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青春18きっぷの乗り鉄旅
列車の記号に詳しい人、走る列車を待ち構えカメラを向ける人、硬券切符を集める人、線路を片っ端から乗りつぶしていく人、廃線跡を訪ねる人、鉄道好きな鉄ちゃんにはいろいろあります。私は乗り鉄、乗っているだけで満足なのです。
さて、今回の春の青春18きっぷを使って出かけた先は、姫路です。
まず最寄駅から浜松行きに乗り、豊橋行きに乗り換え、大垣行に、そして米原駅到着、米原からは姫路まで、長い、長い各駅停車の列車旅です。朝早く家を出て、姫路にはお昼過ぎに到着です。
春の景色をガタンゴトンと乗り継ぎながら車窓を楽しみます。
姫路港から船に乗ろう
姫路辺りは何度も訪れています。姫路城に至っては数回登城しており、書写山円教寺にも数回、一条寺と言ったでしょうか塔の美しいお寺にも行ったことがあります。
今回は海に出てみようと思い、姫路駅前からバスで姫路港に向かいました。姫路港まではバスで25分ほど、向かった先は家島です。姫路から30分ほど、運賃は1000円。
あいにくの曇り空&小雨。海上はうすぼんやり曇っていますが大きな船の横を通過するときはワクワクします。海って不思議ですね、交通信号もなく白線も引いてないのにきちんと目的地に到着するのですものね。まさに、海は広いな~大きいな~♪
家島に上陸
さあ、いよいよ島に到着です。島はどこか昭和レトロ感が漂い、細い路地が続いています。イラスト入りの地図を片手に、傘をさして路地から路地を歩きます。途中、いくつも井戸を目にします。
傘をさしては通れないくらいの細い道もあります。人家と人家の間を通り抜けますが、時折バイクとすれ違います。塀にくっつくようにしてバイクに道を譲ります。どうやら細い道が多いこの島の交通手段はバイクのようです。
さあ、路地探検の後は、カメのような大きい石を見たり、神社に参拝。
目指すは隣の港……と歩きだしたのですが、いっそのこと島の反対側にある港まで歩いて、島を突っ切ってみようと歩きだしました。
登坂に差し掛かりどんどん坂を上ります。急な坂を歩いていると軽トラックが止まってくれて、港まで乗せていただきました。親切な気持ちにありがたさが身に沁みます。ポチ袋に用意してある千円札を手渡しました。
一人で旅をしているといろいろな場所で見ず知らずの方に親切にしていただきます。その時にポチ袋がお役立ちですので、いくつかバックに忍ばせてあります。
網手港(あでこう)から坊瀬島(ぼうぜしま)へ
坊瀬島へは船で10分、400円の運賃です。さあ、上陸、島から島へのホッピングです。港近くの食堂に入りお昼に海鮮丼をいただきました。さすが漁業の島の海鮮丼は絶品です。
お昼を食べたら、海の上から見えていた神社へ行ってみます。
港をぐるりと回りこんで行きますが、途中停泊している漁船のへさきの彫刻に目を奪われます。きっとこの船大工の方のこだわりなのでしょうか、鯛や波の模様の彫刻が美しく見入ってしまいます。
神社へは石段を登り回り込むように歩いて行きます。小高い場所で景色が見渡せます。
「ああ、島から島へ渡ってきたなぁ~」と最高の気分でひとりで「ばんざ~い」です。
阿吽の狛犬さんに別れを告げて、次の船で姫路へ戻ることにいたしましょう。一日小雨模様でしたが、私の心は晴れ晴れとしたアイランドホッピングでした。
これはきっと病みつきになるかもしれませんね。さてお次はどこの島へホップステップジャンプ。
※「青春18きっぷ」春季用 利用期間は、2024年3月1日(金)から2024年4月10日(水)まで。
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