段差には注意が必要~

転んで、起きて、肋軟骨損傷

公開日:2023.05.14

段差で転ぶ

仕事場で上司と会話をした後、振り向きざまに出入り口の段差で、思いっきり派手に転びました。

もうすっ飛ぶというか、漫画チックに大きくダイビングしていました。その着地点には固い床が……。非情にも私の鼻を、受け止めてくれました。

数秒間、息もできず、現状を受け止めるだけで精いっぱい。起き上がることができません。

と、いうのも現在、校舎の改築準備期間で、職員室が今までのパソコン室だった部屋を使用しています。パソコン室は配線の都合上、教室の床が高くなっていて、出入り口に段差があります。

出入りのたびに注意はしていたにもかかわらず、やってしまいました。それもド派手な転び方です。

「大丈夫ですか?」と、声をかけられるも返事をすることもできません。

少しずつ手の先、足の先から動かしてみますが、自分がどのような姿でいるのかもわからず、それを受け止めるだけで精いっぱい。どうにか動かすと、足先はねじれている気もしながら、動かすと大丈夫のようです。

着地した鼻が激痛ですが、指先で触ると何とか現状維持の様子。やっと立ち上がってみると、右足首はねん挫の様子、少し引きずりながらですが歩けます。

骨折は免れるも…

全身アチコチに痛みがあり、痣がいたるところにできていながらも、何とか2日ほど過ごしました。

全身の痛みは筋肉痛と思い、我慢して過ごしました。が、気が付くと深い呼吸をしたり、咳、くしゃみをすると胸が痛みます。

外科を受診すると、「肋軟骨損傷」という旨の軟骨が痛んでいるようです。

骨折は免れるが…

医師の説明がわかりやすく、肋骨は固いが心臓や内臓を取り巻くあたりは、もし折れて刺さると死んでしまうので、曲げや圧力にも耐えることができる軟骨に囲まれているというのです。

その軟骨は、ポキッと折れることなくグニャンと曲がるようにできているそうです。人間の体はよくできているものだと、「ふ~ん。なるほど」とうなずきながら説明を聞きました。

肋軟骨損傷(ろくなんこつそんしょう)

時間薬とでもいうのでしょうか、飲み薬は必要ならと言うことでしたが、我慢できないほどでもないので処方していただかなくても大丈夫そうです、と帰宅しました。

しかし、夜休むときにお風呂に入ると、てきめんに痛みが増幅されるので毎晩シャワーで済ませています。また、ベッドに横になるとどこに体を向けてよいやら、体の置き所に二転、三転……痛みます。

たかが軟骨、されど軟骨です。あと少しの間、我慢の日々です。

この年齢になると、転んだだけで寝たきりになることもあるとは思っていました。注意しながら生活していても思わぬところに……です。

ジムに通ってなるべく筋肉を衰えさせないように暮らしていますが、やはり転んでしまうとダメージがありますね。

悪いことばかりではない

メールで連絡を取り合う友人が「陣中見舞い」と称して、おいしいケーキとお花を届けてくれました。ありがたいな~としみじみ思います。

悪いことばかりではない

胸に痛みを知り、人の心の温かさも知ることになりました。ありがたい経験と思います。以後、「段差注意の日々」にいたします。

■もっと知りたい■

富士山の見える町で暮らす元気なアラウンド70歳。半日仕事をし、午後はジムで軽く運動。好きなことは絵画を見ることと針仕事。旅先の町で買い求めた布でポーチやバッグを作っています。雨の土曜日は映画を観て、晴れた土曜日には尾根道を3時間ほど歩く。楽しいことが大好きです

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