40歳を過ぎたら要注意!目の老化と目の病気のリスク
2024.12.02これが白内障なんだ
ただ今70歳、10数年前から「白内障予備軍ですよ」と言われていました。
10年間は、自覚症状もなく、そんなものなの? と思いつつ過ごしていました。
この数年前から何やら目の前がかすみ始めましたが、日常的にではありません。天候のせいか? 体調のせいか? 昨夜は夜更かしをしたためか? など、理由を探して自分をごまかしてやり過ごしていました。
目がかすむというのは、重大事件でもないけれどなんとも不愉快なものです。目をこすってみても解決しません。薬売り場で目薬を買っては試していましたが、改善することはありません。
眼科を受診するものの特別に薬を処方されることもなく「様子をみましょう」と言われるだけです。
思い切るチャンス
家の近くにあるクリニックに受診しました。笑顔で明るく、はっきり説明してくれる口調が頼もしい女医さんです。遺伝要素で目に対しておびえていたことを、簡単に解明してくれたことで信頼感が増しました。
「ああ、この先生なら手術をしてもらってもいいな」と心が決まりました。
白内障自体、それほど進んでもいなかったのですが、早く手術をすればそれだけ早く明るい世界が戻ってくるのだと、思い切りました。
いよいよ手術に向けての検査が始まりました。
目玉よ、がんばれ
点眼薬の麻酔で始まりました。
さていよいよ私の順番がやってきました。
えい、まな板の鯉だ。
目玉の下方部を切られるのがわかりました。ぶどうをナイフで突き刺す感覚、プチっと。
緊張感がマックス……ドキドキですから、思い切り深い深呼吸を意識しながら繰り返します。
水が流れて窓拭きをしている様子がわかります。クルクル窓の表面を中からお掃除中。左から右へ窓拭きです。キュッキュッと磨き上げる音さえする気がします。
お次は、切った場所がこじ開けられる感覚がしました。何やらこじ開けて固いものが入れられます。
ははぁ~、折りたたんだレンズだな。
むぎゅ、むぎゅ。
おお~、装着。
人造目玉、定位置に。
目からうろこ
翌日の朝、受診して大きな眼帯をとってもらいます。
おお~~、なんとクリアな世界。
葉っぱも一枚一枚はっきり、空も青い、西に向かう飛行機雲の先に銀に光る機影。
夜になり見上げた月がまん丸です。昨晩までは月が二つ重なっていましたからね。ひとつの月はどこへ行ったのでしょうか?
世界の物質一つ一つに「はじめまして」と、ご挨拶したい気持ちです。
ゴロゴロ、違和感……。なぁ~んにも感じません。快適な目玉生活満喫中です。
■もっと知りたい■
身近な人が白内障手術を終えたばかり…記事を読んで、なんとなくイメージしていた手術内容がリアルに感じられました。こわくないのですね(´▽`*)ホッとしました~izuming~