- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 人生の転機
- 感謝できる幸せ
2024年1月25日、尿管に居座った結石除去の最後の手段、「経尿道的結石除去術」による手術をしました。手術は成功して腎臓にもあった結石までも全部取れました。が、その後に襲った激しい尿漏れ地獄。救ってくれたのは……!
右半身麻痺が堪えました
杖をついて歩くのがやっとの私には、「付き添い無しの入院」は厳しいものでした。ベッドに腰掛けて看護師さんから手術前後の注意を聞くにも、背もたれがない状態で座位を保つのはかなり疲れます。
1)3時間前には食べ物に加え水も口にしてはいけない。2)30分前には排尿を済ませておく。3)手術室から連絡が来たら、手術着に着替え、深部静脈血栓症を予防するための弾性ストッキングを着用するetc.
時間通りに行動するのも苦手なことの一つです。幸か不幸か3回目の入院でトイレの場所や仕組みが分かっていたので、多めに時間を見て準備を進めることができました。
3)からは、看護師さんが「弾圧ストッキング」と「手術着」を持ってきて、手伝ってくれました。手術室から呼び出しがあり、ベッドのまま移動です。何番の手術室かを病棟の看護師さんが受付で確かめて入室。そこには男性医師3人と麻酔科の女性医師1人、看護師さん1人が待機していました。
「老いの成長」なのか少しもドキドキすることなく、枕元で私の様子を見守っていた麻酔科の先生に「今どんなことをしていますか?」「まだ準備中ですね」「今は?」「もう中盤に入りましたよ」等と、冷静に尋ねていました。
年配の先生が枕元まで「腎臓にも石があったのでそれも取りますね」と説明しに来て下さったので「手術前にステントは抜いたのですか?」「その通り!」「終わったら念のためもう一度入れます」―私は、自分の状態を把握しておくのが好きなのです。
楽しいことを噛み締めて苦しみを乗り越える
子ども達が三人三様のやり方で私を元気づけてくれたことを何度も噛み締めながら、術後に私を襲った尿漏れによる気分の落ち込みを乗り越えました。息子が焼いてくれたパウンドケーキ・次女が送ってくれた黄色いブーケ・長女から届いた孫娘のカラオケに続く大学一年生の孫のダンスコンペティションの動画。
孫が構成や衣装、小道具も全部考えたとのこと。そう言えば彼は、年末に誘ったカラオケにも行かずPCに向かって何やら考えていたっけ。ログハウスに行った時には「おじいちゃんロープない?」と聞いて、アトリエからロープを出してリュックに詰めていたっけ。
幼い頃から物を創るのが大好きで、小学生になるとレゴで大きな作品を創ったり、友達と「ORIGAMI」の研究をし合ったり、高校生になると3Dプリンターで母親が頼んだ台所用品を作ったりしていました。
幼い頃からリズム感が良く、音楽が聞こえるとすぐに腰をふりふり踊り出していました。なかなかのエンタテーナーでもあり、妹の誕生日には妹の友達を前に手品やパントマイムをしたりもしていました。
生まれ育ったボストンから東京に引越して来るとすぐに新しい環境に馴染み、得意なことを活かして生き生きと活動する様子は、私を喜びで満たしてくれました。
全ての根源は7年前の「脳出血」
半年以上にわたる結石との戦いが終わりました。今回の経験から分かったことは、結石ができやすいのは「脳出血」後遺症の右半身麻痺で動きが少ないことが一因、手術後のひどい尿漏れも「脳出血」でやられた自律神経麻痺に起因していること。
老いと共に増して行くであろう右半身麻痺のしんどさを受け入れながら、美しいこと・楽しいこと・幸せなこと見つけ名人へと「老いの成長」の方向性が見えてきました。
■もっと知りたい■
-
子に遺すべき資産は?
「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは -
突然の我慢できない尿意
実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って? -
個人情報管理できてる?
銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が… -
お金の管理が簡単に!
三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です! -
認知症セルフチェック
「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
50代から1日1分脳トレ
認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって?