴったりだったはずのひもが緩くなっていきます」
それまで使っていなかった筋肉を目覚めさせ、筋力を高めていくことで、よりお腹まわりが細くなるわけです。
「お腹を凹ませる感覚がつかめたら、普段の生活の中でも積極的にお腹を凹ませる力(=へそ力)を身につけていきます。すると筋肉も活性化して、消費エネルギーが増えます。つまりお腹まわりの脂肪をエネルギーとして燃焼することができるのです」
ぽっこりお腹を解消するドローインのやり方
1回30秒、1日4回、“へそ力”が筋肉を鍛えます。おへそをへこませる動作は、筒状のお腹をおへそを中心に細く絞る動き。これがぽっこり解消のために必要なお腹まわりの筋肉を効率よく鍛えてくれます。
step1:いつもの姿勢で壁に立つ
年齢とともに猫背気味になりがち。すると、下腹部が前にせり出した体型に。
step2:壁に沿って背すじを真っすぐ伸ばす
肩が力んで上がらないように気を付ける。
step3:肩を壁につけるよう後ろに引く
胸を突き出したり、あごが前に出ないように気を付ける。
step4:姿勢を維持してお腹を凹ます
呼吸を止めたり、肩で息をしないように気を付ける。
ぽっこりお腹を解消するための生活
1回30秒、1日4回ドローインを行いましょう!
短時間でできるので続きます。壁に背中をつけて立つだけ。場所も取らず、家の中で簡単にできます。慣れてきたら、家事をしながら、通勤途中に、入浴中など、どこでもできるようになります。
食事制限なし
食事を変えないでOK! 食べたいものを我慢するのはストレスとなり、長くは続かないもの。またリバウンドも避けられません。もし食べ過ぎたなら、お腹凹ませメソッドを少し多めにやって取り戻しましょう。
体への負担なし
つらくないので毎日できる! 基本はお腹を引っ込めるだけという、シンプルで誰でも簡単にできるもの。その上、すぐに効果が実感できます。きつい=効果的というイメージを覆されます。
「ぽっこりお腹3つのタイプ別ポーズで凹み効果を高める」では、ぽっこりお腹を3つのタイプに分類した筋トレ方法をお伝えします。
取材 ・文=三橋桃子、野田有香(ともにハルメク編集部)、撮影=鈴木宏 モデル=青木沙織里 ヘアメイク=小島けさき イラストレーション=中村知史 ※この記事は雑誌「ハルメク」2018年9月号の記事を再編集しています。
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