―初春や 悲喜交々の 去年(こぞ)乗せて―

家族の絆は23年の歳月を飛び越えて

公開日:2024.01.12

2024年元旦早々大変なことが起こってしまいました。能登半島地震。被災状況の全容が分からないままに多くの方々が避難所生活を強いられています。1日も早く日常生活に戻れることを願いつつ、23年振りに叶った我が家の年末年始について書いています。

三重県のログハウスで待ち合わせ

ボストンを引き上げ東京世田谷に当面の住居を定めた長女家族。引越しの後ボストンに戻って仕事を続けていたson in lawの東京への赴任が1月9日と正式決定し、12月18日に家族の元にやって来ました。

アメリカの家庭の多くがそうであるように室内で小型犬を飼っている長女家族。「犬も一緒だからレンターカーで、12月27日にログハウスまで直行するね」と連絡が入ったので、私たちは1日前にログハウスへ行き、4人+1匹が快適に過ごせるように準備をしました。

Son in lawがログハウスを訪れるのは実に6年振り。「毎年来ていたような気がするなあ」と豚しゃぶを食べながら(アメリカには薄切り肉はなく、新鮮野菜も手に入りにくい)話が弾みます。毎年、長いアメリカの夏休みには必ず来ていた孫たちも、日本の冬は初めて。

冬ならではの体験をと、親戚の人が社長を務める「定置網漁」の会社にお願いして中型漁船に同乗させてもらうことにしました。コロナ禍以前私たちの生活の柱の一つであった「大学生の漁業体験コーディネーター」のボランティア活動に協力してもらっていた会社でもあります。

三重県のログハウスで待ち合わせ

夜明け前に出港して日の出を見ながら沖合に出かけ、仕掛けてある定置網を引き上げる――貴重な体験になりました。その日は義姉たちが用意してくれた冬の海産物満載の夕食をご馳走になり、大満足でログハウスを後にしました。

日本文化「カラオケ」を楽しむ♪

日本に飢えていた長女は、日本の食、文化に貪欲です。自宅に戻ってきた大晦日前日は、「カラオケ」に行くことを提案。家でしたいことがあると言う息子・孫息子とワンチャンを自宅に残して、私たち夫婦も2年半振りに一緒に行くことにしました。

14歳~73歳までの家族で、Kポップから演歌まで、最近とみにおいしくなったと評判のカラオケ店のランチを食べながら、大いに歌いました。

日本文化「カラオケ」を楽しむ♪

帰宅後は、お世話になった「定置網漁」の漁労長さんから(お世話になったにもかかわらず!!)「今日取れた中で一番おいしいんじゃじょ」と頂いてきた「きつね」(キツネガツオ)を夫が捌くのをson in lawと孫たちが熱心に見学。

日本文化「カラオケ」を楽しむ♪

7人では食べきれない程の量だったので、息子と孫息子がご近所にお裾分け。お礼にと手作りのブランデー仕立ての梅酒を頂いてきて、この日の夕食がより豪華なものになりました。

大晦日と元旦、23年前と同じ無礼講

大晦日と元旦、23年前と同じ無礼講

大晦日、思い思いに過ごし、夕方に夫と息子が「ケンタッキーお正月セット」を買いに行きました。30年来変わらない我が家の無礼講に欠かせないアイテムです。例年通り「紅白歌合戦」を見ながら思い思いの飲み物とおつまみと共に頂き、12時前に年越しそばを食べて2023年の〆。

大晦日と元旦、23年前と同じ無礼講

元旦、「ハルメク」のお節を頂いた後は、近くの神社に初詣(私とワンチャンはちょっと無理)。そしてその後は昔と同じように景品を賭けてのゲーム大会です。一人1つずつ提案した7種類のゲームを延々と続けます。昔のゲームリーダーは、二人の娘だったけれど、今年は14歳の孫娘。

大晦日と元旦、23年前と同じ無礼講

大晦日と元旦、23年前と同じ無礼講

デジタル機器も上手に使って、いっぱい遊んでもらった2024年の元旦でした。

■もっと知りたい■

harumati

45歳~66歳までC型肝炎と共生。2016年奇蹟とも思える完治から、今度は脳出血に襲われ右半身麻痺の大きな後遺症が残り身体障害者に。同居する息子と夫に家事を任せての暮らしにピリオドを打ち、2021年11月「介護付き有料老人ホーム」に夫と入居。「小さな暮らし」で「豊かな生活」を創り出そうと模索中です。

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

注目企画