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更新日:2023年02月28日 公開日:2021年02月25日
更年期と前向きに、上手に付き合うために
更年期とは、閉経を迎える前後5年間程度のことをいいます。心身に不調を感じやすい更年期には、どんな症状が現れるのでしょうか。当記事では、更年期サプリの効果や選び方、サプリメントと漢方・薬の違い、副作用について解説します。
更年期とは、一般的には閉経を迎える前後5年間程度の期間を指します。閉経が近づくとともに卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少します。それによりホルモンバランスが乱れ、体や心に不調が現れることも多いでしょう。更年期に現れる不調を「更年期症状」といい、日常の生活に支障を与えてしまうほど強い症状が出てしまうものを「更年期障害」といいます。
更年期に見られる症状には、どんなものがあるのでしょうか。代表的な更年期の症状をご紹介します。
突然体が熱くなる、汗が止まらない、顔が赤く紅潮するなど、ホットフラッシュと呼ばれるほてりやのぼせ、発汗などの症状が出ることもあります。
以前は気にならなかったことが気になってイライラする、すぐに腹が立ってしまう、怒りっぽいなど、感情のコントロールが上手にできないと感じられることがあります。
体が浮いたようにふらふらする、天井がぐるぐる回っているように見える、まっすぐに歩けないなど、めまいの症状が出る場合があります。
肩が重い、筋肉が硬くコチコチになる、首がだるくなるなど、首から肩、背中にかけてコリや違和感が現れることがあります。
頭の一部がガンガンと痛んだり、ズキズキと響く片頭痛が起こったり、頭が締め付けられるようになる緊張性頭痛が現れる可能性もあります。
更年期の症状緩和に用いられるサプリメントは、漢方や薬とどのような違いがあるのでしょうか。
サプリメントとは、栄養補助食品のことで、健康維持・促進を目的に使用されるものです。更年期症状においては、治療や改善ではなく、症状の緩和が期待されています。
中国が起源とされる「漢方医学」で使われる薬、漢方。植物や鉱物から抽出された有効成分は「生薬(しょうやく)」と呼ばれ、その組み合わせによってさまざまな症状の改善を目的とした漢方が作られます。漢方は、一つの症状に作用するのではなく、体全体の体質改善などを促して総合的に症状にアプローチをするのが特徴です。
薬とは、病院などで出される医薬品のことを指し、疾病や疾患の治療に使われるます。症状にピンポイントに作用して、速やかに治療することが目的なので、薬の強い力が体に及ぼす影響も小さくはないでしょう。
更年期障害の治療には、ホルモン補充療法などいくつかの方法がありますが、症状の緩和にサプリメントを服用する人もいます。サプリメントを飲むことで、女性ホルモンの働きを助ける成分を補うことが期待できるのです。
更年期向けのサプリメントに含まれる成分の中でも、どのようなものが更年期症状の緩和に効果があるのでしょうか。ここからは、更年期サプリメントに含まれる有効成分とサプリメントの選び方を紹介します。
エクオールは、女性ホルモンの一つであるエストロゲンと似た働きをする成分です。閉経前後、過剰になったり不足したりするエストロゲンを整える効果があるとされています。特に、ホットフラッシュによるほてりや、血行不良に伴う肩こりなどの更年期症状に作用するといわれています。
イソフラボンとは、ポリフェノールの仲間で、体内で女性ホルモンと似た働きをするといわれています。大豆などの豆製品に多く含まれているため摂取しやすく、以前より更年期障害の緩和に用いられてきました。また、イソフラボンはカルシウムの溶出を防ぐとされており、骨粗しょう症予防にも効果があるといわれています。
ローヤルゼリーは、エストロゲンをはじめ、アミノ酸やビタミン、ミネラルなど40種類以上の有効成分を含んでいるといわれています。特に、人の細胞や酵素などを作り出すアミノ酸において、ローヤルゼリーには9種類の必須アミノ酸、その他15種類のアミノ酸が含まれています。そのため、女性ホルモンの働きを助けるだけではなく、体質を改善する作用が期待できるでしょう。
レッドクローバーは、ヨーロッパで利用されてきた薬用ハーブの一種です。エストロゲンに似た働きを持つ成分が含まれているとされ、更年期症状の緩和が期待できるといわれてます。また、レッドクローバーの抗炎症・鎮静作用が風邪や咳などの予防をサポートするとして、ハーブティーとしても飲用されているようです。
サプリメントは栄養補助食品なので、大きな副作用は少ないとされていますが、体質や体調によってはマイナスの反応が起きる可能性もあります。また、近年はサプリメントをたくさん服用することにより、腎臓や肝臓の機能が悪くなったり思わぬ副作用が出ることがあります。使用中に違和感や体調不良を感じたら、すぐに使用をやめ、医療機関を受診しましょう。
ドラッグストアや通信販売で買える市販の更年期サプリメントには、どんなものがあるのでしょうか? ここでは、ハルメクWEB編集部がおすすめの更年期サプリメントをご紹介します。
ホットフラッシュの改善をサポートすると注目の成分「エクオール」が入ったサプリメントです。1日約10mgの摂取が望ましいといわれている「エクオール」は、このサプリを4粒飲むことで楽に摂取できます。ほてりやのぼせを抑えるだけでなく、肩こりや背中などの筋肉の張りも和らげるといわれています。
13種類の生薬とビタミン類、カルシウムなどを配合。血の巡りを改善し体を温めることで、女性ホルモンと自律神経のバランスを整えるサポートをしてくれます。発売から100年以上愛されているベストセラー商品です。
血の巡りを改善して体を温める「四物湯(しもつとう)」と、代謝や自律神経を整える「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」の2つを組み合わせた「連珠飲(れんじゅいん)」に由来したサプリメントです。 ほてりやのぼせ、冷え性、原因のわからない未病にも効果があると謳われています。
鎮痛作用のあるエンゴサクや、鎮静効果のあるカノコソウなど、19種類の生薬と8種のビタミンが配合されたサプリメントです。更年期に伴うイライラや肩こりなどの不快な症状の改善が期待できます。フィルムコート錠なので、生薬のにおいが苦手な人でも楽に飲むことができます。
のぼせや手足の冷えからくる月経の痛みにも作用してくれるサプリメントです。 中国の古典医書「金匱要略(きんきようりゃく)」の婦人妊娠病編に収載されている薬方「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」が錠剤で飲めます。
更年期がつらい場合、まず医療機関に相談することが第一選択です。
そこに加え、症状緩和のために、サプリメントの摂取だけではなく、食事や軽めの運動、睡眠時間の確保など、生活習慣の改善も一緒に行ってもよいでしょう。中でも、食生活においては、女性ホルモンと似た働きをするエストロゲンが多く取れる大豆製品を積極的にとったり、バランスのよい食事を心掛けることが重要です。
当記事では、更年期の症状緩和に役立つサプリメントについてご紹介しました。更年期の症状の現れ方は人それぞれです。気になる点はかかりつけ医に相談し、自分に合ったケア方法やサプリメントを見つけて、楽しく快適な毎日を過ごしましょう。
つづきレディスクリニック院長 吉岡 範人
1978年生まれ。千葉県出身。2005年、聖マリアンナ医科大学大学院を卒業。同大学初期臨床研修センター、産婦人科に入局。16年間の医局勤務中、約2年間にわたりカナダ・バンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学へ留学。がんの研究に従事。2019年に事業を引き継ぐ形でつづきレディースクリニックの院長に就任。その後、自らの発案で訪問医療を新たにスタートさせるなど、枠に捉われない多角的な医療サービスを促進。大きな注目を集めている。
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