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- 6回目のコンテンツは―最年長講師に学ぶ!英会話―
講師は70代の日高由記さん。46歳から英語学習に取り組み、50代で英会話講師になったという経歴が、「英語の勉強に遅すぎることはない」と実証してくれているようです。海外旅行で役立つフレーズ4回シリーズでの紹介です。
私も実感―勉強に遅すぎることはないー
日高由記さんは1950年生まれ、私と同い年です。20年以上の専業主婦を経て、46歳で本格的な英語の学習を開始しました。51歳で英検1級、53歳で全国通訳案内士の資格を取得し、それ以来今日まで英語を活かした仕事を続けてきたそうです。
私が英語学習を始めたのは52歳。長女が夫の転職に同行したアメリカで初めての出産をすることになったのがきっかけです。「お母さん、出産の時には手伝いに来てね」と、娘はそっと「駅前留学」のパンフレット置いていきました。
「お母さん、妊活に入るからそろそろ英語の勉強をしといてね。そして、出産前後には手伝いに来てね」と、娘から電話が掛かってきたのは渡米から2年後のこと。娘のためにどうしても英語を話せるようにならなければ。やむにやまれぬ必要性から私はパンフレットを頼りに、「駅前留学」の教室を訪ねました。
まず初めにレベルチェックがありました。ネイティブの先生と1対1で向き合い質問に答えていきます。その結果を日本人スタッフが説明します。
「harumatiさん、すごいですね。1番低いレベルではなかったですよ。初めての人は、ネイティブの先生と1対1になるだけでしどろもどろになり、大抵一番低いレベルからになるのですよ」と。
中・高校ともちろん英語の授業は受けてきました。でも高校での授業はいわゆる受験英語。しかもかなり高いレベルだったので落ちこぼれっぱなし。
それ以降、短大では国語専攻、英語を必要としない仕事と34年間全くと言って良いほど英語には関わらずに過ごしてきた私でしたが、しどろもどろにならずに済んだのは娘のポーランド人の夫を通して白人の顔を見慣れていたからでしょうか。
そんな私が娘の出産の手伝いをしたい一心で始めた英会話にハマり、63歳にして初めて英検に挑戦! 2級に合格したのです。
シリーズでの学習と実体験を比べて
「妊娠したよ」メールが届いたのは、「駅前留学」に通い始めて約1年後。フルタイムの仕事をしながら家事をこなす生活では土曜日毎に2レッスンを受けるのが精一杯でしたが、続けている内にレベルは3段階上がって「日常会話ができる」とされるレベルに達していました。
そこで、2004年8月末、スムーズに手伝いができるように、下見とも言える単独でのアメリカ行きを決行しました。娘と一緒に、生まれてくる初孫の名前を考えたり、普段行っているマーケットでの買い物の仕方を教わったり、時には1人でショッピングモールへ洋服を買いに行ったり。
“Hi.Can I help you?”ショッピングモールへ行くとあちこちからこんな声が掛かります。娘夫妻に言わせると「本気で聞いているのではない」との事。
事実私がカシミアの綺麗な空色のセーターを見つけたもののサイズを決めかねたので、“Can I try them on?”と聞いてフィッティングルームに入って着てみました。
着てみても相談相手無しには決心がつきません。そこで、“Excuse me. Which size do you think would fit me?”その答は、“That's up to you to decide.”(それはあなたが決めることでしょ)。
日本人的には「エーッ」ではないですか?「お手伝いしましょうかって言ってくれたのに」と、つくづく文化の違いを感じた出来事でした。
ちなみにオーストラリアのモールで買い物をした時には、“This dress is more elegant and suits your style well.”と、強く薦めてくれました。お国柄ですね。
4回のシリーズから英会話に不可欠な表現
いきなり第3回:ショッピング編に関わって書きましたが、その他に第1回:レストラン編、第2回:ホテルフロント編、第4回:街中で現地の人と話すとき、のテーマがあります。その中から、実際の海外での会話によく使ってきたな、覚えておくと便利だなと思う表現を、まとめてみました。
定年退職をしてからは、地域の英会話サークルで自由に会話を楽しんでいました。そこでの仲間の多くが英検2級を持っていることを知り、遅ればせながらチャレンジ。会場では最高齢の受験者でした。続けて準1級をと準備を始めたところで脳出血に倒れ、これまで積み重ねてきた英語が一瞬にして飛んでしまいました。
今回の記事は、そんな過去を取り戻す良い機会となりました。
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