- ハルメク365トップ
- 美と健康
- ダイエット
- ぽっこりお腹の原因は骨盤?歪みとその原因をチェック
ぽっこりお腹、諦めないで! 73歳とは思えない抜群のスタイルを持つ、健康運動指導士の谷玉惠(たに・たまえ)さんに、勇気をもらいましょう。まずは「骨盤の歪みを生む生活習慣」8つをチェック。原因となる骨盤の歪み(ゆがみ)について教わります。
今すぐチェック!「骨盤の歪みを生む生活習慣」8つ
まずは、骨盤のゆがみを生み出す生活習慣を送っていないか、チェックしてみましょう。
- 食べ物は片方の奥歯で噛む
- つい腕組みをしてしまう
- 重い荷物を片手で持つ
- 階段はいつも同じ足から
- 横向きで寝るのが好き
- 椅子に浅く座るのがクセ
- 立っているときに、片方の足に体重をかけている
- 下を向いて歩く
当てはまる項目が1〜3個ある方は、骨盤をゆがませている可能性あります。4〜5個の方はゆがみが進行中。日常生活の見直しが必要。6~8個の方は相当ゆがんでいます。今すぐ対策が必要です。
ぽっこりお腹は、骨盤の歪みが原因
私たちは、朝起きてから夜寝るまで、さまざまな姿勢や動作を繰り返しています。ソファに寝そべってテレビを見たり、重い買い物袋を持って歩いたり……。
「実は、あなたが日常で何気なく繰り返しているその姿勢や動作の積み重ねが、骨盤をゆがませ、お腹ぽっこり、お尻をだらんとさせる原因です」と健康運動指導士の谷玉惠さんは話します。
谷さんによれば、若々しい姿勢をキープする秘訣は「骨盤」。しかし前述のような動きを続けると、体の左右前後の筋肉がアンバランスになり、一部の筋肉に負担がかかってこわばってしまいます。すると、骨盤を正しい位置にキープできなくなるのです。
図の左のように、骨盤が正しい位置にあるときは、骨盤が垂直になり、背筋が伸びます。するとお腹が伸びて内蔵に正しい位置になり、お尻もキュっと上がります。
しかし図の右のように、骨盤が歪んでいるときは、骨盤が後ろに傾きます。すると猫背になり、内臓が下垂してお腹が出て、お尻も垂れてきます。
50代以降の女性は、骨盤が後傾した状態が多い
特に50代以降の女性に多い骨盤のゆがみは、後ろに倒れて開いている状態。こうなると、開いた骨盤の中に内臓が下がり、下腹がぽっこり出て、脂肪がつきやすくなります。
同時に、お尻は横に広がり、お尻を支える筋力が低下して、垂れ尻に……。
「骨盤がゆがむと、猫背になり、お腹の筋肉が緩みます。次第に筋力が衰えて低下して、正しい姿勢を維持できず、無意識にラクな姿勢をとるようになってしまうんです」と谷さん。この姿勢は老けて見える上、便秘、腰痛やひざ痛などを引き起こす要因にもなります。
これを予防するには、日常の基本の動作「歩く」「座る」の姿勢を正して、骨盤をゆがませない習慣をつけることが必要です。また歩く、座るといった動作を通じて、骨盤を本来の位置にリセットしておくことが大切です。
「筋力の低下による、前のめりの小股歩きや、がに股歩き、ペタペタ歩きなどの“老け歩き”は、骨盤のゆがみを悪化させます。骨盤を前後に振ることで、骨盤のゆがみをリセットしましょう」
次回は、歩く前の骨盤ふりふり体操を紹介します。
谷 玉惠(たに・たまえ)さんのプロフィール
1945(昭和20)年生まれ。健康運動指導士。85年、東京・青山に体操教室を開業し、以来、約30年にわたり、整体、鍼、ダイエット体操などを通して、“骨盤のゆがみ”を整える健康な体づくりと生活習慣を指導。70歳を機に教室を閉じ、現在は講演会や講座などで指導を続けている。
取材・文=長倉志乃、児玉志穂(ともに編集部)、撮影=鈴木宏、ヘアメイク=小島けさき、イラストレーション=金子なぎさ ※この記事は2019年7月号の雑誌「ハルメク」を再編集しています。
■もっと知りたい■
↑画像をクリックして谷玉惠さんのエクササイズ動画をチェック↑
- ぽっこりお腹の原因に!骨盤の歪み度をチェック
- 【動画】ぽっこりお腹解消!歩く前の骨盤ふりふり体操
- 骨盤が歪む原因の老け座りを解消!骨盤ふりふり体操
- 骨盤の歪み改善!上下・左右の骨盤ふりふり体操
スッキリ!なのに「はいている方が体がラク!」と大好評の「ハルメク 健康サポート・ヘルシーガードル(通年用)」
