「乗り鉄」の理由
2024.11.27青春18きっぷで乗り鉄・春旅
5枚つづりでお得に普通列車を利用して、どこまでも行ける切符があります。
もう少し体力のある時には、博多までも出雲までも、はたまた北海道から3日かけて普通列車を乗り継いで静岡まで帰ってきたことがあります。
年齢的にも、またこのコロナ感染を恐れての2年間、青春18きっぷを利用せずに過ごしていましたが、久々に青春18きっぷを購入し乗り鉄の血が騒ぎます。私はひたすらどこまでも列車に乗ることが大好きな乗り鉄なのです。
各駅停車の列車をどんどん乗り継いで旅をしますが、体力的なことを考慮し一日に乗る時間はほぼ6時間ほどに抑えた日程を組みました。一日目は米原に宿泊し、二日目は富山を目指します。
米原から長浜、近江塩津、敦賀、福井、富山と乗り継ぎます。途中の車窓からの景色がたまらなく好きで、まだ桜が咲かない地域、満開の地域を通過するごとに日本の四季のある風土に改めて感激します。
北前舩の港町・岩瀬
かつては北前舩の停泊地として栄えた富山・岩瀬浜へは富山駅から路面電車に乗って24分ほどです。
古い豪商の屋敷が続いている、素敵な景観の町歩きです。それぞれの家の造りが見事で立ち止まってはカメラを構えます。
当時の栄えた港町のことを空想しながら歩いていると、土間から続く座敷では活気の良い働き手の声や通りを行きかう荷車の音などが聞こえてきそうです。
利き酒・ほろ酔いそぞろ歩き
とある酒屋さんに入ってみました。重厚な戸をカラカラと開いて……。そっと入ってみると、デ~ンと大きなヒノキの一枚板のテーブルがしつらえてあり、壁一面にはガラスのケースに入ったたくさんのお酒。圧倒されます。
早速、利き酒の説明を受けて220円でかわいい小ぶりな枡を購入し、ケースの中のお酒を注いでもらいます。
お酒は種類によって300円、500円と別れているので、気に入ったお酒を見つけて3杯ほど注文して飲みました。喉ごしさわやかなキュッとした味わいに、気分は最高~。
ホタルイカと白エビのおつまみセットも、日本酒にはうってつけのお味で楽しむことができました。自宅には5本ほど3種類のお酒を宅配便にしてもらいました。
少しほろ酔いで気持ちも軽やか。昔の面影を留める岩瀬の町を、路面電車の駅までそぞろ歩きで楽しむことができました。
■もっと知りたい■