
ゼロから英語が話せる!
飽き症さんでもOK!たった60日で英語が苦手な人でも英会話ができるようになると話題の「インド式英会話」をご存知ですか?無料体験セミナー実施中です!
公開日:2025年03月02日
50代以降も快適に!脳の不調との向き合い方#1
「イライラする」「物事がうまくいかない…」原因は、脳のコンディションのせいかもしれません。本記事では医師・平井麻依子さんがつづる『 「脳にいいこと」すべて試して1冊にまとめてみた 』から一部抜粋し、「脳」があなたの毎日に与える影響を解説します。
「最近、イライラすることが増えた」「なんとなく、昔に比べ仕事の処理能力が落ちた」「なんとなく毎日楽しくない……」。
こんな悩みを抱えていませんか? その理由は、あなたを怒らせる人のせいでも、仕事のやり方に問題があるせいでも、あなたが落ち込んでいるせいでもなく、ただ、「脳のコンディションが悪い」だけかもしれません。
脳のコンディションは、ストレスや加齢などで低下します。心理的にも物理的にもストレスを受けると脳は、「集中力の低下」「記憶力の低下」「認知機能の低下」「幸福度の低下」などを起こします。
特に、慢性的なストレスの影響を受けた脳は、ストレスに対する反応を抑制する「海馬」や、感情をコントロールする「前頭葉」が萎縮してしまうことも科学的に立証されています。
萎縮により海馬と前頭葉の機能が低下すると、怒りの感情に対してブレーキがかかりにくくなります。年を重ねるほどに怒りやすくなり、「暴走老人」といわれる人が目立ち出すのも、脳のコンディションの悪化が一因といえるでしょう。
加齢による前頭葉の萎縮が始まるのは40代からですが、若い人も決して他人事ではありません。
そもそも脳の大きさは、25~30歳がピークといわれ、何も対策を取らないままだと、年齢とともに毎年0.5~1%ずつ小さくなっていきます。
これを聞いて、「え? 時すでに遅し?」と思った人も多いのではないでしょうか? 前述の「老化によって、脳の機能が衰える」というのは、あくまで平均値の話です。
というのも、70歳以上になっても、20代や30代に匹敵する脳の働きを持つ人はたくさんいるからです。
そのカギとなってくるのが、「脳のコンディションを整え、いい状態を保つ」習慣です。
脳の衰えを食い止めながら、脳を活性化する習慣を続けていくと、日々のパフォーマンスが向上する上、認知症予防にも役立ちます。
私の本で紹介しているメソッドは、私自身が脳腫瘍の術後後遺症に立ち向かう中で、作り上げていったものです。
私は30代のときに脳腫瘍を患い、気分障害、集中力低下、頭痛といった術後の後遺症に悩まされていました。これは、みなさんがストレスや加齢で経験する、脳のコンディションの悪化を「早送りして体験」したような状態です。
しかし、科学的エビデンスに基づく「脳のコンディションを整える」方法を100個ほど集め、1年間続けたら、私の脳のパフォーマンスは病気の発症前よりも、よくなりました。
具体的に実感したのは次のようなことです。
健康な人でも、ちょっとした脳のコンディションの悪化で、不調に陥るケースは多々あります。「自分は大丈夫かな?」と心配な方は、自身の脳のコンディションや、不調のサインを知ることから始めてみてください。
次の10個の項目に、当てはまるものがいくつあるかチェックしてみましょう。
□仕事や勉強、家事など、やらなければいけないことをするのに以前よりも時間がかかる
□以前と比べ集中力が長続きしないと感じる
□暗証番号やパスワードなど、覚えているはずのものを思い出せないことがある
□忘れ物や細かいミスが増えた
□小さなことでイライラする、もしくはイライラが長引く
□身だしなみを整えるのが面倒で、外出の予定がなければ、日中部屋着を着ていることが多い
□週末や長期休暇の予定を考えてもあまりワクワクしない
□食堂やレストランのメニューを読んだり、選んだりすることが面倒で、いつも同じものを頼んでしまいがち
□人に何かを説明することが面倒くさく感じることがある
□眠りにつくのに30分以上かかる。もしくは、十分に寝たのに朝起きても疲労感がある
今のところ、注意すべき脳のコンディションの低下はありません。
脳のコンディションの低下のサインが見られます。深刻化する前に早めの対策を。
脳のコンディション低下のサインが鳴り響いています。せっかくのあなたの能力や実力が、十分に発揮できていない可能性が高いです。
いかがでしたか?今0個の人も、ちょっとしたタイミングでコンディションが低下することがあるので油断は禁物です。
また、複数の項目にあてはまった人も、諦めなくて大丈夫。今からでも「脳のコンディション」は簡単に整えられるのです。
次回の記事では、「脳のコンディション低下がもたらす不調と、その原因となるNG行動」を紹介していきます。
※本記事は、書籍『「脳にいいこと」すべて試して1冊にまとめてみた』(サンマーク出版)より一部抜粋して構成しています。
スイス在住/医師
ロンドン大学衛生熱帯医学大学院修了。 外資系コンサルティングファームで、日本、マレーシア、UAE、イギリス、スイスのオフィスにて勤務。医薬品医療機器分野のイノベーション戦略を担当。 患者中心の医療に関する出版物・講演多数。2023年、イギリス出張中に視野に異常をきたし緊急入院。その後、脳腫瘍と診断される。スイス・アメリカにて闘病生活を送る。1年で職場に復帰し、現在、自身の体験をもとに、ヨーロッパ最大の脳腫瘍に関わる非営利機関での活動をしている。
世界中の脳科学のエビデンスを自分の脳で実験。医師が実践する脳のコンディションを整える方法をまとめた一冊。
驚きの軽さ&使いやすさ!
1本で7つの効果ハルメクが厳選した選りすぐりの商品