雑誌「ハルメク」
女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値ある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど幅広い情報が満載。人気連載の「きくち体操」「きものリフォーム」も。年間定期購読誌で、自宅に直接配送します。雑誌ハルメクサイトはこちら
-
下半身太り解消法
40代女性です。 昔から下半身が太く、特に足の付け根あたりのぜい肉がなかなか落ちません。 最近は歳のせいか余計に太くなってしまいました。 スクワットやウォーキングなど試しましたが効果がなく、おすすめのダイエット方法があれば押してください。
締切済み2022.09.29 -
糖新生
糖質制限とかして糖新生が起きて筋肉が落ちるみたいな話があるじゃないですか。 筋肉ではなくて食べたタンパク質で糖新生みたいな事って起きるのでしょうか。
締切済み ベストアンサー2022.05.31 -
ダイエットの悩み
私は持病で"疲れが溜まったり考え事をしすぎると、耳が鳴る"状態です。 突然耳が鳴りだすことが多いので日常生活もままならず、太ってしまってからは自分が嫌で死を考えるほどです。 今回相談したい悩みとしては病気で薬を飲み始めてから20kg体重が増えてしまったことです。 今も体重が増え続けています。 原因は加齢と運動不足です。 寝ていなければ耳が鳴る、ひどい時は立ちくらみがするので家事をしては寝る(休む)というのをしているとおのずと体重が増えていきます。 運動するのは危険をともない難しいのですが食事を極端に減らすと逆にリバウンドですごく太るというのも経験しています。 この場合で痩せるにはどうすればいいでしょうか? 医者に相談して痩せる薬などを処方してもらうしかないでしょうか? そんなものあるのでしょうか?
締切済み2022.05.31 -
ダイエット用の組み合わせ
VAAM、ザバスウェイトダウン、黒酢などいろいろ検討しています。どう組み合わせるといいですか? いろいろ読んでいると黒酢には大豆を併せて取るといいと書いてあるのでザバスなんか持って来いっぽいです。でも、主目的はダイエットなので運動前のVAAMは有力です。 という事で、食後に黒酢、運動前にVAAM、運動後にザバスウェイトダウンがいいかと思えてきました。他にも言い戦略があったら教えてください。 最近深呼吸するのも苦しいくらい内臓脂肪溜まっててやばいと思ったので、一念発起して体重減らします。間食一切やめ、肉は鶏肉を最低限、炭水化物を半減、野菜かじりまくり、運動していなかったのでテレビ見る時はしょっちゅう踏み台昇降運動(リモートワークなんで(^^;)、というのを初めました。 毎朝起きてすぐに体重計に乗っているのですが最初の4日で3kg減りました。ところが、そこでピタリと体重減少が止まりました。女性の場合は半月ごとに減る時期減らない時期があるらしいのですが、男性の場合はそうじゃないと思うので、次の一手にサプリを考えたいと思ってます。LDLコレステロールが超高いので、それもついでに減るとうれしいです。(^.^)
締切済み2022.05.30
-
親の医療・介護費が不足?
住宅ローンや子の教育費などお金がかかる50~60代。一方で親は高齢となり、その金銭面の援助も不安。解決策を探ります。 -
プロが教える珈琲の淹れ方
家や職場で手軽に楽しめるドリップコーヒーが、ちょっとしたコツで本格的な味わいに。その極意をプロにこっそり聞きました。 -
質のいい睡眠できてる?
質のいい睡眠は健康の基本。ハルメク読者が専門家に、睡眠の質を向上させる秘訣を聞きました! -
野菜毎日摂れていますか?
毎日の食事で野菜はきちんと摂らないと、と思っているけど……という方に、上手に野菜を補うヒミツをご紹介します。 -
お出掛け後「ひざが楽に」
春はお出掛けや旅行の気分が高まります。「でもひざが痛い・こわばる」というお悩みに、筋肉をほぐすマッサージャーをご紹介。 -
巻き爪から足を守る方法
巻き爪は放っておくと身体の不調やさらなる悪化を招くことも!放置は厳禁の巻き爪の、原因や治療法などを専門家に聞きました。